出勤の不安定さとその対策 働くママと一緒に仕事をする際に、まず頭に入れて置くべき点がある。 それは、出勤が不安定ということだ。 子供は常に体調を崩すと覚悟した 私自身には子供がいない。 なので、子供があんなにも熱を出すとは知らなかった。 子供が体調を崩す理由は山ほどある。 インフルエンザに食中毒。季節の変わり目。 溶連菌という言葉はこの時初めて聞いた。 メンバー2人ともが突然休み、一人でぽつんと呆然と始業時間を迎えたこともある。 対策は、スマホで この問題には対応方法があった。 メンバーが私たち3人のLINEのグループを作ってくれたのだ。 子供の具合が悪くなると、休日でも夜でもその段階で「長男、発熱中」などとLINEに書き込んでくれた。 朝になって突然子供の具合が悪くなったときは、朝の5時や6時の早い時点でそのことを知らせてくれた。 出社の状況が早い段階で分かると、仕事の調整が余裕を持って
僕の専門は「人材開発」です。そのような研究分野で仕事をしていますと、「人材育成に関するさまざまな嘆き節」を耳にする事があります。 たとえば、もっとも耳にする嘆き節といえば、これです。 「昔はきちんとOJTが機能していたのに、最近、それが機能しなくなってきたよねー」 この台詞、皆さんも、きっと、これまで、様々な場所で、耳にしたことがあるのではないでしょうか。 経験的には、上記の「OJT機能不全の嘆き節」は、主に、人材育成の担当者の方、ラインのマネジャーの方から発せられることが多いような気がします。 しかし、それが「なぜか」は、あまり語られることがありません。 今日は、この問題について、先行研究を踏まえながら、考えてみましょう。 ちなみに、ここでいうOJTとは「上司・先輩と新人・若手のあいだの垂直的な発達支援関係」と定義します。 ▼ 結論を一言でいうと、日本の企業におけるOJTとは、 「OJT
先日、慶応義塾大学で開催された情報処理学会全国大会のトリのビッグイベントであるIPSJ-ONE2016で登壇してきました。 IPSJ-ONEとは、 IPSJ-ONEは、時流に乗る日本の若手トップ研究者19名によるライトニングトーク形式の登壇を俯瞰することで、 今後の情報社会に向けての研究動向を広く一般の人々に発信するために企画されました。 今、最先端研究を知ることは、ビジネスや学生の進路決定、メディア戦略などに繋がります。 「IPSJ-ONE」では、そうした最先端研究を一流の研究者による平易な解説で聞くことができます。 情報処理学会では、現在39分野の研究会にて各分野の専門家たちが日々議論を深めています。 今回も昨年に引き続き、各研究会による推薦、IPSJ-ONE企画・実施委員会による審査により、分野を超えたインパクトを有する19名の気鋭の研究者を招待いたしました。 それぞれ約5分の持ち時
大学職員の専門性に関する議論では、誰でもできることではなく専門性を身に付けましょうといった言説を目にします。大学職員は誰でもできる仕事です。これは恐らく間違いないでしょう。正確に言えば「誰でも」とは「一定程度の能力を持った者なら誰でも」であり、それを判定するのが採用試験等であると考えています。 「誰でもできる」ということはネガティブに捉えられがちですが、世の中には「誰でもできる仕事」以外の仕事とは案外少ないのではないかと思います。ある程度経験やトレーニングを積んだらできるようになる仕事が大半であり、スタートの時期と経験年数と多少の運・能力によりある程度ならばどうとでもなります。だからこそ、大学新卒者の大半が就職できているのでしょう。誰であれ対応でき消費者は一定のサービスを享受できるというのは、日本人の基礎学力の高さ等も相まって、すばらしいことだと感じています。 国立大学法人職員は旧来の国家
2015年12月14日、情シス同士が本音で語り合えるリアルイベント「俺たちの情シス」の第5回が開催されました。今回は「コミュニケーションの壁、こうして解決した!」をテーマに、初の全員参加型グループワークを実施。元情シスの筆者(会社員時代に会計システムを担当していました)も、昔を思い出しながら参加しました。今回は、そのグループワークの様子をリポートします。 進行はヒューマン・スキル研修のプロ、岩淺こまきさん この日のファシリテーターは、現在「プロマネ1年生の教科書」を連載中の岩淺こまきさん。普段はIT業界を中心に、ヒューマン・スキル研修を行っている岩淺さんは、元気で明るい表情と声が印象的でした。 ワークは、参加者全員が5~6人ずつの6チームに分かれて行いました。始めに自己紹介がてら「自分が大事に思っていることを表す漢字」を発表し合い、アイスブレイクです。筆者のチームでは「網」という漢字を選ん
