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はてなキーワード: モチーフとは

2024-12-28

anond:20241228120440

近畿地元/在住だけど、「うわ、これ地元モチーフか?」「この条件だとあの辺りかな」の両方あったので、少なくとも3箇所くらいの特徴をごちゃ混ぜに記述して特定場所を想定できないようにしていると思う。

それでも近畿への差別では?という意見増田もあったくらいだからそもそもホラーフィクションでは面倒ごとを避けるためにここの話ですってあんまやんないと思うけどな

2024-12-25

anond:20241225094504

最近の傾向だとデビューから最初情熱が大HITしてしまうと次が描きにくそうとは感じる。

進撃、亜人、鬼滅(は違うが昔モチーフで刀等)

学生時代からずっと温めてきたような、作者が一番描きたくて夢見てたようなのが大HITしてしまうと、次作のプレッシャー大きすぎるし、そしてそれは1から作らないと行けないし、外した時の反動も。

タコピーの人なども2作目で幾らか叩かれてたし。

売れるというのもそれはそれで大変だなぁと。

2024-12-24

anond:20241224002918

うん。例えばHoYoverseのゲームを例にとると、ゲームの楽しさの半分は個人課金状況によらず平等提供されるシナリオテーマイベント、探索のような部分の作り込みから来ている。

残りの半分は、キャラクターの所持によって得られる戦闘コンテンツプレイスタイル拡張性によっている。

アクセスできる遊戯領域の広さの面では、モチーフ武器(以後餅)やキャラ凸が貢献する部分はそれほど多くなく、キャラ個人DPSという点では解放するたびに良くて20%程度の上昇、パーティDPSとしては10%程度で、時間制限コンテンツにおいて十数秒タイムが縮まる程度だ。

そういった僅かな性能上昇のために約2万円ずつ費やすのは効率の悪い考え方で、無凸無餅でもいいからほぼ全キャラ所持していて噛み合いのよい編成を組めていれば、どのようなコンテンツでも余裕をもって攻略できる。

また限定キャラを一切使用しない低レア縛りでも十分なゲーム理解と育成度があればエンドコンテンツ突破できる。むかしのソシャゲのようにそれなりの課金者でないと突破できない戦闘コンテンツのようなものはない。

ゲーム体験戦闘コンテンツ依存する割合も低くなっている。なので逆に、探索性能などの利便性向上効果のある凸であれば考慮する価値がより上がるが、それが与える満足感もゲームの楽しみ全体からすれば必須というほどではない。

そこで、金額あたりの楽しさ総量を最大化するには、なるべく限定キャラを多く取っていく計画を立てることになるが、凸や餅を完全にスルーできるなら、実は無課金や微課金でもかなりのカバー率を達成できる。

というのも、ゲームをしっかりやり込む時間が取れる前提であれば、年間に得られるゲームコンテンツから無料収益(イベント報酬、定期更新戦闘コンテンツ報酬、常設クエストおよびアチーブメント報酬等)は……

年間の新規追加キャラ全確保に必要な石数の、じつに64%に迫る。熱心なプレイヤーであれば無課金で新キャラの6割は取得できる計算になる。

そこから610円/30日、1,220円/42日の月額系プランに入ると、年18,024円のコストカバー率は82%まで上昇する。

さらに初回2倍石を全種類購入すると合計24,350円、年42,374円、月平均3,531円のコストで、カバー率は92%まで及ぶ。

この試算は、ゼンレスゾーンゼロのver1.1および1.2の個人の配布実績から導出したもので、1.0の配布石が平常verの倍以上あったことや2.0などのメジャーアップデート時の配布石も同水準に増えるであろうことを考慮していない。

その上ハルマサ無料配布というおそらくリリース初年度のみ起こる特例による所要石減算分も考慮していないので、ver1.0から熱心に遊んでいる2倍石までの微課金勢はver1台のキャラを全確保できる可能性が高い(凸餅に浮気しなければ)。

ただし、これはゲームリリースからコツコツ遊んでいる場合の話であり、遅れて開始した人が復刻(ゼンゼロではまだ復刻がないが)キャラまで確保しようとすると短期間に必要な石数が倍増する。

そのため微課金でも配布石の蓄積ペースでは足りず課金必要になるか、前verから貯蓄してそのverの実装キャラが未所持になる判断トレードオフになる。

また、キャラ確保にずっと徹してきた人であれば、豊富キャラプールゆえ無凸確保でも戦力になるのだが、凸餅への浮気を挟んできた人であれば、無凸キャラを活かせる編成が組めず、即戦力にしたいのならばやむなく凸効果によって編成幅を増やすような対応余儀なくされる場合がある。

凸や餅を取っているとこのように以後のキャラも凸らないと満足感を得られない負のスパイラルに陥る可能性が高いことには注意が必要だ。

さらに、稀に実装された段階ではそのキャラ特性を十分に活かすパーティが組めない、今後の編成パーツとなるキャラ実装を待たされるケースも(特に原神やスタレでは)散見され、その場合キャラプール豊富でも無凸では新キャラなのに一軍パーティに入ってこない、味変程度の趣味キャラという評価になる場合もある。

もちろん実装時には戦闘環境がそのキャラ特性マッチした接待環境になっているので最低限の満足感はあるのだが、ここで欲をかいて「もっと活躍させてあげたい」と凸餅に手をだしてしまうと計画が狂うので無課金・微課金者は強いメンタル必要だ。

ただ、そこまで戦闘性能をシビア吟味しなくとも遊べるゲームになっているので、あまりかいことを言わず世界観エンジョイしながらおおらかに遊べる人であることが無課金・微課金プレイヤーもっと必要素養になるだろう。

美術関係の進路を希望する生徒には備中鍬を見せて感想文を書かせなさい

モチーフへどうアプローチするか、センスが一目瞭然

現代アートよりは簡単です

時間かけて内容濃く原稿用紙10枚分書けるようであれば見込みありです

2024-12-22

水星魔女同人界隈マジで怖かった

まずスレミオの人たちが

株主総会バンダイナムコスレミオの結婚公式だと宣言しろ要求

・グエスレの同人誌即売会殺害予告

スレッタミオリネグエルの3人が書かれた表紙で発売するアニメ雑誌の告知ツイートリプライ欄をグエルヘイトコラで埋め尽くす

などなかなかのことをやっていたんだけど、

 

・グエル×スレッタとオルコット×グエルが好きなラウダアンチが、毎日大量に行っていたラウダ叩きツイートに加えて秋篠宮叩きと竹田恒泰叩きを始めて、竹田恒泰に開示請求されそうになり鍵垢にする

・グエル×ラウダが兄弟結婚しなかったのはバンダイナムコ自民党員と統一教会系のLGBT差別企業からだ(?)というわけのわからないデマを連投していた腐女子が凍結される

・4号×スレッタ好きのグエルアンチが、5号×ノレア本来は4号×スレッタが描くべきだったガンダム呪いテーマを盗んだ泥棒、ラウダ×ペトラデートやベンチなど本来は4号×スレッタのものであるモチーフを盗んだ泥棒スレッタ×ミオリネは株主総会バンダイナムコ否定されたカプ、本来結婚する予定だった4号×スレッタを踏み台にした他カプ(スレミオ、5ノレ、ラウペト)を推している人間倫理が欠如しているから一生呪ってやると叩いてヲチスレで晒され垢消しする

・「本来スレニカが成立していた」と繰り返し主張する、5chのどの水星スレにも現れる狂人

・グエルのグッズを告知した様々なメーカー企業公式アカウントに「4号のグッズを出せ」「恨む、呪う」と罵詈雑言リプライ送っていたアカウント通報により凍結される

オリジナルエランケレスと4号と5号は同一人物(?)であり、そのことが明らかになる続編が「二周目の水星魔女」として放送されることはすでに確定している、と根拠のないことを何度も書き込んでいる界隈

・5号×スレッタ成立確信界隈(https://postimg.cc/HjfWxY1g投稿された絵(https://x.com/m_o_g_m_o_g_555/status/1826579963899986123)を切り取り加工して「エラス画像投稿された」と認識している界隈

 

スレミオの百合豚の酷さは外部にも広がっていたけど、男女カプの界隈もなんというか相当酷い

なぜこんなキチまみれのジャンルになってしまったのだろう

 

秋篠宮家叩きと竹田恒泰さん叩きを始めて竹田恒泰さんに開示請求されそうになり鍵垢にした方』ですが、竹田さんは『LGBT法案に苦言を呈されてる方』でして…

竹田恒泰開示請求のラウダアンチについて、あれはグエスレ厨ではなくエラスレ厨!(5ch)だのスレミオ厨!(X)だの早速押し付け合いが始まっているけど、グエスレとオルグエの二次創作を大量にいいねしていてエラン創作スレミオ創作は一切いいねせずミオリネを叩いてたんだから、そこの押しつけは無理筋にも程がある。エラスレの「猫」とつるんで一緒にラウダとミオリネを叩いているだけで、本人はエラスレではない。グエル表紙の円盤が発売される前に、グエルとラウダのセット表紙にしろ公式要求していた兄弟腐を晒しRPしながら「グエル単体表紙」を要望していたグエル推しです。ラウダアンチしていたのも、ラウダがグエルを意味不明理由で殺しかけたにもかかわらず兄弟腐がラウダを称賛し「ラウダに情報共有をせずラウダを追い込んだグエル」を責めていたことや、「成立したラウペトに対してスレッタに振られ独身のグエル(笑)」といったガノタ特有嘲笑ノリ(前はミオリネに振られたシャディクに対してその嘲笑が向けられていた)に対して、ラウダへの憎悪を募らせた結果です。グエルオタが、ラウダageグエルsageをする勢力にキレてラウダアンチ化しています歴史修正をしないように。

竹田恒泰に対する誹謗中傷は、次の天皇愛子内親王悠仁親王右翼の中で揉めている件について、例の人は「長男血筋である愛子様支持で、次男の家の人間については全員を誹謗中傷するというのを繰り返している。「竹田恒泰男系男子派閥で、悠仁派だから」で誹謗中傷したというわけ。ちなみに開示請求はされなかったようで、今も元気にAI愛子様を作っているようだ。右翼に聞きたいんですが、AI愛子様を作るのって不敬じゃないんですか?

 

https://x.com/neupon08/status/1871162320900235763

怒り狂った大量の外人攻撃されたのでヤバイわねーになってる

https://x.com/Char_Tweet/status/1871029950305722758

曾经有恐同incel因为发表过“百合砸断了男人的脊梁骨”的言论而沦为笑柄贻笑大方,看起来你的脊梁也粉碎性骨折了,希望你早点去看看医生吧,不过医生可能治不了你的傻逼,直接去火葬场火化比较适合你这种老僵尸。

来た!スレミオ外人の襲撃!

こいつら機械翻訳使って誤訳や部分だけ切り取ったものを真に受けてろくに内容が分かっていない状態突撃するからお話にならない。人間同士の会話が成り立たないんですわ。「スレミオの結婚監督が認めた公式ですが、それはそれとしてグエル君のことは好きだし応援したい」みたいな内容に対しても「同性愛嫌悪者のインセルのグエスレ厨!!!!」と突撃してくるLGBTQ+脳のキチガイ。こういう連中が公式リプライ欄を全部ヘイトコラで埋めたんだよな。まずグエスレ厨がインセル(笑)。グエスレ厨は二次創作アカウント旦那中学生の息子やらの私生活を垂れ流す既婚中年女性だらけだわ。的外れインセル認定するこいつら、黒人スレッタ界隈の連中にも似てる。LGBTQ+脳とブラックウォッシュ脳はマジでやべえよ。ダンダダンの黒人化と、弥助の件でも分かったと思うけど、LGBTQ+脳とブラックウォッシュ脳の粗暴さはマジで似通ってる。どちらもひたすら粗暴で会話が成り立たない。

https://x.com/umashikaM/status/1871207724790485436

https://x.com/king21_sz/status/1687072735040806912

 

記事を書いたのは百合豚だとグエスレ厨やエラスレ厨に早速認定されているが、フリフェルになるべきだからシュタルク死ねと言っていた百合豚には「お前が死ね」と思ったし、放送前のジークアクスにマチュ×ニャアンをすでに期待していてシュウジ邪魔お気持ちしている百合豚に「お前が邪魔、お前が消えてなくなればいい」と思っている立場から認定ポリコレ認定LGBTQ+認定されると死ぬほど腹立ちます。同時にミオリネ叩きながらグエス結婚だの言っている連中も無理。ラウグエの近親同性愛が認められる権利でも、グエスレが不倫だろうがなんだろうが異性愛から同性愛に勝つという世界観でも、黒人他人種ブラックウォッシュする権利でも、この手の権利主張する政治豚本気で嫌いなんだよな。消えろ。お前のポジションは何だと聞かれたらカプ厨と政治豚を兼ね備えた人間に全員死んでくれと思っているポジション。そこにはマイノリティだけへの憎悪ではなく「異性愛からエスレは正しい」のようなものも含まれる。

エラスレもグエスレもラウグエも公式攻撃して脚本家監督への人格否定をしながら二次創作していたからお前らのことは嫌いだ。何が「AIにはリスペクトが無いが、二次創作には公式への愛やリスペクトがある」だ。無いだろリスペクトなんか。思い通りにならない不快公式否定するために二次創作しているだろ。スレミオ厨によるバンナム声優アニメーターへの異常な攻撃株主総会での迷惑行為についても「気持ち悪い」としか言いようがない。「スレミオの結婚監督が認めた!祝公式カプ→スレッタがふたなり二次創作馬鹿なのか?気持ち悪いったらない。オートガイフィリア害虫どもが。

 

https://x.com/teppei14207528/status/1871320332113740024

某シャ○ブログでまるでGL非公式百合厨が拘ってるだけみたいな書かれ方してた

してません

監督結婚と断言したことにも言及しているしGL非公式だなんて一切書いてません

 

bnckmnj

bnckmnj BLって「女の幸せ」が絡まないかマウントとらない(影でコソコソに即移行)イメージなんだけど 百合と男女カプって「正統派は私」の戦争よくおきるよね 自分公式カプであることに異常な執着があるというか

ラウグエ腐女子がラウペトを滅茶苦茶叩いてたのでそれはないですね

本来ペトラ瓦礫に潰されて死んでラウダがグエルにプロポーズ結婚する予定だったし北欧では認められているのに同性愛差別に壊されたと言っていましたよ

 

king-zessan

king-zessan まさかこのタイトルで、秋篠宮竹田恒泰自民党統一教会といった語句を見ることになるとは思わなかった。

推し冷遇された系で荒れるケースは他でも見たんですが水星魔女カップリング界隈の政治色は異常でした

LGBTポリティカルコレクトネス、DEI、自民党統一教会竹田恒泰弱者男性、ヘテカス異性愛ヘテロカスの意)などの単語アニメ話題でこんなに見ることになるとは思いませんでした

 

ntnajp605 当時スレミオ界隈は「水星百合婚END見習え」と他の百合作品扱き下ろしてたから(公式見解に拘る訳の一つ)、百合界隈でも物議醸して咎める人結構いた。振り返すと百合連続ヒットで一部過激派増長が酷い時代だった

リコリコとぼざろで百合人気の流れが来ていたなかでの公式百合婚に調子に乗ったのか、フリーレンのシュタルクを殺してフリフェルを成立させるべきと言っていたスレミオの人はやりすぎだと思いました

今はジークアクスのシュウジ百合邪魔をするのではないかという「悲観」がスレミオ界隈にあるようです まだ内容が少しも分からないのに

 

pikopikopan 放送からして男女CP界隈が百合界隈に喧嘩売ってた発端が前提なんだよな・・スレミオ結婚エンドで終わったのに声優結婚発言して消したもんだから、男女CP界隈にまた嫌がらせされてからの発表して欲しいになった

スレミオ婚はスレッタとプロペラが要介護になりお金必要からミオリネに金を出させている経済支援婚で、スレッタの本命はグエルでありグエスレが不倫純愛になると言っていたグエスレの人がいて悪い意味で凄いなと思いました

一応スレッタは作中で不倫ダメって言ってたんですが、解釈自由なのでスレッタは当然グエルと純愛不倫するという解釈をしても良いようです

 

Hige2323 やはりグエフェル…グエフェルは全てを解決する…

3年後、グエルがフェルシーと結婚した前提で語る人もいましたけど、全然公式じゃないので思い込みの激しい狂人しか見えませんでしたよ

本編で「なのだ」と一回も言ってないのにウマ娘声優ネタをどこにでも持ち込む人も相当数いたし、うすら寒い厄介でした

ただ犯罪者や、カップリング邪魔キャラの死を願っている界隈と比べると迷惑レベル全然違いますね 寒いだけなので

というかノレアなんか死んだのにエラスレの人に執拗に叩かれてましたからね

 

midori361 シャディク「僕の名前がない」

監督インタビューを見る限りプロペラシャディクが重要キャラクターで、グエルとエランはそれほど役割を持っていなさそうだったのですが、カップリング人気順作品語りがされるようになりシャディクはカップリング人気が低めだったので除外され気味ですね

結果水星魔女ってカップリングでばかり荒れて何の話だったのか分からないとなりがちです

スレッタの考えが不明瞭だったところにも問題はあります

 

hilda_i ガンダムでこういう揉め事見るたびに作品から何も学ばなかったのかな? と思うわ。人の業なのかもしれないけどぉ。/ブレイバーンでも同じ様な事が起こり得そうだったわりに特に何もなかったような。

ブレイバーンスミス×イサミ以外への分散が起きなかったし、アレが「無理」な人は離脱したので

男女や女女の対抗カプでも売ろうとするような変な八方美人しなかったのが功を奏したんだと思います

 

竹田恒泰の件があるのでラウダアンチキャッチーではあるのですが、主張内容を見ると「エラスレ広義」と「ノレアアンチ」の界隈が非常に香ばしいように思います

「広義」を理解するには結構リテラシー必要で、最初彼女たちが何を言っているのか全くわからないと思います(「アルミホイル」と呼ばれています

 

あとラウダには信者もいて、ラウダがミオリネを殺そうと出撃してグエルを殺しかけた一連の錯乱への批判であったり、ラウダによるペトラの扱いが雑でモラハラっぽい等の内容が書き込まれると、

ラウダ信者スクリプト荒らしスレッドを埋めるという言論統制も敷かれてます

 

Xのリアクション見てて思い出した 百合ゲーム課金スレミオ民の件ありましたね

実家暮らしであまり高くない年収ほとんどを百合ゲーム課金に突っ込んでいるスレミオ民を男女カプ厨が「弱者男性」と寄ってたかって馬鹿にして晒すというのがありました

こういうことが絶え間なく起きていてどんどん忘れていって、それでもこれなんですよね

ラウダアンチがラウダアンチソングを作ってYouTube投稿というのもありましたね

グエル役声優への誹謗中傷もあったなあ…

 

https://x.com/RegiTwfm/status/1871103860284243995

エラスレ・グエスレにするために邪魔なミオリネの首をもいだりするの、あった!

