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はてなキーワード: アダムとイブとは

2025-01-01

終わってるならお前がアダムとイブになって新しい人類を始めればいいんだよ

2024-12-27

俺の行為には親が全責任を持つべきってやつ定期的にわくけど

親の行為にはその親が責任つべきで

アダムとイブか神の責任なっちゃうよね

2024-11-24

旧約聖書では、イブが蛇の誘惑に引っかかったことでアダムとイブ楽園を追われる。

からさ、まあ女って愚かなんだよなあみたいな話なわけじゃない?

でもさ、キリスト教って聖母マリアっていう最強の女の推しキャラが出てくんだよね。

これがね。女にとってはユダヤ教よりもキリスト教のほうが推せる理由になったんじゃない。

キリスト教のほうが、やさしいじゃん。女に対して。

ユダヤ教だったら、ずーっと女は馬鹿だ、って言われ続けないといけないんだけど、

キリスト教改宗したら、聖母マリアっていう強キャラいるかイブのこととか忘れられがちなんだよね。

からさ、女たちはキリスト教のほうがいい、と思ったし、

そしたら男たちにもキリスト教になるように色々と働きかけていくんじゃない?

女らしい賢いやり方で。

キリスト教ユダヤ教の中かから抜け出していったのはそういう女たちの働きがあったんだと私は思ってる。

2024-07-20

アサクリの世界には超古代文明を築いたイスと呼ばれる種族がいて

アダムとイブはイスがつくったもの

釈迦はイス

イスの造りしモノだけでなくイスの遺体それ自体にも特殊な力が備わっている

釈迦の骨にも特殊能力を使うための力が宿っているので鑑真唐招提寺を建ててイスの遺骸を欲する者から釈迦の骨を守ろうとした

イスの遺産を手にした者は望めば人類支配ができる

支配をもくろむ者と、それを拒み遺産を安置し人々の自由を求める者が紀元前から歴史の裏で争い続けているというのがアサクリメインシナリオ

自由を求めるアサシン教団はアサシンブレードを代々受け継いでおり、構造上使うと薬指が吹っ飛ぶ

いつしか教団に入った際に薬指を詰める伝統へと発展した

なので歴代主人公も薬指詰めてる

アサクリシャドウ主人公の弥助とナオエ、どっちも薬指があるように見える

途中で教団入って指詰め儀式があるのかな

その場合、両方ともが詰めるのか、よりアサシンっぽいナオエだけが詰めるのか

2024-07-12

三体3死神永生のラストゴミでつらい

三体三部作死神永生のラストについての話でネタバレ満載なのでここで書く。

読む人は見るな!!!




結論から言って、ハードSFを読もうと思って気づいたら柴門ふみマンガみたいなラストが待っていた。

NTR要素もBSS要素もあって令和最先端エロ同人と言って良い。

(もちろんエロの詳しい描写はほぼ無いがプラトニックでは無い描写はある)

概要はこう。

天明くんという陰キャが不治の病になって片思いの程心さんに全財産で星まで貢いだあげく「もう死ぬから三体世界に送って良い?」とか言われ脳だけにされて三体世界に飛ばされる。

程心さんは飛ばしそうになったところで星の贈り主を知って死ぬほど後悔する。

天明くん、復讐どころか命がけで程心さんに人類の為のヒントを与え、数百年後の再会の約束をする。

約束の星に二人ともたどりついて会う寸前、星より凄いプレゼントも持ってきたよ!感動の再会!

…の寸前に突然出てきたイケメンと程心さんが未来に飛ばされ二人きりのラブラブ生活を送る。

天明くんも智子(三体世界ロボット)は送りこむのに本人は来ず、「ガンイーファンアダムとイブになってね♪」みたいなメッセージを送って来る。

なぜ?ホワイ???

