米ミシガン州シャーロットの裁判所に出廷したラリー・ナサール被告(2018年2月5日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / RENA LAVERTY 【7月26日 AFP】女子体操選手への性的暴行を繰り返して有罪となったラリー・ナサール(Larry Nassar)受刑者が、刑務所内で暴行を受けたことと、偏見を持った裁判官に判決を下されたことを理由に、裁判のやり直しを求めていることが分かった。 米国体操連盟(USA Gymnastics)の元チームドクターだったナサール受刑者は、体操の全米女王や五輪金メダリストを含む多数の選手に対し、数十年にわたって性的暴行を繰り返していたことを認めた。そして児童ポルノ所持と性的暴行により、三つの裁判で有罪となり、事実上の終身刑を科された。 しかし25日に公開されたミシガン州の法廷文書によれば、受刑者は同州ランシング(Lansing)で行われた1月の裁