なお、劣モジュラー性についてさらに知りたい方は、チュートリアル[3]が参考になります。 昨年のNIPSでの動向 それでは、昨年のNIPSでの動向を見てみましょう。 Bach[4]は、L∞ノルムが劣モジュラー関数のロヴァース拡張から導出できることを示すことにより, 劣モジュラー性とスパース性との関係を示しました。さらに, この洞察から教師あり学習で用いることができる新しい3つのノルムを提案しました。また、勾配法や近接法が劣モジュラー関数最適化に使えることを示し, 実験によりL1,とL2ノルムを用いるより精度が良いことを示しました。 Stobbe and Krause[5]は、劣モジュラー関数を凹関数の和として分解できる新しいクラス(decomposable submodular function)を定義し, カット問題, マルコフ確率場の最適化, 集合被覆問題などがその新しいクラスの最小化問
SIAM Journal on Imaging Sciences (SIIMS) covers all areas of imaging sciences, broadly interpreted. It includes image formation, image processing, image analysis, image interpretation and understanding, computer graphics and visualization, imaging-related machine learning, and inverse problems in imaging; leading to applications to diverse areas in science, medicine, engineering, and other fields.
(CNN) インド北東部アルナチャルプラデシュ州でこのほど、これまで記録されていなかった未知の言語の存在が明らかになった。現地で調査した言語学者らによると、この言語は使用者がわずか800人で、消滅の危機に直面している。 言語学者のチームはナショナルジオグラフィック協会が支援する少数文化、言語研究の一環で、多くの言語が混在する同州を訪れていた。州内の一部地域で使われる「アカ」「ミジ」という2つの言語を記録しようと現地の民家を訪ね歩くなかで、発音や音の組み合わせがまったく異なる「コロ」という言語があることに気づいたという。例えば、豚はアカ語で「ヴォ」、コロ語では「レレ」のように呼ばれる。チームを率いる米スワースモア大学のデービッド・ハリソン准教授は「アカ語とコロ語の響きには、英語と日本語ほどの大きな違いがある」と指摘する。 ハリソン氏によると、コロ語は東アジアから中央、東南、南アジアにかけて
Contax T2 @Sterling Hall of Medicine, Yale University この間の「人を育てるラボの特徴」というエントリについて、ブクマコメントで頂いたこと、 >大学院教育において、どうなったら「人が育った」と評価できるのか、その基準も合わせて教えていただけると嬉しいかも。「研究を進めるための実務的な能力」が身についたということでO.K.?(pollyannaさん) について少し考えてみたいと思う。 これって「大学院教育って(受け手側からすると)何のためにあるのか」という極めて重要な課題そのもの。深遠かどうかはこのエントリの後で考えて頂くとしても、大事なテーマであることは間違いない。 で、ここでは日本の大学院と米国の大学院をちょっと分けて考えてみたい。前エントリにも少し書きましたが、私個人として、某旧帝大と某Ivy schoolの間で、ラボがどうというより
乳がんで乳房を切除した患者のため、九州大や大阪大などは本人の幹細胞を使って乳房を再生させる治験に乗り出す方針を決めた。2011年春に複数の国立大や医療機関などによる研究組織を設立し、12年3月までに治験を開始する計画。より自然な乳房を回復する取り組みで、健康保険が適用される医療として定着を目指す考えだ。 幹細胞を使う乳房再建は、これまで九州大と九州中央病院(福岡市)で臨床研究を行ったほか、横浜市の民間クリニックなど一部で実施されているが、治験としては初めてとなる。 現在は、シリコーンや本人の脂肪の移植が主流。しかしシリコーンには感染症の危険性、脂肪は体内に吸収され効果が持続しないなどの欠点がある。また健康保険も適用されない。 一方、幹細胞は体を作る大もとの細胞で、特定の細胞に変化したり自分をコピーしたりできる。九州大などの再建法は、本人の腹部から200〜400ミリ・リットル前後の脂肪を採取
ふと、次の匿名ブログが目にとまった。 ダメ修士課程学生の研究テーマ決定 この院生さん、論文の「新規性」にハマっているようである。 論文の新規性という言葉がわからない。意味はわかる、他の人の真似をしたんじゃだめだということだろう。じゃあどうすればいいのか皆目見当も付かない。 これに関連する話を、先日の4回生ゼミで(やはり同じような「何をやっていいのかわからない」対策として)話をしたので、彼の院生さんには今さらのことかもしれないが、ちょっとここで再録しておきたい。 学術論文における新規性とかオリジナリティとかについて、その辞書的な意味にとらわれて“これまでまったく存在していなかった説を他に依存せずに創造する”みたいに捉える学生がいるが、それはまったくの誤りである。学術論文においては、その存在意義や新規性などはすべて他人の口から語られなければならない。 ある領域についての先行研究を調査することに
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