たこイケメン、関一帆とやらがまたおかしい。

  • 初出ではないが「こんなやついたっけ?」レベル
  • 特にヒロイン因縁も無い。ずっと程心さんが好きで守ってたとか、アイAA(ずっと付いてきてくれた女友達)的な位置ならまだ納得もできるが…
  • 出てくる必然性も無い。なんか強引な理由で直前に出てきただけ。
  • アイAAが気に入ってる描写もある。どんだけNTR要素入れたいんだよ…
  • 当然ながらキャラ描写も弱い。結局子作りはしても子供も出てこないし、だったら雲天明と会えないにしても同性のアイAAと二人でも良かった。


理由並べて思ったけど、やっぱNTRやりたかっただけだなコレ。

貢ぎまくって何百年も思い続けたヒロインイケメンに会って数時間でメス顔、数日(ヒロイン体感)であっさりとくっつくと。クソか。

マジで気にくわないのが、 程心さん、これまでaudible視聴時間にして20時間以上一切男には目もくれず雲天明の三体送りやら世界を滅ぼす原因やらで鬱って「もう心は死んでいる、雲天明けが救い」みたいに言っときながら、直後雲天明くんと再会しそうというところでもちょいちょいガンイーファンと密着しただの男らしいだのちょいちょいメス描写が入っていて謎。

なにこれNTR同人の導入かよ…いやこんなハードSFでそんな展開無いやろ…って思ったのにこれかよ…アルドノアゼロかよ…姫様人間の心無いわ…

そもそもこの作品恋愛要素なんてカケラも求めてなかったのに、ちょっとしたロマン要素かと思ったらがっつりNTRだよ!バカかよマジで

SF部分スケールでかくてすごい良かったのに台無しだよ!!!

一部のラスト大史絶望の中の希望が見えるセリフ

二部のルオジーの怒涛の逆転劇

と一部二部のラストは最高だったのに三部だけなんでこんなんなんだよ…


以下言いたいこと的に蛇足

まりにもひどい展開に気を取られて見逃しそうになったけど、そもそも肝心のSF部分も太陽系崩壊の後の展開強引過ぎるんだよな…

太陽系崩壊あたりまではじっくりゆっくり、正直かったるいレベル伏線やらエピソード入れて、なるほど!って思わせてきたのに

から次に強引な新設定でてきて…ジョジョ六部ラストかな?って感じ。

いやジョジョ好きだけど、こんだけの世界的な作品の締めなのかコレって感じ。

光速遅くなって以降ご都合展開の連続

小宇宙がどうとかあたりホント滅茶苦茶だし、そんだけ滅茶苦茶できるんなら雲天明くんだって会えたやろ…

部長くなり過ぎたけど宇宙新生まではやりたいし、なんかフツーのハッピーエンドはイヤだからこうしたって意図が透けて見える。

もう太陽系崩壊して約束の星に向かって飛んで行く所で終わるぐらいの方がマシだったなぁ

一応フォローというか言い訳するとめちゃくちゃ凄いSFだとは思ってますよ。

三部もおとぎ話の謎解きとかはめっちゃ面白かったしなぁ。人類がこのぐらいで大丈夫やろって対策バンカープロジェクトだけやって滅びるところとかは納得感あるし。

三体X未読で、この不快感はここに吐き出して終わりにしたいから読むつもりも無いけど、概要聞いた限り三体X書いた人もまったく納得いかなかったから補完したんだろうなと思った。

