福岡市が市のPRを目的に設けた仮想行政区「カワイイ区」の特別住民票の発送業務を、RKB毎日放送(福岡市)が、業者の公募や市との契約を経ずに請け負っていた。高島宗一郎市長は4日、事業の進め方について不透明さを認めた。RKBは9月中旬で発送の受け付けを取りやめた。 カワイイ区は8月29日にスタート。アイドルグループ「AKB48」の篠田麻里子さん(26)が「区長」を務め、インターネットで誰でも「区民」に無料登録できる仮想の行政区だ。 10月1日現在、区民は約3万8千人。1枚300円で特別住民票が発行でき、市役所のほか、郵送でも受け取れるようにした。 市はカワイイ区の専用サイトの構築や広報事業などを大手広告会社の電通に987万円で委託。一方、特別住民票の発送は、市が希望業者の公募もせずにRKBが担当していた。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログ