「吹き替え」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 吹き替えとは

2024-12-29

日常会話で「溜め」を多用する言語

韓国人英語マスターたか!ってなって英語韓国語共通点について考えてたんだがいろいろ言われてる以外にも

どっちも映画や講演のような場面じゃない日常の会話で「溜め」が頻発するのが関係してる気がしてきた。

よく言われる発音多様性とか抑揚の幅の大きさもあるんだろうけど、溜めってのはそれらとは違って文節と文節、単語単語の間をなんつーかこう「切って」発声するみたいなあれね。

興奮してクールダウンさせたい場面とか、池上彰みたいな年寄や親が若者に諭すような場面だとかなり発生率高い。単語とか1個ずつ言うよな。

これ日本語だとよっぽどな場面でしか発生しなくない?池上彰くらいしかいない。あとは海外映画吹き替えでは見るかな。

溜めを発話の場面で無意識にやるってのが染みついてるから単語単語関係構造として理解やすいのかなって思った。そもそも語順違うのにすげー適応してる。

2024-12-17

主人公が段々イカれていく系の映画を観て正気を保つようにしてる

そういう系の映画もっと知りたいんでぜひともご教示願いたい

最近観たのはπっていう1998年映画

アメリカン・サイコアマプラで観たけど吹き替えしかなくて、しかもすげー下手くそだったからとても見れたもんじゃなかった

アングスト/不安も良かった

サイコは1作目は好きだけど、なまじ金字塔みたいなタイトルシリーズ化してくとなんか萎え

アルジャーノンに花束を映画化されてるんだっけか

2024-12-11

声優人種とかよりもまずは日本人キャラクター達が英語喋るように吹き替えしてる時点で文化の盗用って問題から始めるやで

anond:20241211104453

向こうの人種多様性日本キャラ比率が違うから少ない数の黒人白人が演じることが問題になるのとは話が違うでしょ、まず暮らしてる人が違うんだから

じゃあアジア人系だけで日本アニメ吹き替えしろっていったらできるのか?って話だし

ブラックウォッシュでいうなら弥助の方がよっぽど差別的だったのに

anond:20241210123324

肌の黒い声優自身の演じるキャラ黒人イラストを気に入るって中の人ネタ範疇で許されるべきだという気がする

しろ日本作品だと分かってるから吹き替え自身同化したアイコンを使うって二次創作的な遊びが成立するんだろうし

第一この炎上火種になっているぶくぶのイラスト無意識人種が変わってみえレベルで肌の色が変わっていたことが良くなかったわけで、意識的人種を変えて楽しむのとは根本的に性質が違う

向こうでオカルンを演じている声優自身と近いキャラ表象を気に入ってアイコンにした、この現象自体オタク的で、日本ナード性質を持った黒人キャラアイデンティティを持つ声優ってすごく日本文化に親和的意図を持っていたんじゃないか

もしこれにリベラル多様性から作品への改変の意図が加わるなら話が変わってくるが、あくまで演じる人の自己認識を反映した表象として喜ばれたという点では否定されるべきではなかった、この現象オタク的な文脈で楽しまれなかったことを残念に感じる

2024-12-10

ブラックウォッシングは二次創作じゃないんよ

https://anond.hatelabo.jp/20241210123324

はよくまとまってるけどちょっと捕捉したい

   

type-100

二次創作範疇だろう。

全く下らない。ブラックウォッシングもホワイトウォッシングもアメリカローカル問題で、日本人が真面目に付き合う必要は無い。

元増田も突っ込んでるけど全然違う。

ブラックウォッシングは二次創作とは全く違うし、

ほっとこうにも既に攻めてきている。

   

だいたいブラジリアンミクとかは世界日本人も誰も問題にしてなかったでしょ。二次創作問題にされてない。

ブラックウォッシングは既存キャラが素敵な黒人キャラ翻案されてるんじゃなくそういう創意や芸術性や楽しみは何もない。

マジで「単に黒人にする」のが特徴で、なんならだいたい絵が下手で成果物が醜い。

(絵が上手い黒人はまともな創作をするのでこんなもんに参加しないのではないか

   

