子どもに人気の「戦隊ヒーローもの」の扮装(ふんそう)で小さい子どもに防災を分かりやすく伝えようと、神戸学院大(神戸市)の「防災・社会貢献ユニット」の学生らが、5人組の「ぼうさいレンジャー」を結成した。幼稚園での出前授業で、地震の際には頭を守ることなどを教える。「レンジャー」たちは「小さいうちから地震などへの対応を習慣づけておくことが大切」と話す。 「ぼうさいレンジャー!」。兵庫県丹波市の市立新井幼稚園で4日あった防災教室。5~6歳の園児たちが大声で呼ぶと、赤、青、緑、黄、桃の5色のレンジャーが登場した。園児たちは直前、レンジャーが登場する約15分間のビデオで▽地震の際には机の下にもぐる▽津波の際は高いところに避難する--などを学んでいた。“映像の中のヒーロー”が目の前に現れたことに園児たちは大喜び。地震や津波を起こす「悪者」も登場し、迫力に泣き出す子もいたが、教わったとおり地震の時は頭を手