いろいろありましたねーろくでもないことばかり

 

https://x.com/pupupunopuuuu/status/1871124293234696373

誹謗中傷弁護士相談したそうです

 

結婚キャンセルについてお気持ちしている豚がいますが、あれは声優を守るために必要措置であったと思います

スレッタ役の声優さんとミオリネ役の声優さんに対して、本当に結婚しろと迫る中の人ナマモノ百合豚みたいな人が国内にも海外にも大勢湧いていたので

スレッタの中の人として発言されたスレミオの結婚の部分は海外翻訳されてとんでもない拡大解釈中の人への危険をもたらす可能性があったんですよ

これ監督円盤特典の結婚確定コメントが先に出ていたら良かったんですけどね

監督男性かつ顔写真も非公開、「お前が本当に女性同士の結婚を達成しろ」なんていう圧力を加えられることもなければ

LGBTコミュニティプライドパレード象徴として使われることもありませんから

結婚キャンセルに怒ってるだけの人はあのときナマモノ圧力LGBTアイコンタレント圧力についての状況を知らなすぎです

スレミオを追っていてあの辺りの危険性が分かっていないとしたらあまりにも英語が読めないんでしょうね

少しくらい英語読めばいいのに 小卒じゃあるまいし 今どきは小学校でも英語をやるから幼卒かな?

2024-12-18

なぜ死神ガイコツなのか

肉や内臓と違って骨は分解されにくくむしろ現世に残り続けるのだから死神モチーフとして不適切ではないか

2024-12-17

anond:20241217220854

からゴチャゴチャした作風の人だったが、どうも抑制がうまくいかなくなり話がわけわからん感じになってしまったな

ルードヴィッヒ革命完結までは童話モチーフからまあどうにかなったが、その後の数作は真面目に読んでもわけわからんかった

今は白泉社に戻ってるらしいし編集手綱で直ってるかもしれない

暇空茜、久しぶりに音無ほむら喧嘩音無真如苑関係者

暇空茜(水原清晃/42歳)と音無ほむら江藤貴紀/44歳)は以前は仲良しだった

音無東大卒で塾経営者をしつつ大黒柱は同じく東大卒の妻であり子供もいたが、ある時期からColabo仁藤夢乃にのめりこみ、仁藤曰く「古参ストーカー」と化し、妻子に逃げられ塾も経営破綻

ますます仁藤にのめりこみ様々な陰謀論を唱え、その陰謀論を垂れ込まれた暇空がパクって騒いだことで、国会でも取り上げられるほどの「Colabo問題」へ発展した

二人は仁藤叩きの同士として仲良しこよしだったが、次第に暇空は仁藤に飽きて、男子大学生堀口英利叩きに走るようになった

音無は堀口のことがどうでもいいので暇空の方針に意義を唱え、好きなことを好きなようにやりたい暇空と対立

ブロックしたり解除したりをイチャイチャと繰り返す関係になった


堀口に夢中な暇空だったが、Twitter上で暇アノンと激しいレスバを繰り広げていた堀口は突然アカウントを削除し、暇アノンには監視しかできないユートピアInstagram移住してしまった

暇空は次第に、堀口のInstagramでの投稿は偽物によるもので、本人は地元高崎市逮捕されているという説「高崎物語」を提唱

やがて「高崎物語ミスリードされたシナリオだ」と気づき、実際には立川本拠地に置く新興宗教団体真如苑」に堀口が監禁されているという「立川物語」だと開眼した

堀口の母が一時期真如苑にはまり脱会したが堀口が愚痴っていた時期があったのが根拠

仁藤や堀口を敵だとミスリードされた時期もあったが、彼らは本当はそれほどの悪人ではなく、全ては真如苑が自らの闇から目を逸らさせるために仕組んだものだと悟り、暇空ははじめて仁藤と堀口に謝罪した

監禁されている堀口を開放することで事態好転するとわかり、暇空は刑事告訴の取り調べで頻繁に会っている検察らに真如苑の闇を訴えかけているという

真の敵が真如苑だとわかった今、それならば仁藤叩きを仕組んだ音無真如苑の手先だと暇空は知ってしまった

暇空茜

@himasoraakane

多分ですけどエコーニュース音無ほむら)も真如苑ですね

名前仏教用語音無

②添付アイコンの髪飾りがコンパスだが、真如苑ではコンパスは「聖地コンパス」として固有名詞にされるほどのグッズでデザインが同じ

③僕が真如苑ほりだしたあたり(12/5)から二週止まってる

④耳飾りのカギはロマサガ2のロックブーケモデルといってるが嘘、ロックブーケはカギモチーフがない

コンパスモチーフにしてるのはあきらかなのにコンパスに関する言及がない

https://pbs.twimg.com/media/Ge_i6rna4AA3LEj.png

https://pbs.twimg.com/media/Ge_i_XAbwAAblMu.png

https://pbs.twimg.com/media/Ge_jEUdasAAd85l.png

https://pbs.twimg.com/media/Ge_jKrpa0AAsYjJ.png

https://archive.md/mBoBk

ネームド暇アノンの「ホットケーキくん」は「法華経」を由来とした真如苑関係

アルパカ社長」は「アルパカ」は漢字だと「羊駱駝」と書き駱駝が仏教重要動物のためやはり真如苑関係

暇空側のふりをしながら焚き付けていた者たちの中からも多くの真如苑の手先が見つかった

また、暇空が不当に退学に追い込まれた母校東大寺学園仏教関係男子校であり、真如苑との縁が深い

かつて彼が退学へと追いやられたときから既に真如苑シナリオは始まっていたのだ

これまで敵対していた暇空・仁藤・堀口が手を組んで真如苑と戦う、そんな熱い展開に期待

2024年に読んで良かった10冊の本

anond:20241214160546

便乗して5冊挙げようとしたけど絞りきれなかったので倍プッシュした。2024年は1/1から今日までのあいだに315冊読みました。ちなみに、いま読んでる途中なのは上橋菜穂子香君』(2022年)と飛浩隆鹽津城』(2024年)、それに教養系の新書数冊。

ウィリアム・シェイクスピア十二夜』(1600年)

今年はアプリリリース3周年を迎えたウマ娘に突如シーザリオ実装されるというサプライズが起きて、仮にウマ娘化されるとしたら絶対男装の麗人キャラだろうなと思っていたら本当に男装の麗人だったので全俺が歓喜したし、オフザリオの声が可愛すぎませんか……? 俺はああいう透き通ったというか透明感があるというか鈴を転がすようなというか、とにかくそんな感じの声に弱いのだ。身体きもいいしなグヘヘ。シナリオではずっとイチャイチャしてて最高すぎる。俺の嫁Tier最上位です。引けてよかった……! ちゃんと「シーザリオ英雄譚」の称号もゲットしました。チャンミは優勝できなかったけどな! ところで俺は『ハムレットしかシェイクスピア作品を読んだことがなかったので、良い機会だということでシーザリオ名前元ネタになった『十二夜』を読んでみることにした。男装の麗人、すれちがう恋心、よく似た兄妹の人違い、と来てお前女だったのかからハッピーエンドで終わる、まあテンプレ通りのラブコメだったんだけどひょっとしてこれがラブコメテンプレになったやつだったりします? 偉大すぎでは。っていうか「十二夜」って、古代ローマのサートゥルナーリア祭をもとにした公現祭エピファネイア)のことだったんだ……。ほかにも『リア王』『マクベス』『リチャード三世』『お気に召すまま』『ジュリアス・シーザー』『夏の夜の夢』を読んだんだけど、いちばん好きなのは十二夜』です、はい。「僕は僕が演じているものではありません」っていう台詞すき(小並感)。

ところでシェイクスピアといえば、古河絶水『かくて謀反の冬は去り』(2023年)というラノベシェイクスピアパロディなのね。『リチャード三世』をパロった1巻を読んだときにはまったく気づいてなくて、あとがきを読んで「これシェイクスピアだったんだ」となり、元ネタを読んだらめっちゃからさまだったし、今年出た2巻はもう露骨に『マクベスオマージュで、さら二・二六事件三島由紀夫割腹自殺などのネタも盛り込まれていて非常に楽しく読めた。古代日本風ファンタジィ(e.g. 沢村凜黄金の王 白銀の王』)とか、近代日本モチーフミリタリもの(e.g. 佐藤大輔皇国の守護者』)とかはよく見かけるけど、人名とか文化とかが古代日本風なのにテクノロジが近代風な政治劇というのはなかなかなかったように思うので新鮮というか、「その手があったか!」という感じだ。笑いとシリアスバランスが良く、裏の裏をかくサスペンスが繰り広げられて、続きが非常に楽しみな作品なのですごくすごいオススメです(語彙力トプロ)。そういえば春先にはちょうど前年に文庫落ちしたホルヘ・ルイス・ボルヘスの『シェイクスピア記憶』(1980年)も読んだんだった。俺の中で今年はシェイクスピア元年ということで。

ジョン・ステュアート・ミル自由論』(1859年)

自分ではリベラル派のつもりなんだけど、実はちゃん原典を読んだことがなかったので読んでみた。日本でいうと幕末に書かれた本なのに「そうだよ~~~それだよ~~~!!!1!」と同意するところが非常に多かったので、自分は根っから自由主義者なんだと再確認。みんなも(本来意味での)リベラリストになろうぜ。リベラリズム関連だと、ほかに井上達夫リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください』(2015年)を読んだ。ラディカルだが筋が通っている。ところで著者がアメリカ留学してたときに「なんで日本人がリベラリズム研究を?」って言われたというエピソードがちっともリベラルではなくてドン引きしたというか、あいつらひょっとして自由主義人類普遍原理ではなく西洋文化かなにかだとでも思ってんの? 人類普遍原理じゃないならなんでヨソの文化圏に押し付けてもいいと思えるんだ。非西洋自由主義者としては不愉快