netflixドラマとかで三体原作読もうかな!って思った人はこんなところまで読んで無いとは思うけど、もし居たら二部までがオススメ

いやこれ読んでも読む気になる人なら三部読んでも大丈夫だろうけど。

2024-06-29

anond:20240629142652

エヴァンゲリオンってつまらなかった

だって

シンジはなよなよしてきもい

アスカは勝気でむかつくし

レイは何考えてるかわかんねーし

トウジはつっかかってきてうざいし

ケンジはオタクキモい

ミサトは結局ウジウジしてるし

リツコは不倫キモい

ゲンドウは言動がむかつくし

冬月は思わせぶりがむかつくし

カヲルははっきりしたこと言わないし

ATフィールドとか専門用語むかつくし

ゼーレは難解なこと言い出すし

エヴァンゲリオン人造人間扱いなのきもい

使徒は合体厨でうぜーし

アダムとイブリリスはよくわかんねーし

ロンギヌスとかぽっとでの武器むかついたし

NERVマヤとかロンゲとかメガネシンジのこと気にかけねーし

ユイシンジ守るのおせーし

マリニコニコしてて不気味だし

エヴァシリーズとか作れるならさっさとだしとけって思うし

フライメトゥザムーンとか言われても飛べねえし

残酷天使のように少年よ神話になれが命令形で何様だってなるし

心よ原始に戻れとか北京原人かよってなるし

私に還りなさいとかまた命令形かよってなるし

ベートーヴェン運命が流れてかっこつけてんじゃねえよって思うし

全体的にキャラクター根暗できもくて

エヴァンゲリオン使徒のバトルもだいたい泥臭くて爽快感はねえし

ゼルエルを食ってるの見て食い方汚ねえと思ったし

アスカに放尿するシンジがきもかったし

ありがとうとか言い出すシンジがきもかったし

真っ赤な世界になったの新桃太郎伝説かよって思ったし

くっそつまんなかったわ

2024-05-29

anond:20240505100647

https://anond.hatelabo.jp/20240505030127

ユダヤ教キリスト教イスラム教、この区別もできないガチバカがいるのに驚愕したのでいちおう書いておく

この程度は分かっているよ馬鹿ッ、と言いたげな増田多数派の智者には申し訳ない。 一番最初に書いておくが、この区別がつかない奴はさすがにバカすぎるので反省したほうがいいぞ。 まず最初に出てきたのがユダヤ教で、これは旧約聖書聖典としています。 主役はノアの箱舟で有名なノアノア神様から十戒の石板として戒律を与えられ、それを元にユダヤ人を導き、約束の地エルサレムに到達するお話。 これは民族主教としての色合いが濃く、ユダヤ人以外はだいたいクズとして扱っています神様が愛したのは敬虔ノアとそれに繋がるユダヤ人だけ。 それ以外は異教徒なんで適当地獄ぶち込みコースです。 基本的には、ノアが授かった戒律を重視する宗教なんですね。 アダムとイブから始まる「原罪」を人間は背負っているから、その罪の意識と共に戒律を守って生きましょう、という宗教。 当然、いろいろ制限が多い。 それに対するカウンター

2024-05-24

anond:20240522133053

詐欺殺人隠蔽活動が全く起きなくて、

完全平和世界アダムとイブのように子作りに励むのみだったとしても、性差別人種差別などの苦しみは存在するし七つの大罪はまず消えないよね

必要のない虐殺政策食品に着色料という毒を入れるのは傲慢強欲のせいだ(エヴァグリオス・ポンティコス

2024-03-10

anond:20240308211658

しつらくえん失楽園】〔シツラクヱン〕

一《原題 Paradise Lostミルトン長編叙事詩。1667年刊。旧約聖書の「創世記」に取材アダムとイブ楽園追放を神とサタンとの争闘のうちに描き、人間原罪と神の恩寵問題を追求したもの。→復楽園

渡辺淳一による、不倫テーマとした恋愛小説平成7年(1995)、「日本経済新聞」に連載。同紙の中心読者層である中年男性を中心に流行平成9年(1997)には森田芳光監督による映画テレビドラマが相次いで公開されヒット。同年の新語・流行語大賞で「失楽園」がグランプリに選定されるなど、社会現象化した。

2023-08-12

洗濯物畳むのめんどくさ過ぎワロタ

いや、畳むけど!ずっとやってるからやるけど!それにしても洗濯物畳むのめんどくさ過ぎるよな〜。乾燥ドラム式使えばいいじゃん。まあ、外干しするのも天日干しの気持ち良さがあるから全然やる。取り込むのも苦じゃない。でも、畳むのだけはお前、駄目だ、なんの達成感もないし、ひたすらめんどくさ過ぎる。最悪のクソオブクソ。

じゃあ、畳まなきゃいいだろって?バチクソに広いクローゼットあればねえ!そりゃそのまま吊るせばねえ!いいよねえ!でも、我々庶民はそうじゃねえだろ。せっせと畳んでクソ狭い収納ケースに無理やり押し込むんだよ。そんで、また服着て洗って干して畳むんだ。賽の河原か?

