震災漂流物

289種の生物が付着 北米にたどり着く

岩手県から流された船から見つかったウミウシ=オレゴン州立大のジョン・チャップマン氏提供
岩手県から流された船から見つかったウミウシ=オレゴン州立大のジョン・チャップマン氏提供

 東日本大震災の津波で太平洋に流れた漂流物に付着し、289種の生物が生きたまま日本から北米西海岸やハワイにたどり着いていたと、米オレゴン州立大学などの研究チームが29日付の米科学誌サイエンスに発表した。自然に分解されないプラスチックなどの漂流物に付着することで、長距離移動が可能になったと分析している。

 研究チームは2012~17年、北米大陸西海岸やハワイに漂着した船舶やブイなどの634品を調べ、貝類やヒトデ類、イソガニ、イシダイなど日本の生物289種を確認した。

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