ノーラエレングロース『みんなが手話で話した島』(1985年

もんのすごい面白い。話には聞いていたマーサズ・ヴィンヤード島の手話についての本。この島ではかつては高確率で聾の子供が生まれたため、島のほぼ全員が手話を身に着けていて、ときには聴者どうしが手話で話すこともあった。したがって耳の聞こえない人たちも完全に社会統合されていて、社会的な不利益を受けることはなかった。この島では聾であることはただの様々な個人の特徴のうちのひとつであって、それが重大な意味を持っているとはみなされていなかった。たとえば以下の会話のように。

「アイゼイアとデイヴィッドについて、何か共通することを覚えていますか」

「もちろん、覚えていますとも。二人とも腕っこきの漁師でした。本当に腕のいい漁師でした」

「ひょっとして、お二人とも聾だったのではありませんか」

「そうそう、いわれてみればその通りでした。二人とも聾だったのです。何ということでしょう。すっかり忘れてしまうなんて」

島の出身者にとって、彼らはまずもって漁師であり、聾であることは、そういえば耳が聞こえなかったね、という程度のものしかなかったということだ。この本を読むと、なるほど障害社会モデルは正しいのだなぁと納得してしまう。手話共通語として存在した共同体のあり方をインタヴューと文献調査によって復元していく社会史的な面白さに加えて、途中では島民の聾の起源近世イングランドにまで遡って明らかにしていくという謎解きの面白さも味わえる。まさか手話の本読んでてジョージダウニングダウニング街の由来)とかサミュエル・ピープス日記を遺したことで有名)とかの名前が出てくるとは思わないじゃん。そしてこの「手話楽園」が徐々に崩壊し、終焉へと向かう過程寂寥感にあふれている。今年読んだノンフィクションでは一番ですわ。超オススメ

綾辻行人十角館の殺人』(1987年

まだ読んでませんでしたテヘペロ最初読んだときは「衝撃の一文」の意味がわからず、ああ、あれって襲名制でこいつは先代なんだ、って一瞬勘違いしちゃったんだけど、独白が始まるにつれて鳥肌立った。お、お前~~~~~~!!!1!! 小説としての出来は正直言って荒削りで、お世辞にも上手いとは言いがたいのだけれど、謎解きとしての衝撃は絶大ですわ。なるほどこれが新本格の先駆けか……。そういうことでちょぼちょぼと館シリーズを読み始めてます。いま人形館の途中。

うそう、本作がきっかけで○○○○○○の『○○殺人事件』(1929年)も読みました。タイトルだけ読んで中世ヨーロッパ舞台にした歴史ミステリなのかと思ってたら全然違ったわ。あなたの「○○」はどこから? 僕は、『電脳山荘殺人事件から! っていうか本作を読んで学生時代に読んだ米澤穂信インシテミル』(2007年)のなかで意味がよくわからなかった一節の意味をようやく理解した(岩井読書マウント取るシーン)。『○○殺人事件』のあとがきとか「読者への挑戦」とかそういうコーナーで作者が自己紹介する文があるものだとばかり思ってたけど、本作を指してたのかよ!

サイモン・ホロビンスペリング英語史』(2013年

英語への解像度が上がった1冊。英語スペリングに悩まされ、「俺は日本から出ないか英語は要らない!」と高校時代放言しておきながらいまは英語をそれなりに使う仕事をしている者からすると、かつて味わった理不尽の謎解きという意味ですごく面白かったし、何というか、あの理不尽の背後にはこんな歴史があったのか……と知ることで、英語への愛情のようなものが増した気がする。「世界共通語」とか呼ばれて出羽守から持て囃される帝国主義的な覇権言語としての英語は相変わらず好きになれそうもないが、しかし、ヨーロッパの片隅にある島で数奇な歴史を辿ってきた言語としての英語のことは割と好きになれる、そんな本だった。

菅浩江放課後のプレアデス みなとの星宙』(2015年

アニメを見た直後に読んでおけばよかったシリーズ。名作ジュヴナイルSFアニメ放課後のプレアデス』のノベライズなんだけど、キャラクタの掘り下げが完璧すぎる。みなとという謎めいた存在に丁寧に肉付けして、彼がプレアデス星人出会って闇堕ちしすばるに救われるまでの過程説得力をもって再構成していてすごくすごい(語彙力)。主題歌引用タイミング完璧すぎるだろ(「Stella-rium」は名曲からみんな聴こうな)。そして、あおい、ひかる、いつき、ななこといったキャラクタの名前漢字が当てられていくところは本当にゾクゾクした。これオリジナル設定ってマ? 佐伯昭志リリカルアニメを『永遠の森』『そばかすフィギュア』の菅浩江ノベライズするなら、そんなのもう心が洗われるような名作にしかならんわけで。読み終えたあとにまたアニメを見たくなる、そんな素敵なノベライズだった。大好き。

ジェリー・Z・ミュラー『測りすぎ』(2018年

数値の測定は大事なことだが、それが濫用された結果どうなるのかという事例が色々と挙げられていて、この本末転倒感は日本でよくあるやつだ……! と思ったらだいたいアメリカの事例なので人類を滅ぼすしかない。この問題で難しいのは適度な測定には意味や意義があることで(たとえば、論文の本数が重視されるようになった結果薄っぺら論文が量産されるようになるのはよくないが、ちっとも論文を書いていないひとに多額の研究費が配分されるのはおかしい、というお気持ち)、測定なんて意味がないとは言い切れないことだが、本書の著者は最後に「測定のまっとうな使い方」のための指針を提示していて、この増田で挙げた本のなかでは一番実用性が高い。「測定は判断の代わりにはならない。測定は、判断要するものだ」という金言政策決定にあたるひとたちには噛み締めてほしいなと。

白鳥士郎りゅうおうのおしごと!18』(2023年

こっちはJ. S. ミルじゃなくてJS見る。5巻くらいで読むのやめてたシリーズなんだけど読むの再開したらすごく面白くてハマってしまった。人工知能によって将棋が終わってしまったという夜叉神天衣と九頭竜八一の抱く絶望と諦念を、雛鶴あいと神鍋歩夢というそれぞれのライバルねじ伏せていく、めっちゃ骨太将棋小説じゃん……。ただのロリ小説と思わせておいて、いや実際にロリ小説でもあるんだけど(ロリホームって何だよ)、AIという最新のテーマに向き合って「解」を提示してみせる胸熱将棋小説でもあるというギャップが俺を狂わせる。すげー面白いっすわ。

ところで、さんざ褒めておきながら将棋の定跡とか全然わからんのは秘密だ。ひ、『ヒカルの碁』も盤面わかんなくても読めてたし……(震え声)

米澤穂信『冬期限定ボンボンショコラ事件』(2024年

小市民シリーズの完結編。ずっと追いかけてきたシリーズの終わりが見れて感無量すぎる。読み始めたの高校の頃とかだからマジで20年越しなんだよな。『春期限定いちごタルト事件』の序盤で示唆された、小鳩くんが出しゃばって不興を買ってしまった過去事件が描かれていて、20年越しの伏線回収が嬉しすぎる。

「なあ。おまえ、鬱陶しいよ」

これってこういう文脈でのことだったのか~~~~~とか、互恵関係! 互恵関係きた! これで勝つる! とか、〈小市民シリーズ過去が明かされていく展開を味わって読んでいたらそれが小鳩くんの遭った事故と徐々に繋がっていく過程は流石のよねぽだった。本作で〈小市民シリーズは綺麗に完結したわけだけど、これ短編集もう1冊くらいいけるんじゃないですか? という気持ちになってしまう。読みたいよ~~~~小鳩くんと小佐内さんの物語もっと読みたいよ~~~~~~~~!!!1!!

かまど&みくのしん『本を読んだことがない32歳がはじめて本を読む』(2024年

オモコロ話題になってたみくのしんの読書録。一文一文を噛みしめるように丁寧に読んでいてすごい。国語の授業が苦手だったみたいなこと言ってるけど、マジで正統的な国語の授業みたいな読み方してるのすごすぎるでしょ。そしてこの本を読んで「一文一文を噛みしめることなくただ数だけを積み上げてきた俺の読書とは空虚ものではないのか……」という敗北感に囚われていたところに次の文がすっと差しまれてくるのです。

本が読めないと尻込みしていた男を「正しい読み方なんてないから」と、訳知り顔で励ましておいて、いざ自分のこととなると、ちっぽけ呼ばわりなんて本末転倒じゃないか

本書はみくのしんの読書追体験であると同時に、本好きへのエールでもあると感じた。本には色んな読み方の可能性があって、すごく自由ものなんだということ。それを思い出させてくれる、とても良い本だった。ありがとう

2024-12-15

タトゥー】どうしてオレはタトゥーが嫌いなのか

いや、別に、周りにいる墨入れてる友達別に嫌いじゃない

オレが嫌いなのは2種類

自分で入れておいて「差別だ!」と喚く馬鹿と、自分が何入れてるかわかってないホンモノのバカだ。

まずは後者

いくらファッションでも入れちゃダメモチーフってのがいくつかある

でもね。カッコよく、見えたんだもんね。確かに日本国内で過ごす分にはいいんじゃないか

とはいえ、その墨を入れて、例えばブラジルとか、メキシコとか、L.A. とかにはとてもいけないよ??

わかってる? と、聞きたいけれど、わかってないから入れてるってのをこっちはわかる

なんだろうな。嫌いだな。ってのが感想

次に前者

わざわざ入れる必要もないタトゥー自分から入れて、おおきくなって今更テレビメディアで、『温泉に入らないのは差別だ!』だの『見た目で怖がらないでほしい』だな喚くヤツら

はっきり言って女々しい

お前は入れる前に、プール銭湯に行けなくなると知らなかったのか? 知らなかったと言うなら愚かだし、知ってたと言うなら今更だろ?

