自分の思念と感情と都合にしか関心を持てない人は、他人のそれらを知ることがないし、知ろうともしない。よって他人の利害や苦楽には疎くなるしかないわけで、「空気が読めない」人間になる可能性が極めて高い。こういう人は、感情や利害のレベルにおいて「手鏡で自分だけチェックし続けている人」なわけで、他人のステータスや動向に関心を持たず、だからいつになっても空気が読めない。否、そもそも彼らは空気を読もうとしてないし、空気に興味すら持っていない。 逆に言えば、空気が読めない人間を発見した場合、その人が「自分自身にしか興味の無い人」である可能性を疑っておいたほうがよさげだ。他の人間の利害や感情を参照し考慮することなく、自分自身の思念と感情と都合だけを一心不乱に眺め続けていて空気が読めない人は、相手の都合や利害を計算に入れずに動くことが多かろうし、だからこそ付き合いにくい相手だろう。空気が読めない人間(のように