何より彼らはブラックウォッシングイラストを投下するときに「fixed」って書くんだよね。

「修理しました」 「問題解決しました」よ。

日本人キャラ黒人にされてこの言い草よ。

ちょっとマジであたおかぶり攻撃性がすごすぎるんよ。

 

日本人自分達が差別されることや侵略されることに鈍感で寛容だから

大分気にせず流してきたけど、ちょっと尋常じゃなくないかこれ?ってなってるのがいま。

 

あとあの界隈の人達発言日本人からすると荒唐無稽すぎて見えるので

ジョークだろ」とか「一部の狂ったやつだろ」と思い込みがちだったけどそんなんじゃないことに気付いてきた。

  

  

だいたい渦中の一人の黒人声優にしても彼等のホワイトウォッシュ理論で行けばおかしいのよ。

ダンダダンの主人公日本人少年のび太みたいなやつで黒人ぽさはどこにもない)の声優

日本ルーツどころか黄色人種ですらなく黒人なのは不当であるはず。

 

いや能力的には彼は何も問題なくて、声はいいし日本語版のオカルンの雰囲気がよく出てて驚くんだけど、

あのイカレたホワイトウォッシュ理論で行くなら英語のオカルン役もモモ役もルーツを同じくする役者、つまり日系人声優が独占できなければならない。

そこは黒人でええんかーいっていうアンフェアさがすごいだろ。

ここに論理的説明がないんだから横暴な差別しか言いようがない。要するに黒人様に逆らうなって言ってるだけじゃん。

(てかあの理論ならアニメ吹き替えもっと日系声優で半独占できるはずなのにそうしないの

 日系ってのはそういう押しが強くないのかおくゆかしいのか…)

  

あと弥助の活躍評価を盛った話や坂上田村麻呂黒人て話も   

俺はネタだと思って笑ってたし、それで黒人が少し楽しい気持ちになるならいいんじゃねとか思ってたけど、

趣味で見てるMMAトップ黒人選手マジで信じて言ってる(真の侍になるためには黒人の血が必要っていうあれ)のを見て

「あれこれやばくねーか?」ってなってきた。

  

 

そもそもアメリカいかれた社会が生み出したいかれた理論なんだけど

そろそろ真面目に反論や反発を表明しないとまずい気がする。

またアジア人舐められすぎ問題も背景にあるのはマジっぽいよな。

Xで"She's 12"がトレンドに入っていて何かと思ったら

ライオンキングスピンオフ映画ヒロイン役の吹き替えをするブルーアイビーカーターって声優

まだ12歳なのに露出度が高く挑発的なドレスを着せられてるって話題になってるのか

で、ブルーアイビーカーターってビヨンセの娘だという…

写真を見たらぱっと見はもっと上の年齢(18歳くらい?)に見えるけど、角度によって確かに12歳と言われて納得ではある

未成年少女大人っぽくセクシー演出したがるアメリカって、日本ロリコン志向とは別の意味でキショいよな

https://www.the-express.com/entertainment/celebrity-news/157114/jayz-beyonce-blue-ivy-make-appearance-amid-scandal

2024-12-09

Netflix】途中でみるのやめた映画

・BODIES BODIES BODIES/ボディーズ・ボディーズ・ボディーズ

最後までみたけどながら観だったし

途中でネタバレ見た

理由→三十分みててもどいつもこいつも自慢話ばっかり(後で作成陣のやりたかたことには繋がるが)誰も好きになれず

ライトの色がパリピであるホラーであること以外画面に新しさも感じられず

根拠ないのに登場人物思い込みセリフだけで話筋が決まって(後で作成陣のやりたかたことには繋がるが)いくし

ながら観だったので吹き替えでありがたがったが女子の言い合いのキャンキャン声がうるさかった

でも最後のアホネタバレ→「受信してる」の悄然+とてつもない徒労・虚無・アホ!感はすごい好き

・窓ぎわのトットちゃん

これは30分位で観るのやめた

・「生徒それぞれに向き合う、ハートフルスクールですねぇ〜」と思う反面「これは実家が激太なトットちゃんからこそ出来たことであり自分がこの時代に生きていたらぞんざいに扱われて終わりなんだろうな」という思いがずっと頭の中にこびりついて物語に入りきれなかった