ある程度、見た目でマイナスになるかもしれない。それでも入れるのが墨じゃないんか?

お前は彫り師にお願いする前になんの覚悟も決めないで行ったのか?

女々しい、女々しすぎる。

オレの周りにはいないタイプだが、声だけは大きい君らが、ぼくは、嫌いだ。

2024-12-14

25歳の誕生日に記念の刺青彫った。

25歳の誕生日は、人生の節目だと思った。何か特別なことをしようと決意し、それが「刺青を彫ること」だった。小さい頃から刺青には不思議な魅力を感じていた。自分の肌に刻まれデザイン、それが一生消えないということに、恐怖とロマンを感じていた。だからこそ、この特別な日を機に、自分もっと強くもっと特別存在に変えたいと思ったのだ。

デザインは、長い時間をかけて選んだ。シンプルな花のモチーフで、右腕の内側に彫る予定だった。それは、祖母生前大切に育てていた庭の花を象徴するデザインだった。幼い頃、祖母の庭で遊んだ思い出は、今でも心の中に鮮やかに残っている。祖母が亡くなってからというもの、その庭も荒れてしまい、花はもう見ることができない。だからこそ、その花を自分の肌に刻むことで、祖母との思い出を永遠に持ち続けたいと思った。

刺青スタジオに入ると、特有の消毒液の香り機械の音が迎えてくれた。緊張で手汗が止まらない。それでも、後戻りはできない。自分を奮い立たせ、アーティストに腕を差し出した。「大丈夫ですか?」という声に、うなずくしかできなかった。

針が肌に触れると、言葉にできない痛みが走った。思っていたよりずっと鋭く、深い痛みだった。最初の数分はなんとか耐えたけれど、次第に呼吸が荒くなり、冷や汗が額を伝う。痛みと共に、過去記憶フラッシュバックするようだった。祖母笑顔、庭に咲く花の香り、そして祖母に手を引かれて歩いたあの日の温もり。そのすべてが、痛みとともに胸を締めつける。

30分が経った頃には、耐えきれなくなっていた。アーティストが「少し休みますか?」と聞いたとき、思わず「もう無理です」と答えてしまった。彼は驚いた顔をしたが、優しく笑って「ここでやめるのも勇気です」と言ってくれた。結局、刺青は半分しか完成しなかった。花の輪郭わずかに見えるだけで、色も入っていない中途半端状態だ。

スタジオを出た後、腕に巻かれた包帯を見つめながら、情けなさと安堵が入り混じった気持ちになった。自分は弱いのか、それともこれでよかったのか、答えは出ない。ただ、祖母のことを思い出しながら、その半分だけの刺青にも意味があるような気がした。

それは、完璧ではないけれど、自分の歩んできた道の一部を象徴するものだ。半分の刺青は、自分の弱さと、そして祖母への愛情象徴だと思う。そして、痛みと向き合ったその時間が、自分にとって忘れられない誕生日の思い出となった。

人生完璧である必要はない。半分の刺青も、半分の自分も、それで十分だと感じた。祖母が空の上で笑ってくれている気がして、少しだけ涙がこぼれた。

2024年に読んで良かった5冊の本

2024年は54冊読みました。

ブロガーとかがやっているピックアップ記事自分もやってみたかったので書きます

大賞 『最高の集い方――記憶に残る体験デザインする』

まりデザインがわかる本。

正直、集まりは嫌いだ。生産性が無いというか、実りがない。

行ったところで食事をして、言いたくもないことを話して、キャラじゃないことをやらされる。

そんな感じだった。

しかし、本書を読んで、やはりそういったイベント微妙に思えるのは当然のことだったと思えた。

実りのある集まりをする上で、必要なことが書かれていて、

など。

まりとは多くのことに繋がると思う。

日常生活で店に入ったり、テレビを観たり、そういう誰かの注目を得ることも、大きく「集まり」と言えるのではないか

自分が集まり主催するときは、実りあるものにしたいなあ。

技術賞『BIG THINGS どデカいことを成し遂げたヤツらはなにをしたのか?』

メガプロジェクトの本。

具体例が色々。エンパイアステートビルが100年前、18ヶ月で建てられたことや、日本の「もんじゅ」がどのように延期して廃止に至ったかも書いてある。オペラハウス歴史も知らなかった。

上手くいくアプローチが紹介されていて、

など。

メガプロジェクト数字が大きく、工期の延期や予算の超過や採算が合わないものが99.5%という。

ただこれはメガプロジェクト特有性質ではなく、小さなプロジェクトにも当てはまるという。

本質的には同じなんだろうなあ。

科学賞『Science Fiction あなたが知らない科学真実

科学研究実態と難しさについての本。

今まで読んできたものが覆されるような感覚がある。

科学真実に近づく方法であり、科学真実というわけではない。

科学者は必ずしも悪意があって不正をするのではなく、

があって、不正をするほど得になる環境になってしまっている。

小保方さんの話も出てきて、そういえばその上司自決していたな……と思い出し、不正お金や見栄だけの問題では無いと感じた。

読みながら、「見てきたものや聞いたこと 今まで覚えた全部 デタラメだったら面白い」と、ブルーハーツ情熱薔薇が流れていた。

健康賞『疲労とはなにか すべてはウイルスが知っていた』

疲労についての本。

疲労とは身体からアラートであり、無理やり無くそうとしても逆に身体を壊す。病的な疲労うつなど)は脳の炎症であることが多い。

うつ病について疲労視点から触れられていたのも良かった。まだ病気だと思っていない人もいるから。生理的観点から考察だけど、心因的な観点証拠が弱くなりがちだし。

エナジードリンクコーヒー比較面白かった。

1. エナジードリンクカフェインコーヒー以下。

2. エナジードリンク抗酸化成分が多い。

3. 「肝臓」のeIF2aリン酸化抑制

4. 脳が「疲れていない」と解釈

5. 休憩せずに身体ダメージが蓄積される。

軽い運動疲労回復する理由や、なぜ疲労があるのかというのも考察されていて面白かった。

疲労で鬱になるとかは今後修正されるかもしれないけど、休むことに若干の罪悪感みたいなものがあったので、疲れたら気兼ねなく休むようにしよう。

今の僕には理解できない賞『好き?好き?大好き?』

詩篇

『NEEDY GIRL OVERDOSE』というゲームプレイして、モチーフに『好き?好き?大好き?』があると知った。

読んだ感想としては……よくわからなかったです……。状況とか人間関係とかが。

ただ小説物語は何回か読んで自分の感じ方の違いを感じるものだと思うので、よくわからないという感想もアリだと思う。

最後はなんか綺麗な風景が見えた気がした。

好きな惣菜発表ドラゴン戸川純もこれが元なんだろうか。

その他良かったもの

『働くということ 「能力主義」を超えて』

能力主義への疑問と組織開発。

能力」が「高い」「低い」、だから「選ぶ」「選ばれる」。当たり前のようで、見えもしない「能力」で人を判断している。これが正しいのだろうか?

油断するとすぐに能力の優劣での説明に傾いてしまうので、『「できる」「できない」は状態のこと。固定的な能力ではない。』という言葉を忘れないようにしている。

感染法則ウイルス伝染から金融危機ネットミーム拡散まで』

感染に見られる共通法則ルール)について。

取り扱っているものが多いので、感染というもの日常に浸透していることに気付かされる。

私が読んだこれまでの本は自分で見つけたものじゃないし、誰かの影響に晒されて読んだものだし。

2024-12-13

フランツ・リスト名曲重要曲七選(超絶技巧編)

 anond:20241213122052の続きである

 スター時代の曲がちょっと寂しいので、リスト超絶技巧を味わう作品のみで七選を組んでみようと思う。既に出したのは除外。あとブコメ

推奨録音にkyushima氏みがあって大変共感できる増田次世代を引っ張っていくであろうユンチャン・リムの超絶全曲や、彼に影響を与えているニレジハージの伝説(波)あたりを加えても良いかもしれない。

 kyushima氏(http://kyushima.web.fc2.com/cd/index.html)に言及する人が現れた(笑)もう更新が止まって久しいけど、ここの御陰で知らない演奏にいくつも巡り会った(オフニコフとかベルッチとかロルティとかハフとか)。

 ユンチャン・リムの超絶を挙げてくださったのも感謝する(未視聴/クライバーンコンライブ https://amzn.to/4iwxti2)。自分CDボックス漁ったりして、未視聴盤はたくさんあると実感した。ニレジハージは海賊録音でしたっけ? 聞いて確かめなきゃ


1. ドン・ファンの回想 S.418(1843年)

 モーツァルトオペラドン・ジョヴァンニからメロディーをとってアレンジしたものノルマの回想に次いで(それ以上に?)取り上げられていると思う。騎士長のテーマドン・ジョヴァンニに警告するシーン)から始まって重苦しいのだが、そんな嵐が去ると「お手をどうぞ」の主題に基づく変奏が現れ、最初の技巧的な見せ場になる(この主題はかなり人気があり、ショパン編曲していたはずだ)。後半は「シャンパンの歌」の変奏が騎士長の動機を挟みながら繰り返され、繰り返しの度にどんどん華やかになっていき、終幕を迎える。

 私はマッティ・レカリオ(Ondine/ブゾーニ編なので一部カットがある)が好き。新旧あるアムラン(Music&Arts/Hyperion)も恐ろしく安定した演奏新録の方が音は良い。あとハン狂2が入ってる)。クズミン(Russian Disc/ブゾーニ編)も強烈だが廃盤倒産激怒)。ペトロフ(Melodiya)は持っているが、遅っ!と思って合わず食わず嫌い・・・)。ロルティ(CHANDOS)もきれいな演奏だけどのんびりした感じ。この曲はノルマほど聞かないのでそんなに思いつかない。誰か教えてくれ。あとフィリペツが録音してくれないかなぁ・・・