こんにちは、らくからちゃです。 先日、はてなブログ界隈をうろついていたら、中々面白げな記事を発見いたしました。 ■「メモを取れ」ほど非効率なものはない よくOJTで「メモを取れ」という人がいる。私はいつもこれが理解できない。メモを取るほど重要なことならば、なんで教える側の人間が要点をまとめたメモを事前に作っておかないのか?自分の怠惰を押し付けているだけではないのか?メモをとることで意識が手先に移り、重要点を聞き逃す可能性は考えないのか。 そもそも、その仕事を教えられるほど熟知している人間と、何もわからない新人のどちらが重要なポイントを把握できるだろうか。初めて聞いた仕事内容で瞬時に重要なポイントを書き出せるスーパーマンはそんなに居ないと思う。 最初に言っておきますが、どんな仕事においても『ちゃんとメモをとること』は大切な技術です。お客様からの電話を受けるとき、打ち合わせで議事録を取るとき、
はてなチーフエンジニアの id:motemen です。先日は久しぶりに上京し、GoCon に参加してきました。東京はビルが高くていいですね。 今年の4月、弊社には3人のエンジニアを含む新卒社員がやってきました。毎年この時期になると、はてなに新しく入社した新卒および中途社員にむけて各部のオリエンテーションをおこなっています。今年は私が技術部を紹介する任にあたりましたので、そのときのプレゼンテーションを紹介します。 はてな技術部紹介 2015(公開版) / Hatena Technical Division Orientation 2015 (Public Edition) // Speaker Deck エンジニアの仕事 はてなにおいて技術部というのは最大の部であり、ある面その顔でもあります。ウェブサービスを提供する会社の技術部として、はてなのミッションである「知る」「つながる」「表現する」
こんにちは、id:onishiです。今日ははてなの技術部の取り組みとして毎週技術勉強会というのを紹介します。 はてな技術部とは はてなのサービス開発は「ブックマークチーム」とか「ブログチーム」のようなサービスを軸にしたチームで構成されています。それとマトリクスを描くように「技術部」「デザイン部」といった職種によるまとまりも存在します(2015年6月現在)。エンジニアが全員所属する技術部ははてなの技術を推進しエンジニア技術の向上を目指して様々な取り組みを行っています。 毎週技術勉強会 毎週木曜の夕方にエンジニア・デザイナー持ち回りで一人30分の技術トークをする、社内技術勉強会を実施しています。 業務に絡んだことでもいいし、関係なく最近勉強していることでも、技術にまつわるトピックならなんでもOKとしています。 技術勉強会のメリット 社内勉強会にはいくつかの効果があって、 知識を共有できる いわ
バイアスとは、シンプルに言うと育った環境や文化、経験などさまざまな要素からなるフィルターのことで、意志決定の際に避けては通れません。無意識でバイアスがかかることもあり、正確な判断を下すことを困難にしてしまいます。Googleは業務においてバイアスをかけないことが重要だという企業理念を持っており、社員がバイアスについて理解できるように講義を開いています。その中でGoogleの人事部を対象に行われた講義のムービーが公開されていて、Googleの無意識バイアスに対する対策を伺い知ることが可能です。 Unconscious Bias @ Work | Google Ventures | Office for Institutional Equity https://oie.duke.edu/knowledge-base/toolkit/unconscious-bias-work-google-ve
「人に仕事を任すのは本人の成長のためにありだけど、その人に基礎がないと上手く行かないことがあるよね」みたいな記事を書いたら、こんな関連エントリーを書いていただけました。 人に仕事を任せることができるのはひとつの才能だと思う - いつか朝日が昇るまで 実際にどんなに練習してもやってみないことには身に付かないこともあるし,やってみた結果,できないこともあって相手に迷惑かけることもあります。これはある程度は事前に予測できる部分もありますが,全て予測することは不可能でしょう。こうした予測できない部分,不確かな部分があっても仕事を投げられるってひとつの才能だと思うんですよね。私は心配になって仕事をあまり人に振れず苦しむタイプです。 相手に任せちゃうと不確実性が増えるから、そういう不確実性も許容できるのは一つの才能ではないかという話ですね。 こういうちょっと褒めてくれるコメントに対して、こういう返しを