・身近にアッパーコミュ症がいるので相手の頭の中にあるものコミュニケーション無し・会話のドッジボール状態相手の喋りたいように喋られる苦痛は凄まじく 「女児」「後に黒柳徹子として大成するという確定」があったとしても「やっぱキチィわ…」ってなった

・「序盤はハートフル物語からの徐々に大きくなる軍靴の音…そして蔑ろにされ始める多様性…」的な話と聞いていて見ていたがハートフルパートが30分続いて「ちょっと…長い、かも…」ってなった

アニメがすげぇ!と聞いていたが電車の中の空想パートで「おっこれか?やっとんなあ(すごいが予想を超えてきはしないな)」ってなった

後半の空襲パートとかでもっと「解らせて」くれる感じなのだろうか

・やっぱ紅を引いたあのキャラデザがどうしても慣れなかった 観てれば慣れるでしょ!と思って観てたがちょっと合わなかった

2024-12-03

ランボーの話で思ったんだけど、未だにスタローン声優佐々木功なの、よく考えたらすごい。

かと言ってじゃあ他にスタローン吹き替えできないくらいハマってる。

2024-11-23

anond:20241123190410

👵「最近ガイジンさんは日本語が上手だねぃ」

👧「おばあちゃんテレビ映画日本の人が吹き替えしてるんだよ」

オマエは昭和の小咄かよ🙄

2024-11-15

Netflixマインドフルに殺して

面白かった

マインドフルネスについては懐疑的気持ちなのでマインドフルネスって、良いんですよ〜サイコパス爆誕テーマ自体で優勝だったしちゃん最後まで観させてくれた

マインドフルネスって色々種類というか段階があるんやね…

最初映像のつかみよかった

「よくないものを売ってるんだ」的なセリフ

「チャックを開ける」動作武器パンパンに詰まった鞄が開けられたりとか薬物?が入った鞄とか娼婦の胸元を開けられたり一瞬で映像がきりかわり「やましいこと全部コンプリートしてます」感を1,2秒で的確に伝えてくれてた

・直接的なゴア描写がなくてボストランク蒸し焼きのときみたいな暗喩が逆によかった

なんでだろ 

・マジの幼稚園の「組長」パターンだ…

・鳥のお人形自白ちゃうのはガバすぎるし

1000%警察に見つけられるやつじゃん!だったけどマフィアのゴタゴタがおもろかったのでヨシ!

吹き替え声優さんの飄々とした喋り方がすごくキャラクターに似合ってた

滑らかで理知的でかつらつとしてるけど「なんやこいつ」感 作品主人公モノローグメインで進むのと相まって本人的には「マインドフルネスでいい感じ!」はたからみたら「おいおいおい」のズレ感を終始感じさせてくれて作品のやりたいことを視聴者己によく伝えてくれとる…!ってなった

2024-11-12

NHKの謎

海外著名人インタビューする時に、自局アナキャスター質問英語音声+日本語字幕なのに、それに答える著名人には日本語吹き替えかぶせること

じつは元音声聞いたら違うこと話してたりするのかな?