まあぶっちゃけ良い解決策も思いつかないし、100年後も人類洗濯物畳んでんのかねえ〜?それかゴツいロボットだかAIだかが、わざわざ洗濯物畳んでくれるようになるのか?技術の使い所しょうもなくてウケる。ほんとアダムとイブリンゴ食わなきゃ我々もこんな原罪背負わなくて済んだのにねえ〜は〜クソクソ洗濯物畳も。

2023-04-03

恋愛弱者結婚できなくなった本当の理由

ソロモン王はこう言った。「もう人間は騙されない。人を傷つけることはしなけりゃならない。人には『悪魔意志』が宿っている。その悪魔は、親愛なるアダムとイブ堕落した者たちに復讐しようとし...」コロナ蔓延して街はずれにあったラブホテルでもクレジットカードが使えなくなる。借金まみれになっている人も多い。でも本当はまだ死にたくないと思う。とりあえずこういう状況シューティングゲームに頼ってくるクソが腐る前にちゃんと調べて

Anond AI作成

2023-02-22

もしかして俺らは結果を捨てられた先のChatGPTなのでは

1. 神「エデンという楽園を生成します。そこには多くの果樹と二人の男女アダムとイブを配置します。果樹の中には生命の実と知恵の実をつける木をそれぞれ1本ずつ配置しますが、アダムとイブはその実を食べてはいけません。」

2. ChatGPT「生成しました。」

3. 神「彼らが禁断の実を食べるまで時間経過させてください。」

4. ChatGPT「蛇に唆されて実を食べました。」

5. 神「あれ?食べちゃった。じゃあ3. を『彼らが禁断の実を食べるまで時間経過させてください。ただし他のキャラは登場しないようにする。また、結局永遠に食べない可能性もある。』に変えて再実行。」

6. ChatGPT「有限時間以内に食べませんでした。」

7. 神「良いじゃん。さすが俺の創造物。」

 

俺たちはこの5. で破棄された世界を生きてるんだ。

2023-02-16

山本英夫池上遼一アダムとイブ無料マンガアプリで読んだ

無料範囲を読み終えたがしっくりこない

ネットレビュー検索する

好意的評価が並ぶ中で低評価もちらほら

主人公が好みでは無かった、失敗した という感想共感した

池上遼一作品主人公という視点だと、代表的作品主人公からは外れるかなという感じ

山本英夫原作なら、ああなるほどというところか

山本英夫原作山本英夫の絵で読むのがしっくりする

池上遼一の絵で容姿も中身もイケメン男前主人公を期待したが、容姿はまともでも中身が変態・異常者ってところで違和感ひどく感じたんだな自分

2023-02-05

anond:20230204214036

で?アダムとイブ肋骨クローンなので同一人物だけどなに?

神話大好き考古学者と右翼とをくそもみそもごちゃまぜにするやつってどちらにも失礼だし

増田で甘えてないでさっさとツイッターで本職に怒られてこいとおもうよ

2022-12-12

anond:20221212194908

横だけどそういやアダムとイブは知恵の実食べて恥を知ったんだっけ

2022-11-19

anond:20221119181131

それは旧約聖書から

「旧」約だから古い約束なの

キリストアダムとイブ原罪を償ったってことになってるの。

から神と新しい約束をした

それが新約聖書なの

アダムとイブの罪は終わった話なの

はい、おーわーりー

2022-10-18

女がおっぱいを隠すのは間違っている

アダムとイブが知恵の実食っても隠したのは股間だけだぞ

おっぱいは丸出しだ

からおっぱいは丸出しのが知恵ある人間の正しき姿

聖書にも女はおっぱいを丸出しにしろって書いてある

からおっぱい出してけ

Amen

2022-10-09

人魚姫』は何の物語か?