タイトルは半分くらい釣り。やる気ってのはやる気のことで、モチベーションとは「やる気を起こさせるような刺激、動機づけ」のことだけれど、やる気とモチベーションは「実はそれほど密接には」相関がない、ということで。 本記事は 「今後のIT企業における若手の採用と教育について - Togetterまとめ」 にインスパイアされてのものだけれど、必ずしもこれに合致した内容ではない。 一般的に、ある業務に対するやる気を出すにはモチベーション(動機付け)が必要とされている。動機付けには内発的なものと外発的なものがあって、前者は例えば「プログラミングtanoshiiiiiiiもっと勉強したい!!」みたいなもので、後者は「おちんぎん一杯もらえるから頑張ります!」みたいなものだ。従業員にある業務に継続的にコミットし、スキル向上のために自発的に努力してもらうには、こうしたモチベーション――特に持続力が高く企業側のコ
よんてんごP @yontengoP いま他社IT企業との会議というか、例によって「今後若手の採用と教育についてどうしていくべきか」って議題なんだけど、 そもそも我々は「新人に何とかITとかプログラムを好きになってもらおう」って視点で話し合ってきたけど、それが間違いなのではないか っていう話になってる。 2015-01-24 18:28:45 よんてんごP @yontengoP 要は、まあ人によって差はあれど、伸びるIT社員ってのは結局のところプログラムなりITの世界に興味があって、自分から学んだりコード書いてゲーム作って、それが楽しいわけで。 で、結局そういう人たちがIT業界には残るから 新人にも「そうなってほしい」と望むけど、それは無理じゃないか、と 2015-01-24 18:29:59 よんてんごP @yontengoP そもそもモノ作りってもの自体が面倒くさい、ヤダ、って層もいるわ
少し前のことだが、あるコンサルタントの方から知恵を貸してほしいと依頼されたことがあった。公立の某研究機関に対して、要員教育の提案を出そうとしているところで、その中のリスク・マネジメントについて内容をどうすべきか悩んでいるとのことだった。客先担当者の要望は、「我々は公の予算で動いている以上、失敗することは許されない。そこで、所員達に失敗しないためのリスク管理を教えてほしい」という内容だ、という。どうカリキュラムを組むべきか、うまいアドバイスはないだろうか、と私は問われた。 私はちょっと困ったが、正直にこう申し上げた。「“失敗しない方法”は、私には思いつきません。失敗したくなければ、何もしない事しか方法はありませんね。でも、それでは研究所として成り立たないでしょう。およそ研究というのは知らないことを発見するためにやることですから、失敗しない研究などというものは、私には想像がつきません。」 それ
ある時、友人がやってきて「車を2,3日貸してくれないか」という。小規模な引越をしたいので車が入り用なのだという。レンタカー代ほどではないが借り賃も払うから、といって謝礼を菓子折と一緒に置いていった。 さて、数日たって友人が返しに来た車を見て驚いた。フェンダーから左のボディにかけてへこみが入り、サイドミラーも折れている。どうして、と聞いたら「左折時に不注意で障害物に引っかけてしまって」という。そして、「すまんすまん。でも、車両保険には入っているんだろ? たいしたことはないから、すぐ直るよ。事故は一定の確率で起きるもんなんだ。」・・そんな風に友人が言ったら、あなたなら、何と答えるだろう? 「いや、車なんか大丈夫。それより君に怪我がなければ、何よりですよ。」こう答えられるほど、寛大な度量はわたしには、無い。たぶん頭に来て、「馬鹿野郎! 人の車を事故っておいて、その言いぐさは何だ。確かに保険にゃ入
1. DESIGNING FOR DESIGN デザインのためのデザイン Masayuki Uetani / 2014.11.11 / #nanapi_study
先日、 Cafe.Testing で ソフトウェアテスト実践ワークブック の演習2をやりました。そこで話題になったのですが、「どうやって仕様書にないものを思いつくか?」ということです。他にもたくさんあって不十分な部分はあるのですが、そこで話した内容をメモがてら書いておきます。また、こういったことに興味があったり聞いたり話したりしたい人はきてもらえるとうれしいです! Cafe.Testing - connpass ソフトウェアテスト実践ワークブック 作者: レックス・ブラック,成田光彰出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2007/01/18メディア: 大型本 クリック: 1回この商品を含むブログ (4件) を見る 発端 この書籍を持っている人はわかると思うのですが、演習2の回答例にはミドルウェアやハードウェアが起因でソフトウェアが動かなくなるようなテストケースはなかったりしました。 あと
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