長崎県営バス(長崎市)の男性運転手(55)が2022年3月、路線バスに乗務中、子会社の県央バス(同県諫早市)の路線バスに対し約2キロにわたって「あおり運転」をしていたことが明らかになった。県交通局が31日、不適切な運転があったと発表した。県営バスに乗客はおらず、県央バスには2人が乗っていたがけがはなかった。男性運転手は「道を譲らずイライラした」などと話しているという。県交通局は同日、停職6カ月の懲戒処分にした。 県交通局によると、男性運転手は3月7日午後0時40分ごろ、諫早市飯盛町の県道で約2キロ、6分間にわたって前を走る県央バスとの車間を詰めたり、対向車線にはみ出してライトを点滅させたりクラクションを鳴らしたりした。信号停車時には県央バスに駆け寄り「なぜ道を譲らないのか」と大声で怒鳴ったという。