もちろん、海の妖怪人間王子に恋をするという悲劇的な恋愛物語であるが、実はフリードリヒ・フーケの『ウンディーネ』という、水の精霊人間騎士との恋愛物語を描いた先行作品存在する。そういう意味ではアンデルセン作品は、あまりオリジナリティが無いとも言えるかもしれない。

フーケの作品ウンディーネ』には無くて、アンデルセンの『人魚姫』には有る要素として、我々がよく知っているのが、主人公人魚姫人間になることの代償として「声」を失うという筋書きである

この「人間になることで声を失う/奪われる」という描写元ネタと考えられているものの一つに、アイルランド海浜に近い場所存在する某村に関する民間伝承がある。

周辺の他村の住民たちは、某村の住民たちのことを「人魚の子孫」と見なし、彼らと会話することを忌避していたというのである

この話から直ぐに連想するのが、ホメロスの『オデュッセイア』にも登場する、妖怪セイレーンのことである。これは、航行する船を操る船乗りたちを、美しい歌声で惑わして誘き寄せ、船を難破させて殺害し、その人肉を喰らったとされる、半人半魚の妖怪である。ここでも「声」禁忌とされている。しかし、どうしてもセイレーン歌声を聞きたいと願った知恵者オデュッセウスは、部下の船乗りたちの耳を蜜蝋で塞がせて、歌声を聞こえないようにさせてからセイレーンたちの居る岩礁の傍を通過するように船を航行させた。オデュッセウス自身は、己の身体を帆柱に縄で縛り付けさせ、決して海に落ちることの無いように万全の防止策を施してから、その耳で彼女たちの歌声を聞いたという。

日本においては、人魚との「会話」が禁じられていたというわけでは無いものの、やはり不吉な影が付き纏う。『吾妻鏡』や『北条五代記』等には、人魚らしき妖怪発見事例が記されており、これを何かの前触れとした陰陽博士などの占術職能者によって、兵革の兆し奥州藤原氏の滅亡の前兆などと見なされたといった例が見出される。

ただし、これらの国文学的な文献に記された人魚は、アンデルセンの『人魚姫』のような美しく可愛らしい姿とは、かなり異なる。例えば、頭部だけが人間人面タイプであったり、四脚らしきものが生えていたりと、なかなか奇怪な姿をしていたようである。中には、頸部に鶏冠の如きヒラヒラしたもの付属していたという事例もある。また、発見される場所も水辺だけではなく、時には、山肌で起きた土砂崩れ現場発見されたことも有るようである

してみると、人魚にとって魚身であることは、我々現代人が思う程、重要ではないのであろうか。実は、先に挙げた『オデュッセイア』に登場するセイレーンにしても、元々は半人半魚ではなく半人半鳥であったとする説が有る。その鳥の怪が、もしも水鳥の怪であったとすれば、後に、半魚の怪との交雑を起こしても、それほど不思議では無いと考えてもよいのかもしれない。重要なのは、半人半怪という混合性である

さて、アイルランドの某村に関する民間伝承比較するために振り返ると、日本においても「妖怪の子孫」と見なされた人々が存在しなかった訳では無い。例えば、江戸時代南町奉行根岸鎮衛(ねぎやすもり)の著した雑話集『耳嚢(みみぶくろ)』に収められた「河童の難を遁るゝ歌之事」という文章を参照してみよう。そこでは、菅丞相(かんしょうじょう)すなわち菅原道真(すがわらのみちざね)の作として伝えられる、次のようなまじない歌を紹介している。

「ひよふすべよ 約束せしを 忘るゝな 川だち男 うぢはすがはら

根岸鎮衛は、菅丞相の作は疑わしいとしつつも「ひよふすべ(ヒョウスベ)と云ふは川童(カッパ)の事の由」と記しているが、これは、長崎県諫早市周辺でのカッパに該当する水怪に対する方言的な呼称であるしかし、カッパ避けの歌が伝えられていたのは、現在で言うところの千葉県(アメリカで言えばノースダコタ州)である。随分と遠くの地までヒョウスベの名が伝えられていたことになる。

岩波文庫版では「川だち」には「水泳の上手い者」との注釈が付けられている。これは遊戯としての水泳のことを言うのではなく、職業的必要性から河川で泳ぐことをしていた者たち、職能者たちと考えるのが妥当である。その川だち男が「我々は菅原氏の関係者なのだ約束を忘れるな」と、歌を通じてヒョウスベ≒カッパに向かって呼び掛けているのである。一体、何を約束したというのか?