2024-10-29

anond:20241029010037

DS9は90年代の後期に深夜枠で吹き替え版をときどき視てたなぁ

主要メンバーの生い立ちや性格正反対世界で別な自分達と?!や、放映当時の現代地球世界へ?!や、いちばん印象に残ってるのは、互いに実利的で普段意見立場対立するキャラどうし、加藤精三さんがCVしてた生物いかにもな商人の二人が、話のオチで味な遣り取りをするやつ、「今度いっしょに食事しよう」「しかしオマエは食事必要が無いのではなかったか?」「ああ、食べないよ」(…?🤔)ってシーン

スタートレック(全938話)史上、最も重要エピソード10選

anond:20241012181121

スタートレック現在正式名はスター・トレック)は50年の歴史があるうえに、1話完結のエピソードが多い。シリーズの入門ガイド意味もこめてやってみた。

はてな界隈スタートレック全話追っかけてる人は少ないだろうし、シリアスファンはてななんて見てないだろうから自分価値基準で好き勝手書かせてもらう。

すごく偏ってると思う人もいるだろう。私もそう思う。海外のこの手のランキングでは常連エピソードも入ってない。思うところがあれば、ぜひ書いてほしい。

なお、全938話は2024年9月末時点での話で、10月から『ローワー・デッキ』の新シーズンが始まったので話数はまた増えている。

アンドロイドのめざめ』 (The Offspring) 新スター・トレックTNG)第3シーズン16話 / 1990年

スタートレックSFドラマとして最も輝きを放つのは、銀河存在する人間以外の存在を通じて、人間とは何かを描くときだ。それはあらゆるSF作品共通の魅力でもあるが。

本作は人間に造られたアンドロイドデータが、自らの子孫を造ろうとする物語AIの子供との「ファーストコンタクト」を通じて、子供を持つということが、個人にとって、種にとってどういうことなのかが描かれる。

本作には、派手なアクションシーンもSFXもない。しかし、その物語は喜びとユーモア発見に満ち溢れ、重い悲劇として幕を閉じる。それは家族を描くキャラクター劇であり、SFであり、力強い人間ドラマだ。

最もスタートレックらしい一篇は何かと言われたらこれを推す。

ゴリラ惑星』 (The Galileo Seven) 宇宙大作戦TNG)第1シーズン13話 / 1967年

スタートレック立ち上げ最初の年に、スタートレックらしさというものを決定づけた重要な一篇。怪生物の住む惑星に不時着したクルー脱出するために取る行動を描く。

スタートレックの原型は西部劇(幌馬車劇)と言われるが、これはまさにインディアンに囲まれた幌馬車の設定を宇宙にしたもの

しかポイントは、主役がミスタースポックであるという点。感情がなく論理で動くヴァルカン人(と地球人ダブルである彼は、助かるために論理に従うか、あるいは……。

本作は異星人の視点人間感情と理性の葛藤を描き、このモチーフは以降繰り返されることとなる。また作品シャトルのセットを導入し、物語舞台を増やした一作でもある。

過去から来た新兵器』 (The Slaver Weapon) まんが宇宙大作戦TAS)第1シーズン14話 / 1973年

宇宙大作戦打ち切り後、少々品質を落としたアニメ継続となった本シリーズだが、名作はいくつかあった。しかし本エピソードちょっと違う視点で選出している。

これ、実はラリィ・ニーヴンというSF小説家が書いた『ノウン・スペース』というSF小説群のにある短編の一つを、そのまんま映像化しているのだ。出てくる異星人も借りてきたもの

ニーヴンを知る人も少なくなっただろうが、アシモフハインラインの後の世代で、ハード科学設定とエンタメとしての面白さを融合した作品を書き、SF界の潮流を作った人と言える。

本作は、スタートレック世界観が他作品をまるごと呑み込んでも成立しうる、緩く、包容力のあるものだと示した。ローワーデッキハチャメチャコメディスタイル可能になったのも、ある意味この作品のおかげ。

『恐怖のコンピューター M-5』 (The Ultimate Computer) 宇宙大作戦TOS)第2シーズン24話 / 1968年

宇宙大作戦にはTV史上初めて白人黒人とのキスシーンを描いた『キロナイドの魔力』という記念碑作品があるが、人種問題を深く描いた作品というと、こちらを推したい。

黒人天才科学者が自らの知能と感情を転写し開発した自動航行AI。それに船を委ね、演習に参加したエンタープライズだが、AIは次第に狂いだす。

本作のAIは自らの判断絶対の自信を持ち、誤りを認めようとしない。博士AI擁護し、次第に我を失っていく……と言うプロット

AIの恐怖を描いた先進性はともかく、本作が人種問題作品であることは、日本に生きる我々には少々理解が難しい。

この物語暗喩するのは、飛び抜けた能力社会から評価を受け、地位を得たマイノリティの苦しみだ。常に完璧を求められ、ひとつの失敗で社会から振り落とされてしまう、隠れた差別を描いている。

