綿(コットン)といえば、私たちの衣類の中で最も身近な素材と言っても過言ではありません。 世界の繊維生産量の約26%を占めている繊維でもある(2017年度)綿は、Tシャツ・スウェット・小物(バッグや帽子)など、利用されるアイテム例を挙げれば枚挙にいとまがありません。 そんな身近な素材である綿について、その特徴やメリット・デメリットなどをご紹介します。 今では当たり前のように使われている「綿(コットン)」とは、一般的にアオイ科ワタ属の植物から取れる「ワタ」からできる木綿(もめん)を指します。 「ワタ」の木の実を守る役割を持つ、白いフワフワとした「種子毛(しゅしもう)」が綿(コットン)になります。 この「種子毛」が白い花のように見えることから「綿花(めんか)」と呼ばれるようになりました(「コットンボール」とも呼ばれます)。 「ワタ」の木の実が膨らみ、はじけることで中からフカフカの綿毛が出現(「綿