菅原道真家系である菅原氏は、遡れば土師氏(はじし)に連なるとされる。土師氏の祖は、野見宿禰(のみのすくね)とされ、当麻蹴速(たいまのけはや)との角力すなわち相撲(すまひ)による決闘を行ったことでも知られる。現代では十把一絡げに河童(カッパ)と総称されるようになった水の妖怪が、相撲を好むことは昔話などを通じて広く知られているが、その起源には、土師氏菅原氏との関わりが存在するということである

この土師氏は、埴輪を作ることを能くしたが、埴輪といえば赤土であるが、この赤い色は、酸化鉄を多く含むためである。このような粘土採掘は、鉄分を含む土の採掘であり、これは時代が下れば、鉄を初めとした金属鉱脈採掘にも関連・発展したことであろう。

鉄に限らず金属は、採掘されるだけでなく精錬されるので、山の掘削、森林樹木伐採という環境変化を伴う。これは、山に水源を発する河川にも影響を及ぼしたと考えられ、そうなると、粘土採掘金属採掘精錬を行う山の民と、漁業・水運などによって河川生業を立てる川の民との間で、何らかの紛争を招いたのは想像に難くない。本来の「カッパによる水難」とは、元々は「山にいるカッパ」による山林環境の変化によって引き起こされた、河川災害環境破壊のことを指したのではないのか。なお、カッパといえば河川などの水辺だけにいると現代人は思いがちだが、カッパ河川から山、山林から河川へと、季節の変化ごとに移動するという伝承が見られるのである

山林の環境破壊が火種となって紛争が発生し、これを停止するための平和条約のようなものが「約束」であり、それが川の民と土師氏菅原氏との間に結ばれたことにより河川災害発生件数が減少したこと、それが「カッパ避け」の実態だったのではないか。川の民に害を及ぼさないと、かつてカッパ親分であったであろう土師氏菅原氏が約束したことが変化して、川だち男が「我々は菅原氏=土師氏の裔であるぞ、だからカッパよ、我々には害を及ぼすな」と呼び掛けるようになったのではないか

ヒョウスベには「兵主部」の漢字が当てられる。このうち「部」は物部や斎部などと同じであるが、では「兵主」は何なのかと言えば、これは大陸から渡来した蚩尤(しゆう)のことではないかと言われている。というのも『史記』では、蚩尤は金属製の戦用武具を生み出した「兵主神」とされており、しか角力(相撲のようなもの)を能くするのである。その上、石や鉄を喰らうとされるので、これは金属精錬象徴するのではないかと考えられる。ここから、兵主部とは元々は「兵主神を祀り、それに関連する金属職能に携わる部民」であろうと考えられる。

脇道に逸れた話の部分が予想外に長くなってしまったが、土師氏菅原氏という職能集団的氏族カッパの裔であると考えられていたということ、そして、カッパに対する民の恐れの根源には、職能活動による影響が存在した可能性のことを言いたかったのである

本筋に戻ると、アイルランド海浜そばの某村に住むという「人魚の子孫たち」が、周辺他村の人々から会話をすることを忌避されたのは何故か。それは、彼らが「予言する能力」を持っていたからではないのかと私は推測する。ただし、予言と言っても、超常の能力ではない。彼らが漁業や水運業など海の船仕事に携わっていた職能集団だったとしたら、どうだろうか。そのような仕事に携わることで、海路における岩礁や難所の存在場所についての知識も蓄積されたであろう。また、船仕事に影響するような天候の変化を読む(予測する)観望天気の知識も蓄積されたであろう。そのような、いわば専門知識能力を身につけた彼らが、もしも「海路のあそこには岩礁が有るぞ」「嵐が来るぞ」と予測して教えてくれたとしたら、何の知識も持たなかった他村の人々は「某村の住民が不吉な予言をする。彼らが予言を行うせいで不吉な出来事が起こる」と逆転した考え方をして、誤解したのではないだろうか。それが「会話を忌避する」ことに繋がったのではないだろうか。