この複雑な問題1968年TVドラマに持ち込んだことこそ、評価されるべきだと思う。

『恐怖の宇宙時間連続体』(Cause And Effect) 新スタートレックTNG)第5シーズン18話 / 1992年

タイムループもの」といえば誰もが1作ぐらい頭に浮かぶだろう。映画『恋はデ・ジャ・ヴ』など様々な傑作がある。

しかし、それらの作品の多くは、「なぜ」タイムループが起きるのかを説明しない。なぜか寝て起きるとループしてたり、なぜか恋が成就するとループを抜けたり……。

スタトレ世界タイムループを描いた本作が優れているのは、その「なぜ」が明確に定義されており、それを解決することが物語目的になっている点だ。

突如として起こる反物質爆発で時空ループが生成されると、キャラ達は過去に戻される(都合よく前のループ記憶を保持したりしない)。

そこから毎回、艦のクルーたちは僅かな違和感から少しずつ状況を理解し、「なぜ」かを探り、回避するための答えに近づいていく。

ご都合主義的な「ふしぎな現象」はなく、戦うべき悪役もいない。ハードSF的な状況で、知力に頼ってロジカル物語を進めていく。しかしこれが最高に面白いのだ!

舞台は艦のセットのみ、登場人物レギュラーのみというミニマル作品だが、スタートレックSF性、センス・オブ・ワンダー代表する1作だと思う。

『終わりなきはじまり』(What You Leave Behind) スタートレックディープスペースナインDS9)第7シーズン25-26話 / 1999年

スタートレックフランチャイズ化は、TNGによるリバイバルを経て実質このDS9から始まった。いままでと違ったスタトレを作ろうという意欲に富んでおり、非常に作家性の強いシリーズだ。

未知の世界を訪れる宇宙船でなく、未知の存在が訪れる宇宙ステーションを舞台とし、全7シーズンの後半では巨大な宇宙戦争を連作として描いた。最近の『ディスカバリー』などのシリーズも、本シリーズがなければ成立しなかった。

その総決算と言うべきこのシリーズ最終話は、単体で観るとなると評価が難しいが、173話の積み重ねの末の1話としてみると、ずっしりとしたものが心に残る。

DS9シリーズで初めて黒人俳優を主役とし、戦争犯罪植民地主義のもたらす被害ストレートに描き、舞台となる異星の宗教と重ね合わせることで人間信仰心をも題材にした。

更には、「これは一人の狂った黒人の観た夢なのではないか……」というメタレベル視点すら取り入れ、多様な視点と重層的な葛藤、その先にある善とは何かを描こうとした。

シリーズに長く付き合うことでもたらさせる重い感動を体験してほしい。

『遠隔起源説』(Distant Origin) スタートレックヴォイジャーVOY)第3シーズン23話 / 1997年

ヴォイジャーハードSF的な物語よりも、キャラクターの成長やモラルに焦点を当てた傑作が多いが、敢えてSF的なセンス・オブ・ワンダーに満ちた本作を推す。

ネタバレしてしまうが、これは「恐竜人類」の物語であり、「ガリレオ・ガリレイ」の物語だ。

遥か昔に宇宙に出て進化したある種の恐竜と、銀河の反対で出会ってしまった宇宙ヴォイジャー。それを、なんと恐竜人類側の視点で描く。

故郷の星に、自分たちとは異なる知的種族がいたという事実を知った科学者の知的興奮と、その発見社会から拒絶され、迫害される恐怖。

SFの根幹である科学のもの主題にし、人間科学関係性に向き合った、ひとつの到達点。深い感動をもたらしてくれる傑作だと思う。

『命と人生』(Life, itself) スター・トレックディスカバリーDIS) 第5シーズン10話 / 2024

スタートレックエンタープライズ』以降停止したTVシリーズを、配信に適した連続フォーマットで復活させ、『ピカード』などのシリーズの端緒になった『ディスカバリー』の最終話