 廃盤になっているレカリオのCDにはタウジヒ編の「ワルキューレの騎行」なども入っているし、ブゾーニ編のフィガロドン・ジョヴァンニ幻想曲もある(リストが途中放棄した作品)。本当に再版してほしい。配信はある。

2. 「ユグノー教徒」の回想 S.412(1837年出版/第2稿1842年)

 ジャコモマイアベーアは、パリ19世紀前半に大成功を収めた作曲家サンバルテルミの虐殺モチーフにしたオペラユグノー教徒」は何度も再演され続けていたが、20世紀には忘れられた(今また再評価されているらしい)。音楽史的にマイアベーアの影が薄いのは、彼が展開したオペラ書法の多くをワーグナーヴェルディといった後発者たちが更新して塗り替えていったからかなと思っている。もちろんリストピアニスト時代に人気だったマイアベーア編曲していないはずがない。ゲレリヒの本にも、レッスンでマイアベーアを弾く弟子が出てくる。ハワードライナーでとても強く推している※。あまり録音は思いつかない(申し訳ない)。NAXOS全集の第1巻にコーエン演奏が収録されているが未視聴。フィリペツ、録音してくれ。

 この曲はユグノーであるマルセルライトモチーフとして「神はわがやぐら」を使っているのだが、それってルター派じゃ・・・?(カルヴァン派でも使われていた??)

 第1稿ではラスト原曲通り第5幕カトリック兵士合唱主題(この歌詞がまたやばくて・・・異端を殺せ!神がそう望んでおられる!という血なまぐさい中身)が入ってとても雰囲気があったのだが、別稿では「神はわがやぐら」の変奏を強化する対応になっていた・・・と思う(ハワード聞き直さないとなぁ)。ただ、あの狂気合唱が魅力だと思っている。第1稿では合唱を遮って「神はわがやぐら」が入ってくるのだが、これが幅広いアルペッジョで一掃され、再び合唱に戻るという原曲ラストの射殺シーンを思い出させる流れ。

オペラの方も20世紀にも再演されてきたが、特定歌手たちのための舞台に過ぎなかったけど、今や再評価の時だということが熱っぽく語られている。特定歌手って多分サザーランド

3. スペイン詩曲 S.254(1867年出版

 気分転換。後期の出版になるが、実はこの曲のおおもとはスペイン公演時の印象を書き留めた45年の「スペイン旋律に基づく演奏会用第幻想曲」にある(ハワード全集に当然ある)。今のスペイン詩曲の形になってのはヴァイマール時代らしいので、超絶や巡礼同様、前期に作られ、中期に改訂されて充実した曲の一つだ。

 前半ではフォリア、後半ではアラゴンのホタという舞曲から成る。どちらも華々しい技巧で彩られ、最初から最後まで魅力的で見せ場が多い。

 名盤としては、エフゲニー・キーシンの録音(RCA)があるだろう。彼もすっかりトシだが、これは子どもの頃のもの。恐るべき完成度。日本公演の映像があるが、すごい演奏https://www.youtube.com/watch?v=Lb6EzTpGv3s)。

 スティーヴン・ハフの録音(Virgin)も非常に良い(kyushima氏のサイトで◎だった上、入手性が良くて最初に聞いたので、完全に嵌まってしまっている。ただフォリアが盛り上がるところで、楽譜にあるシではなくドの音を弾いているのはなぜ?)。ぶっ飛んだ路線としては、ポリーナ・レスチェンコ(https://www.youtube.com/watch?v=3EB0f-ra9Eg)。

4. ギョーム・テル序曲 S.552(1842年出版

 世に名高いロッシーニ最後オペラの序曲である。どう考えてもおうまさんのテーマ

 このオペラが出たのは1829年以降ロッシーニは完全に引退状態になるのだが、亡くなるのは1868年引退には政治情勢が大きく影響している。ロッシーニの滑稽な作風は、明らかに復古的なウィーン体制下の小市民の楽しみに合致したもの。それでも、このオペラは再び騒乱の時代が訪れることを予感させる緊迫した作品(題材自体が既にそうだ)だったが、これが最後になった。

 中々演奏がない(ハワードはもちろん、NAXOS全集ゲキチ)。デュシャーブルのCDEMI)が良いと思う。割とセカセカ弾くタイプピアニストだと思うけど、後半はそれがすごい追い込みに繋がってる。ただ、まだまだこの曲のポテンシャルはあるんじゃないかと。フィリペツ(ry

 コメント返信の時に出した、以前コンクールライブたまたま見た映像が凄かった(https://www.youtube.com/watch?v=GRYLy8O3VIQ)。

 中国ピアニスト牛牛のCDはまだ聞いていない(MVhttps://www.youtube.com/watch?v=ed9nRoFyDIw)。彼は小学生の頃から有名で、ピアノの森(二期)でパン・ウェイの「中の人」(あるいは「手」?)を務めた人。

5. ベートーヴェン交響曲 S.464(1865年出版

 文字通りベートーヴェン交響曲編曲(本編での落選から復活)。出版は後期にあたるが、「幻想交響曲」の編曲同様、ピアニスト時代から既に手がけており、部分的には出版されていた。リストベートーヴェン布教にかなり熱心に取り組んだピアニストだが、これがドイツナショナリズムの高揚を抜きにしては考えにくいことは既に述べた。

 以前に医師夏井睦氏が運営していた超絶技巧ピアノ編曲ホームページに3・5番だけだがすごく詳しい解説が載っていて、当時からピアノ好きだった人は見ていたんじゃないか、と老人会発言Web Archive/ https://web.archive.org/web/20090104102239fw_/http://www.ne.jp/asahi/piano/natsui/Beethoven.htm)。ところでブコメバッハリストのBWV543を挙げている人がいたけど、あれは原曲の良さに甘えているだけの手抜き編曲だと夏井氏はバッサリ斬っていたなと思い出しておっかねえなあ・・・と。

 カツァリス(Teldec)とコンスタンティンシェルバコフ(NAXOS全集)の全曲録音が有名(その後も全曲でなければちょくちょく録音例は見る)。やはりフィリペツ(ry

 部分録音だと、kyushima氏はグールドの6番をかなり評価していた気がする(私はよく聞かないのでわからない)。牛牛のギョーム・テルが入ってるCDにも5番がある(未視聴)。以前ロルティが5番を弾く映像YouTubeにあったと思うけど、削除された? それとも記憶いか

6. シューベルト編曲もの(超大雑把な紹介になっててすいません)

 リストシューベルト歌曲の多くを編曲している。「セレナーデ」も「ます」も「エレンの歌 第3番(アヴェ・マリア)」もあり、至れり尽くせり。リスト生前「魔王」(S.558/4)の編曲者として一番知られていたらしい(ゲレリヒの訳書32頁。自虐的セリフとして出てくる)。ハワードライナーには、フィッシャー=ディースカウが、変なのと思われてるけどリスト編曲してくれたおかげでシューベルト歌曲今日まで生き残ってきたんですよと発言したというコメント引用されているが、出典が分からない。ご存じでしたら教えてください。

 ウィーン夜会も絢爛豪華。特に6番が有名。本編での落選を残念がっている人がいた。

 個人的にはキーシンリスト録音集に入っている演奏が好き。他の演奏をあまりいたことがない。フィリペツ(NAXOS全集)が新録を出したようなので聞いてみるつもり(コンソレーション初版とセットだとか)。

7. 半音階的大ギャロップ S.219(1838年出版

 前期作品。この手の超絶技巧を見せびらかすための精神性のかけらもない曲は当時のはやり。でもとっても楽しい曲で大好きであるシフラ演奏が有名だが(Hungaroton/映像あり https://www.youtube.com/watch?v=tmq5JBpFf9w)、今聞くならフィリペツ(NAXOS全集)が良いと思っている。余裕綽々で本当に惚れ惚れする。

 以上である。いやいやなんでシューベルトこんなひとまとめなのとか、忘れられたワルツとか愛の夢はまた落選かとかリゴレットとかまだオペラものあるだろとかショパン歌曲とか「献呈」とか色々納得はいかないところもあるだろう。でも一旦ここで締める。どうもお付き合いありがとうございました。

anond:20241213130645

開発費はどうでもいいけど別に素晴らしいゲームとは思わないわあれ

ポーカーモチーフなのにポーカーとして良い役目指すと弱いし

数回やるにはいいけど程度

フランツ・リストピアノ名曲重要曲7選(後期)

 anond:20241212222723の続きである

 ヴァイマール宮廷楽長を辞任したリストは、ラテボル公に招聘され、公の弟グスタフ・ホーエンローエを通じてローマ教皇庁と接点を持つことになり、宗教音楽に取り組む意欲を持つことになる。「巡礼の年」や「詩的で宗教的な調べ」のように、前期・中期から既にリストには宗教的な要素が強い作品があったが、これ以降そのような作品さらに増えていく。一方、子どもたちが相次いで亡くなったことで大きな精神的打撃を受け、1860年には遺書まで書いている(マリーとの関係はまだ悪かったようで、マリーのことは遺書にない)。カロリーヌは夫との婚姻強制されたものであり無効であるとする枢機卿会議の決定を一旦勝ち取ることに成功するが、その後、婚姻有効であると述べる証人が新たに現れ風向きが変わってしまう。というのも、ラテボル公の実子とカロリーヌの娘が結婚することになっていたのだが、カロリーヌ結婚無効だったとするとカロリーヌの娘は私生児ということになり、大変都合が悪いわけで、グスタフが手を回して妨害させたようであるリストも後に状況を悟ったらしい)。愛する人と結ばれることに再び失敗し、重ねて精神的なショックを受けた。それでも、グスタフを初めとするローマパトロン見出しローマに腰を落ち着け宗教音楽に熱心に取り組むことになる。ところが、1869年に度重なるヴァイマールから要請宮廷楽団指導役として復帰し、さら70年代からピアノ教師としての活動も非常に活発になり(ローマでも週1ではやっていたらしい)、以降リスト曰く「三分割された生活vie trifurquée」、春はブダペストなどで音楽教師コンサート、夏はヴァイマール宮廷楽団の指揮、冬はローマ作曲ピアノのレッスンというスター時代に負けず劣らずの忙しい生活死ぬ日まで送ることになった。晩年リストのレッスンの記録をとっていた弟子アウグスト・ゲレリヒの日記翻訳あり)を見るとリスト生活ぶりが良く分かる。

