オランダの安楽死と在宅ケアの現状について語るシャボットあかねさん(左)とヤープ・シュールマンズ医師=11日、台東区花川戸 オランダで認められている経口薬や注射による「安楽死」について、同国在住の通訳シャボットあかねさん(66)が、都内や川崎市で講演した。シャボットさんは今月、「安楽死を選ぶ オランダ・『よき死』の探検家たち」(日本評論社)を出版。同国の現状や具体的な事例を、安楽死の処置に携わることの多い家庭医とともに語った。 シャボットさんによると、同国の「安楽死法」は2002年に施行された。患者からの要請▽絶望的で耐え難い苦しみがある▽他に合理的解決策がない▽独立した医師によるセカンド・オピニオン――など6要件を満たせば、緩和ケアの一環として、医師が処置できる。薬を投与したり、注射したりする方法で患者の生命を終わらせるが、刑法の自殺幇助(ほうじょ)罪や嘱託殺人罪に問われない。 安楽死が認
戦前の貧困で断念した勉強に励むため、90歳を超えてから桃山学院大(大阪府和泉市)に聴講生として通っていた男性が、100歳の誕生日の6日前に亡くなった。生前はつえをついて通い、教室の最前列で受講。病に倒れたときはリハビリで“復学”を果たし、勉学への執念をみせた。大学は男性に「名誉学友」の称号を作り、22日に授与式典を開催。「学問に携わる人間にとって模範だ」とたたえ、男性の次男は「おやじの集大成だ」と喜んだ。 昨年12月5日、大阪市東成区内の会館で、近くに住んでいた村川信勝さんの葬儀が営まれた。遺族や友人が囲む棺には、村川さんが大学に行く際に背負ったリュックサック、筆箱、ノートなどが納められた。 村川さんが聴講生として大学に通い始めたのは平成19年9月、93歳のときだった。つえをつきながら電車やバスを乗り継ぎ、ゆっくりした歩みで2時間かけてキャンパスに向かった。 老体を支えたのは飽くなき探求心
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