連続劇で見せるスタトレにはまだ課題が多く、特にディスカバリーシーズン4,5、ピカードシーズン2などは間延びして物語の行先がわかりづらいという批判があった。

しかし、それらの連続劇も、最終話に来ると、そこまで迷走していたテーマが急にシャンと鮮明になり、ああ、なるほどこういうことだったのか、という感動をもたらす。

特にエピソードディスカバリーグランドフィナーレとなるだけあって、描かれるものも壮大だ。銀河知的生命発祥の謎を求めて行われるトレック(旅)である

しかしその結末、謎は解明されることはない。その代わりに提示されるのは、「真実を求めるトレック」とは何なのか、という命題だ。

それは生きること、そのものである

『The Devourer of All Things, Part II』(日本タイトル未定) スター・トレックプロディジー(PRO)第2シーズン10話 / 2024年

スター・ウォーズマーヴェル作品ガンダムのような複数作品ひとつ歴史を形作るシリーズの楽しみは、クロスオーバー、そして「設定の穴が埋まる瞬間」だろう。

子供向けのCGIアニメシリーズとして作られた最新作であるプロディジーは、この設定の穴埋めを、他のどんな作品よりも見事にやって見せた。

新スタートレックヴォイジャーディスカバリーピカードなどの実写作品の設定を少しずつ掬い上げ、時に大胆にプロットに取り込んで、独立して楽しめる作品になっている。

その頂点がこのエピソードだ。シリーズを通じてのマクガフィンであったヴォイジャーキャラクター、チャコテイの姿が見えた時は、その絵だけで感涙してしまった。

実にオタク的な楽しみだが、フランチャイズ作品に長く付き合ってきたものけが味わえる、究極の悦楽がここにある。

プロディジー日本語版は、2024年10月時点では製作されていない。英語版だけならNetflixで子アカウントを作り、基本言語を「English」」に設定することで観られる。

両性具有ジェナイ人』(The Outcast) 新スタートレックTNG)第5シーズン17話 / 1992年

はっきり言ってシナリオの全体的な完成度は高いとは言えない。その質についても、表現手法についても注文の付く作品であるしかしどうしても外すことができない一篇がこれ。

1960年代宇宙大作戦人種性別による差別のない理想世界を描いたスタートレックは、1990年代になりその理想のほころびを正直に描くように変化した。

本作で暗喩されるのは、性的マイノリティの直面する差別であり、同時に女性の権利でもある。

物語では、両性具有種族の星に生まれた「女性」が、女性であると言うだけで罪とされ、矯正を施されようとする。

それは90年代に入るまで見過ごされてきた同性愛者への差別と、「治療」という名の暴力告発である

矯正の場へと連れていかれる彼女最後に、法廷の場で叫ぶ。「私は女だ!」と。

自らの性を自らの物として誇れない、自由に語ることもできない、あらゆる属性の、抑圧された人々の叫びが、そこに込められている。

新スタートレック日本吹き替えは名優揃いで品質が高いが、これだけは英語版で観てほしい。その叫びは、魂の演技だ。


以上。すげー長くなっちゃいました。誰も読んでくれないかな。

今回入れていないランキング定番としては、タイムトラベルの古典的傑作『危険過去への旅』(TOS)や、エミー賞ノミネートされた世界もっと儚いロケット打ち上げシーンが見られる傑作『超時空惑星カターン』(TNG)がある。

SFらしさが感じられるエピソード中心なので、人気の高いボーグのような強大な敵との対決とか、クルー同士のファミリー劇的な人情エピソードはあまり入らなくなってしまった。

