こんな人材が日本にも欲しかった。オードリー・タン。2020年に全世界を襲った新型コロナウイルスの封じ込めに成功した台湾。その中心的な役割を担い、世界のメディアがいま、最も注目するデジタルテクノロジー界の異才が、コロナ対策成功の秘密、デジタルと民主主義、デジタルと教育、AIとイノベーション、そして日本へのメッセージを語る。本連載はオードリー・タン著『オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る』(プレジデント社)の一部を抜粋し、再編集したものです。 AIは人間社会をよりよくするために使うもの 人間社会を良くする「補助的知能」としてAIを活用する ハッカソンという取り組みは、台湾以外の国々との間でも行っています。 たとえば、私たちは2020年の5月5日から18日にかけて「米台防疫ハッカソン(Cohack)」を行いました。7つの国(台湾、日本、アメリカ、イギリス、ドイツ、カナダ、ハンガリー)から
Author藤原 悠子(シニアクリエイティブディレクター) ロフトワーク台湾在籍。アジア市場と日本のクリエイターを繋げるビジョンに可能性を感じ、2015年ロフトワーク台湾設立直後に入社。台湾企業のWebサイト開発、製品コンセプト開発などのプロジェクトに携わる。台北のクリエイティブ・パーク華山1914で、国境や専門領域を超えたコラボレーションの促進をテーマにしたイベント「Creative Impact in Asia」を企画し、アジアの才能あるアーティストとビジネスを台湾のローカル市場に繋げる。 クリエイターや企業が、領域や“コンフォートゾーン”を越えて化学反応を起こすことに関心をもつ。台湾で一番好きな食べ物は、割包(豚角煮の肉まん)。 2015年にロフトワーク台湾の立ち上げメンバーとして参画した時、「なぜ台湾で働こうと思ったの?」とよく聞かれた。特に台湾や中国語に縁がある訳でもなく、これか
台湾の「青銀共創」と言う取り組みをご存じでしょうか? 台湾では「青銀共創」という試みが盛んです。若者(青)と高齢者(銀)がお互いに学びあって、共同でイノベーションを起こそうというわけです。高齢者は若者からデジタル社会とどう接したらいいかを学び、若者は高齢者から知恵や経験を学びます。互いにわからないことがあるからこそ、そこにイノベーションが起こるのです(台湾IT担当大臣オードリー・タン氏インタビュー 「プレジデント」2020.10.16号より抜粋)。この「互いにわからないことがある」ことを認めるところからスタートしていることが素敵ですね。私の好きな「7つの習慣」で言われている「違いを尊重することがシナジーの本質である」を実践されているなと感じます。 マーケティングで最も大切な考えは「顧客中心」です。「自社が課題を解決する顧客は誰なのか?」がマーケティングの最初の質問です。どの会社でもマーケテ
迅速な対策と手腕で世界の注目を集めたタン I-Hwa Cheng-The New York Times-Redux/Aflo <コロナ対策で高く評価される台湾。マスク供給システムは、わずか3日で開発・実施された。なぜそんなことが可能なのか。台湾ITを牽引するオードリー・タン(唐鳳)とは何者か。本誌「台湾の力量」特集より> 国内でマスクが不足するのは不可避だ──2月3日、新型コロナウイルスの感染が拡大し始めた台湾で政府がマスクを買い上げ、実名制(本人確認)で販売することが決定された。実施までわずか3日。この状況下で見事な手腕を発揮し、世界の注目を集めたのがデジタル担当相の唐鳳(タン・フォン、オードリー・タン)だ。 実施の2月6日までに、タンとシビックハッカー(協力者の市民エンジニア)らは全6000カ所以上の販売拠点でのマスクの在庫が3分ごとに自動更新されるマップを開発。公平に行き渡らせようと
原則漢民族であり、そのルーツを辿ると華夏族も含む古代中国(周から春秋戦国時代)の中原や中国東北部の王族の末裔であることが多い。 歴史上、異民族の過酷な支配と戦乱から逃れるため中原から南へと移動、定住を繰り返していった。移住先では先住者から見て“よそ者”であるため、客家と呼ばれ、先住者との軋轢も多かった。この争いを土客械闘という。 中国内の移動・定着の歴史は、およそ6段階に分類され、最初が秦の時代辺りから江西地帯への入植、第2段階が後漢の黄巾の乱から西晋の永嘉の乱にかけて黄河流域の中原や華北の北方住人が長江以南に避難。第3段階が唐末の黄巣の乱に江西、福建、広東の奥地に南下。第4段階として南宋末期の元軍の侵攻により広東に拡がり、第5段階では、清の時代の領土拡大に伴い、西は四川省、東は台湾に展開、そして最後の段階として、海南島まで南下した。ほとんどの家に古代からの族譜があり、祖先信仰が強く、風習
写真と気ままな日々と(パートⅡ)定年後に写真にはまってしまって、毎日のように何かしら撮影しています。 旅行やゴルフは勿論のこと近くの散歩にもカメラは手放せません。 そんな気ままな日々を写真で綴ります。 今日はリフォームの仕上げで・・・・居間に待望のエアコンが設置できて、大物家具の移動とともに大掃除をしてくれました。これからは自分達で生活パターンを取り戻すことになりますが・・・・疲れてしまっていて何時までかかることでしょうか? さて今日の写真は台湾旅行の13回目で、6/1の高雄での観光のつづきで・・・・最大の観光スポット蓮池譚散策の後半です。 春秋閣の目の前には大変立派な「啓明堂」という寺院がありました。ネオンサインで日付が表示されたところでパチリ。武聖関公と文聖孔子を主神とするこの地区では最大の廟です。 若い女性が熱心に参拝している様子がいかにも台湾らしいと感じます。 あちこちに睡蓮の花も
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