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連合、年金の3号廃止を正式提起 「年収の壁」で働き控え招くと批判

記者会見で3号廃止の意義を語る連合の芳野友子会長=東京都千代田区で2024年10月18日、宇多川はるか撮影
記者会見で3号廃止の意義を語る連合の芳野友子会長=東京都千代田区で2024年10月18日、宇多川はるか撮影

 労働組合の中央組織・連合は18日の中央執行委員会(中執)で、年末にまとまる公的年金制度改革に関連し、「第3号被保険者制度(3号)」の廃止を提起する方針を確認した。3号は会社員らに扶養される専業主婦らが年金保険料を納付しなくても老後の基礎年金を受給できる仕組み。連合として正式に廃止を求める考えを打ち出したのは初めて。

 3号は、厚生年金に加入する会社員や公務員らの配偶者で、年収130万円未満の人が対象。約700万人の3号のうち98%は女性。もともとはサラリーマン世帯の専業主婦も自分名義の年金権を確保できるよう、1985年に導入された。だが、家族の形態や働き方が多様化し、人手不足が加速する中、近年は働き控えを招く「年収の壁」の温床になっているとの批判もあった。

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