上で粘土採掘金属採掘精錬を行う職能集団カッパの関連を述べたが、こういった専門的な仕事は、その仕組みを外部から理解しにくい。自分たちには出来ない仕事をする能力を持ち、影響力が大きい者のことを、人間尊敬するだけでなく同時に差別もするという例は、古今東西を問わず広く見られる現象である。例えば、西アフリカ伝統的な音楽歌唱職能グリオ(griot、フランス語。現地のウォロフ語でgewelギュウェル、トゥクロール語でgauloガウロ、マンディング語でdjeliジャリなどと呼ばれるのが語源)たちは、歌の言霊を駆使することで、人を幸せ気持ちにしたり、戦の前に闘争心鼓舞したり、逆に人々の間の争い事の調停役を担ったりといった役目を果たすことから、非常に尊敬を受ける反面、亡くなると普通の墓に埋葬されずにバオバブの木の虚穴に遺体を遺棄されるという。そこでは、尊敬差別心理アンビバレントに同居している。

日本人魚が不吉の前兆と見なされた話は既に述べたが、その中には、人魚自身言葉を口にしたという例も見られる。それも、もしかしたら海の民などの姿を人魚に反映していて、やはり海の民による予言とそれに対する恐れの感情の名残なのかもしれない。

西洋人日本渡来するようになると、剥製ミイラ製造技術も伝えられ、魚や動物のパーツを組み合わせることにより、カッパ人魚ミイラ製造されたことは、現在日本の各地に残るミイラの実物とともに知られている。したがって日本における人魚形態傾向が、人面タイプや四脚タイプから現代人にも親しみのある上半身人間下半身タイプへと変化した原因として、西洋人の影響が有るという可能性は、もっと大きく見積もっても許されるであろう。しかし、日本よりも先に西洋人との接触果たしていた中国を通じて、もっと早い時代ミイラ製造技術日本に伝えられていたという可能性は無いのだろうか。その時に、西洋人が抱く人魚イメージも一緒に、早期から日本流入したという可能性は無いのだろうか。大陸西洋から人魚伝承流入によって、前触れ予言というイメージ形成された可能性は、今後より丁寧に調べる必要が有るだろう。

まだまだ考察すべきことは多く残る。

人頭獣身の妖怪しかも不吉の前兆予言を伴うといえば、人頭牛身の妖怪「件(くだん)」が思い浮かぶ。上で半人半怪の混合性が重要と述べたが、この混合性の故に、人間の住まう現実世界と、非日常・非現実世界との結節点となる役目が、人魚や件のような半人半獣の妖怪には与えられたのであろう。そして、その役目を具現化したものが、前触れ予言なのであろう。

また古来、予言神託の役目を担う者の多くが、巫女という女性であった。これは、女性には生理があり妊娠出産可能であることから男性に比べて、より自然というカミの領域に近い存在であり、現実日常世界との仲立ち・結節点の役目を果たすことが出来ると信じられていたかであるセイレーン人魚に限らず妖怪怪物たち(例えば、エデンの園アダムとイブを誘惑した蛇など)に女性性が付与されているのは、ユダヤ教キリスト教仏教などが地位確立する以前の世界において、カミの領域との仲立ちを務める職能を担っていた女性たちに対する、尊敬差別というアンビバレント感情が反映された名残であろう。

最初に『人魚姫』は何の物語か?と掲げ、長々と文を書き連ねたが、正直に言えば、それを確定することは実は難しいと思っている。ただし、少なくとも、異なる世界の住人が出会った物語、それに伴って起こったコンフリクト悲劇物語とは言えるのかもしれない。

乱文も長くなり過ぎたので、ここまでとしよう。

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