また、『エンタープライズ』(ENT)、『ローワーデッキ』(LD)、『ストレンジニュー・ワールド』(SNW)の作品も入らなかったが、もちろん傑作、快作はいくつもある。

ENTバルカン人の設定を完成させた『バルカン夜明け』3部作LDアニメならではの手法連邦バルカンクリンゴン若者たち生活を描き交錯させた『wej Duj』、SNWは過去作の設定を活かしつつ現実21世紀社会情勢を24世紀の世界へと繋いで見せた第1話ストレンジニュー・ワールド』や、アースラ・ル・グイン小説『オメラスから歩み去る人々』のオマージュである『苦しみの届かなぬ高さまで』を推す。

2024-10-17

anond:20241017002625

製薬会社と同じ運命を辿るだろうな。

なんならなんの工夫もしなくても某声優と同じ声の一般人がいるだろうし

その人が音声データ売ったらその人が丸儲けできることにならんか。

有名な声優と同じ声の一般人を、ジェネリック製薬ならぬジェネリック声優と呼ぶことにする。

ジェネリック声優は、有名な声優とほぼ同じ声を安価かつ広範に利用することができる。

アニメゲーム吹き替えナレーションなどの音声コンテンツ制作業者は、ジェネリック声優使用を推奨して一般客にも啓蒙することになる。

業界では安価ジェネリック声優使用常態化されることになるが、一般客のごく一部の原理主義者は音声に違いがあると狂信的に主張してオリジナル声優を求めることになる。

まさにそれは、現在ジェネリック製薬と先発医薬品関係と同じである

2024-10-05

古谷徹降板について演技は代役でもいい派が多いの見てもう芸能人吹き替えが嫌だとか言わないで欲しいそういう人たちは

2024-09-25

映画プロメテウスで、主人公のひとりの日本語吹き替えがすげー下手だなと思って検索したら、同じ感想だらけで泣けた

2024-09-12

anond:20240912124230

わからん

けど、大山のぶ代さえ超えてそうな気がする

吹き替えの数が多すぎるし、自分子供の頃から声優もやってるし、ドラマとかで俳優もやってるし、仕事量が恐ろしい…😟

2024-08-21

DRM関係海賊版を見るほうが画質いいの皮肉だよなー

DRM関係で、デバイスによっては金を払って見るより、海賊版サイトで見たほうが画質がいいことが多々ある

PCアマプラとかNetflix見るのを想像するとわかりやすいと思う

著作権侵害対策のためのDRMなのに、それが正当な方法でみたい人の邪魔してるの面白いよなあ。

俺も英語圏人間だったら適当海賊版サイトで見ればよかったんだけど、俺吹き替えで見たいから結局画質低いので我慢するしかなくてなあ

2024-08-17

聲の形」って映画をやってたから見たんだが、聾唖者のキャラ声優が「健全者」でドン引きした…

昨日の夜、ガールフレンドの家で日式焼肉を食べた後

聲の形」って漫画映画がやってたか

ガールフレンドと一緒に見た


 聾唖者を題材にした映画コーダ あいのうたみたいな感じの映画なんかなあって思いながら観た

(そういえばコーダあいのうたみたいにHシーンがあったら気まずかったな)


この聲の形って映画声優を観たら、ノンデフ聾唖ではない)の健全者の声優ドン引きした…


 欧米中韓人権先進国では、障がい者の役は障がい者が演じるべきだと考えられており

貴重な障がい者の出演の機会を搾取するのは、文化盗用であり倫理に反しかねないと考えられている

 もしかして日本では、障がい者差別があまりに酷すぎて聾唖者の俳優存在すらできないのかなあって一瞬考えたけど

 去年日本アカデミー賞を受賞した「月」って映画にもデフアクターが出演してたからそんなこともないんだろう

 実写なら昔の人権意識が劣る時代にとった作品ですって言い訳も聞くけど漫画映画で今からでもデフアクターいくらでも吹き替えできるのになあ


 この映画については中国の一部地域で上映反対運動が起きたらしいけど然もありなんって思った

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん