1970年代後半から80年代にかけてアメリカでその源流が発生し、日本でも90年代頃からメジャーヒットソングにもそのエッセンスが使われるようになった「HOUSE(ハウス)」という音楽のジャンル。基本的に“4つ打ち”で構成され、古くはディスコ、現在ではクラブミュージックとして何十年にも渡り絶大な人気を保ち続けています。現在では「ハード・ハウス」、「プログレッシブ・ハウス」、「ディープ・ハウス」などとジャンルが細分化されており、ひとつの音楽文化・ジャンルとして完全に成熟しているといっていいでしょう。 しかしこの、音楽としての「ハウス」という言葉、日本ではとにかく馴染みが薄いのです。誰もが一度はハウスミュージックを聴いているはずなのに、知らない人が多い…。CDショップに行くと、ハウスミュージックは「DANCE」や「CLUB」と記された棚で売られ、メディアでは「新曲はハウスミュージック」とは言われず