1. 巡礼の年 第三年 S.163(1883年出版

 晩年リスト代表である出版も最晩年。頻繁な不協和音の利用、レチタティーヴォ風の単純な旋律、独りごちるようなモノローグが目立ち、華麗な作風からの一変を感じることができるだろう。全7曲あり、第1・4・7は明るめで、宗教的な救いを示している。前期・中期作品でいうと、「孤独の中の神の祝福」」に近い作風である。それに挟まれた2・3・5・6は、「葬送――1849年10月」などと同じで、死を嘆くエレジーで、とても暗い。

 この曲集の中で最も有名なのは第4番の「エステ荘の噴水」だろう。文字通りリストが住んでいたティヴォリエステ荘の噴水を活写したものだ(その様子はググってくれ)。晩年作品の中では例外的に明るく、輝かしい作風で、しか印象主義の先取りになっている画期的作品だ(ラヴェルの「水の戯れ」やドビュッシーの「水の反映」と比べると良い)。第2・3曲「エステ荘の糸杉にI・II」は大変暗い曲なのだが、続けて聴くと本当に救われる思いになる。絶望からの救済は、リスト本人が強く望んでいたことだ。

 第三年だけの録音というのはあまり聴かないような気がする(エステ荘の噴水の録音はたくさんあるが)。第一年なども含めた全曲録音は前期の項目で書いたが、ベルマンとロルティが良いだろう。特に美しいロルティが好き。

2. 二つの伝説」(1865/66年出版

 1863年リストは僧籍を取得し、聖職者となっている(ずいぶんな生臭坊主生活死ぬまで続くが、リストことなので仕方がない)。丁度その頃に作曲されたらしい。ローマ引っ越しリスト教皇ピウス9世が訪ねてきた時に(下級聖職者のくせにローマ教皇に足を運ばせる男なのである)、第1曲「小鳥説教するアッシジの聖フランチェスコ」を演奏したらしい。フランチェスコ小鳥説教する様子を描く絵だったか詩だったかモチーフにした曲で、小鳥たちのさえずりを模倣したトリルがかわいらしい。明るく、聴きやす作風である

 第2曲の「波をわたるパオラの聖フランチェスコ」は、嵐の中の船出を拒絶されたフランチェスコアッシジの人とは別人)が自らのマントを船にしてメッシーナ海峡を渡ったとかい伝説モチーフにしている。波を模倣したうねるような力強いアルペッジョが印象的。出だしこそ暗いが、明るく、輝かしく、充実した展開を迎える。

 両曲とも1865年リスト自身ブダペストにおける久しぶりの公開のコンサートで初演された。サン=サーンスがいたく気に入って、オルガン編曲を作っている。

 ニコライ・デミジェンコHyperion/Helios)のCDソナタスケルツォマーチと一緒になって入っていて、よく聴く

3. BACH主題による幻想曲フーガ1870年出版

 元々はヴァイマール時代オルガン曲として作った曲だが、この時期にピアノ編曲された。BACH主題といっても、バッハの曲が引用されているのではなく、ドイツ音階BACH(シ♭・ラ・ド・シ)をモチーフにした勢いのある曲。暗い曲だが、豪壮無比な超絶技巧披露する曲であり、重苦しい感じはない。

 面白い曲なのに良い録音が中々ない。昔韓国のクン・ウー・パイクの録音を聞いた気がするが記憶に残っていない。アムラン(Hyperionソナタなどとカップリング)が良いと思う。若手だとリーズ・ド・ラ・サール(naive)の演奏は非常に録音も良く、技術的にも良い感じである(naiveは廃盤になるのが早く、入手が難しいのが困りものだが、配信あり)。(追記ハワード全集演奏も彼のヴィルトゥオーゾっぷりを味わえるものだったと思う。しかしアムランやラ・サールと比べると分が悪いか

4. クリスマスツリー S.186(1882年出版

 長女ブランディーの子ダニエラ(死んだ息子と同じ名前)のために作った曲(父は「自由帝政時代首相エミールオリヴィエ。なお産褥熱でブランディーヌは死んだ)。当時のクリスマス・キャロル編曲だが、リストオリジナルの曲も入っている。第1曲(編曲)がとても良い曲なのだが、リストお得意の左手高速オクターヴ連続があり、子どもに辛いのでは(しかもご丁寧に軽くleggieroという指示がついていてピアニストは悶絶する)。第11曲の「ハンガリー風」はおそらくリスト、第12曲の「ポーランド風」はカロリーヌを暗示しているのだと思われるが、後者は明らかにショパンマズルカ的な作風。やっぱりショパンのこと大好きなんすね~

 実はハワード全集しかいたことがない(しみじみとした良い演奏だと思います)。

5. 暗い雲 S.199(死後旧全集に収録/1881年作曲);不吉な星 S.208(死後旧全集に収録/1881年作曲);調性のないバガテルS.216a(1956年出版1885年作曲

 反則だが、リストの無調音楽代表格を一挙紹介。リストの無調音楽は、機能和声崩壊しているという意味では無調だが(その意味ではワーグナーの「トリスタン和音」も同様)、シェーンベルクの十二音技法のような意味で無調というわけではない(ドイツというよりフランスの無調音楽の先取りっぽい)。行くあてが未定まらないまま、タイトル通り曖昧な響きに終始する暗い雲、西洋音楽で不吉とされる音の組み合わせをこれでもかと盛り込んだ不吉な星は、これでも生前に既に演奏されてはいたのだが、調性のないバガテルは「無調」と銘打った音楽史上初めて(ではなかったとしても極初期)の作品で、発見されたのも20世紀後半になってからである1956年出版というのは誤記ではない)。ただ、元々メフィストワルツ第4番として作られていたので、舞曲の要素があってそこまで聞きにくい曲ではない。リスト精神状態もあって暗い感じだが、とにかくリスト前衛音楽家っぷりがよくわかる曲である

 いずれも録音はそこそこあるが、代表的な盤はあまり思いつかない。不吉な星はポリーニの録音したソナタCDカップリングされているので聴いたことがある人もいるだろう。暗い雲も入っていたと思う。調性のないバガテルはまあまあ取り上げられているが、昔カツァリスが日本で大ブレイクしていた頃に出したメフィストワルツ全集(Teldec)に入っている。

6. 悲しみのゴンドラ1886年出版

 初稿(21世紀に新発見され出版)、第2稿(悲しみのゴンドラI)、第3稿(悲しみのゴンドラII)がある。よく演奏されるのは第3稿(II)で、ヴァイオリンチェロのための編曲もある。

 ヴェネツィア所在だったワーグナー訪問した1882年作曲された。完成した曲をワーグナーに紹介する手紙を送り出した直後、ワーグナーが亡くなり、リストはこの曲を虫の知らせだったと感じたらしい。「巡礼の年」のヴェネツィアナポリと対比すると良い作品

 不安を煽るような曲だが、それほど聞きにくい曲ではない。色々なCDカップリングされているが、個人的にはブニアティシヴィリSONYソナタCD)が好きなのでよく聴く

 なお、ワーグナーの死を悼む作品リストは作っている(R. W. ――ヴェネツィア S.201とリヒャルト・ワーグナーの墓に S.135)。前者は不安を煽る曲だが(ポリーニCDに入っている)、後者敬虔な追悼音楽で、「パルジファル」の動機が使われている。ピアノより弦楽四重奏盤を聴くと良いだろう。

7. 村の居酒屋での踊り――メフィストワルツ第1番(1862年出版

 前期の曲と思いきや、実は後期の作曲作曲開始も50年代末のはず)である。やはり最後は明るく華やかな(そして生臭坊主な)リストで締めたい。着想自体は1836年に書かれたレーナウの叙事詩ファウスト」で、ファウストを連れて村の居酒屋にやってきたメフィストフェレスが、ファウストを誘惑するためにヴァイオリンを弾き出し、みんなノリノリになって踊り出し、魔法の音にあてられてファウスト女の子と一緒に森の中に消えていくというしょーもない内容である。技巧的な見せ場も多いのだが、ヴァイオリン調弦模倣した五度の音程を重ねるところ(地味に安定させるのが難しい)、中間部の重音トリル(ピアニスト泣かせ)と幅広い跳躍、終盤の怒濤の追い込み(メフィストフェレスがファウスト堕落成功してめっちゃ喜んでノリノリで弾いている様子なんだろう)が主なところである

 有名曲なので演奏はたくさんある。今ならブニアティシヴィリSONY)が良いと思う。ソナタも悲しみのゴンドラも入っているのでお買い得自由奔放にやっちゃってるが、そのくらいの方がこの曲に合っている。映像もある(https://www.youtube.com/watch?v=n1tM9YSLYdc)。なお、評判の良いエコノム(Suoni e Colori)とルガンスキーデビュー盤(Victor)は廃盤で聴いたことがない。早く再版しろ激怒

 いかがだったろうか。リストのいずれも強烈な個性を持つ曲、もし良かったら楽しんでほしい。YouTubeに乗っている曲だけでも良い。音楽の楽しみが増えれば幸いだ。

 (※その後超絶技巧七選も作ってみました。超絶技巧すぎてかえって推薦音源が少なくなったかも→anond:20241213224533

追記

 前期のブコメに「愛の夢落選した」というのがあった。申し訳ない。3つの演奏会用練習曲をその手の曲の代表例として入れたので。あと「コンソレーション」も同様に落選させた。同じような性格の曲集なのでどれを突っ込むか迷ったのだが、結局「ため息」のある3つの演奏会用練習曲にした。文字通りため息が出るような優美な「ため息」以上に愛の夢優美で、明るく感動的な曲なのだが、実は元となっている歌曲歌詞を見ると結構説教くさくて引くというのはここだけの話

 「エステ荘の糸杉に」が好きというブコメを頂戴した。リストエレジーはどれも本当にもの悲しく、個人的にはちょっと辛い感もあるのだが、気持ちは大変よく分かる。

2024-12-12

フランツ・リストピアノ名曲重要曲七選(前期)

 最近流行ってるゲーム史上の重要性とは何も関係ないが何となく思いついたのでやってみることにした。

 フランツ・リスト(1811-1886)はハンガリー王国の寒村ドボルヤーン(現オーストリア・ライディング)に生まれ作曲家リストハンガリー人としての自意識を持っていたようだが、両親はドイツ系であり、他方でパリ成功を収めた関係フランス語を使って生活していたと思われる。いわゆるコスモポリタンであり、○○国の音楽家とは言いにくい。音楽史上の重要性ではバッハやベートヴェンには劣ってしまうから義務教育では名前は出てこないだろうが、少なくともピアノ音楽史上は絶対に避けては通れない。無尽蔵の超絶技巧によってピアノ表現可能性を著しく拡張たからだ。膨大なリストピアノ作品から7選ではきついので、リスト活動時期に区切って7選ずつということにした。

 クラシック音楽の紹介をする以上、演奏(録音)の紹介は避けて通れない。まさか自分で弾いて確かめろというわけにもいかないだろう。筆者は、リストの豪華絢爛な超絶技巧音楽が大好きである一方、特に晩年に多い宗教的内向的音楽は未だにあまりピンと来ない感がある。努力はしたが、晩年作品を中心にうまく推薦ができていないのは好みの関係で、あまり色々な音源を聞き比べていないことが一つの理由だ。

 リストピアノ作品はあまりに膨大で、しかも抜群の技巧を要求する作品も多い。一曲ごとの規模の違いを無視していうが、大量のピアノ曲を残した作曲家であるショパン場合作品数は200強。単独ピアニストによる全集も作られているし(ギャリック・オールソンアシュケナージ横山幸雄も作ってますね)、レコード会社企画モノで複数ピアニストを起用して制作されることもある。横山氏みたいにぶっ続けの連続演奏会を開いてしまうことも不可能ではない(https://www.afpbb.com/articles/-/2784123)。

 しかリスト場合は単純な作品数の多さ、別稿・異稿が多く存在すること、難易度の高い曲が非常に多いことから、「全集」の制作は困難を極める。複数ピアニストを起用しているNAXOSリストピアノ曲集シリーズも未だに全曲をカバーできていない(もし完結していたら教えてください)。その点で単独リストピアノ作品全集という前人未踏の大偉業を成し遂げたレスリーハワードCDHyperion)は本編と別巻(新たに発見された別稿・異稿)あわせて99枚というとんでもない分量がある(全曲試聴可能https://www.hyperion-records.co.uk/dc.asp?dc=D_CDS44501/98)。優れたピアニストであるハワードでも、短期間に、といっても10年以上あるが、大量の作品を録音しなければならない計画故、詰めの甘い演奏がかなりあるように感じられ、何も考えずにハワード全集を推薦するわけにもいかない。とはいえハワードのおかげで取り敢えずリストピアノ曲のほとんどをまともな「音」として把握できるようになった。ここで敬意を示しておきたい。ハワードCDを一巻ずつ紹介している古くからサイトがあり、本当に頭が下がる(https://www.katch.ne.jp/~hasida/liszt/liszt.htm)。良くない演奏もバシバシ指摘している。

 リストの生涯について。作曲家の生涯を知ることが楽曲理解に必ずしも結びつくわけではないが、それでも、どのような作風意識しているのかとか、どのようなモチーフを描こうとしたのか(特に標題音楽場合)ということを知ることは有益だろう。作曲家の置かれていた状況を知ることはその理解の助けになり得る。リスト場合、ざっくりいえば大スターとして活躍した1840年代までの時期(前期)、ワイマール宮廷楽長としての活動が中心になる50年代(中期)、そして50年代末の波乱、特に愛人カロリーヌとの結婚が認められず、子どもの早世などの不幸に連続して見舞われた後、ローマに腰を落ち着け作曲活動を再開し、亡くなるまでの晩年の時期(後期)に活動を区切ることができる。このあとは単に前期・中期・後期とのみ述べる。ここで紹介するのは、前期、少年時代からピアニスト時代までのもの。父を失って本格的にピアニストとして稼がねばならなくなり、大スターになっていくが、仕事ばかりで事実上奥さんとは破局する。そして後年の恋人カロリーヌ出会いヴァイマール宮廷楽長に就任するまでだ。

 作品番号について。クラシック音楽には、出版社のつけた出版順序を示す作品番号(op. xxみたいなやつ)がついていることが多い。クラシック音楽では、抽象的に「ピアノソナタ」とのみ名乗る曲が多いので、作品番号は楽曲区別にとって大事になる。しかし、リスト作品番号は出版社ごとに全然違うなど滅茶苦茶で(こういうことはシューベルトにも言える)、作品番号では把握できない。そこでよく使われるのは、イギリス音楽学者ハンフリー・サールが整理して付番したサール番号(S. xx)であるWikipediaにもサール番号順のリスト作品一覧があるので参照されたい。

1. 48の練習曲 S.136(1827年出版

 彼の代表作の一つ、「超絶技巧練習曲」の初稿にあたる作品。48とあるが、実際には全12曲。「超絶」を聞いたことがある人なら驚くはず。リスト15歳の頃の作品リストハンガリー貴族たちから奨学金をもらってチェルニーの元で学んでいたのだが、本作品は明らかに影響が見て取れ、微笑ましいと思うか、チェルニー××番を思い出して頭が痛くなるかは人次第だろう。録音は多くない。筆者はハワードを一聴したことがあるのみ。ウィリアム・ウォルフラムNAXOS全集20巻)は未聴。パガニーニの影響を受けたあとの改訂版24練習曲 S.137)は異常に難易度が高い割に第三版にあたる「超絶技巧練習曲」ほど演奏効果がないのでやはりほとんど取り上げられない(ハワードは録音している)。

2. 「ある芸術家の生涯の出来事」 S.470(1834年出版

 タイトルでもしやと思った方、あなたは正しい。ベルリオーズの「幻想交響曲」のピアノ編曲だ。実は原曲よりも出版自体こちらの方が早いようだ。ふられた作曲家がヤクをやって彼女を殺して処刑されて悪魔サバトに遭遇するという夢、というとしょーもない話だが、この曲は初演当時多数の人々を熱狂に巻き込んだ。リスト熱狂した一人だった。それでピアノ編曲までやってしまったのだが、当時は録音技術がないので、家でちょっと味わおうとCDだのSpotifyなどというわけにはいかない。ピアノで弾くしかないわけだ。とはいえ、よくあるオケ作品のお手軽編曲ではなく、オーケストラの生み出す音響可能な限りピアノ再現しようとした意欲的な作品だ。演奏難易度は極めて高い。フランソワ=ルネ・デュシャーブル(EMI)とニコライ・ペトロフ(原盤は知らないがVeneziaの再版盤を所持)の演奏が世評高く、特に後者演奏は凄まじいが、まだまだこの曲のポテンシャルを完全には引き出していないような気がする。ジョヴァンニベルッチ(CD未所持)は公式YouTube演奏動画アップロードしている(https://www.youtube.com/watch?v=bSqunBoj0cY)。これが一番アクセスやすいだろう(録音は一番良い気がする)。

3. パガニーニによる超絶技巧練習曲S.140(1840年出版

 1828~34年に欧州コンサートツアーを行ったヴァイオリニストのニッコロ・パガニーニは極限まで高められた演奏技巧と表現力によって多くの熱狂ファンを獲得した。リストパガニーニに狂った一人(またかよ)。全6曲、すべてパガニーニ作品から編曲だ。ヴァイオリン技法ピアノに映すというよりも、パガニーニから霊感をもらってピアノ技巧の拡張を試みたものと言って良い。第3曲が「ラ・カンパネッラ」(ヴァイオリン協奏曲第2番第3楽章編曲)だが、有名な「ラ・カンパネッラ」は、実は本曲集の改訂版S.141(1851年出版)の方であり、本曲集を聴くと、違いに驚く(逆にパガニーニ原曲を知っているとそちらに忠実ということに驚く)と思われる。そしてこの曲集は何よりも演奏難易度の高さで悪名高く、特にひたすら重量級かつ幅広い跳躍のある和音アルペッジョが続く第4曲(の第2稿)はピアノマニアの間では語り草になっている。また第6番「主題と変奏」(原曲24の奇想曲第24番)の第9変奏も地味ながら恐ろしく難しい。

 かつては本曲集といえばペトロフ(原盤Melodiya、VeneziaとOlympia再版盤で所持)、大井和郎(Deutsche Shallplatten)、そしてハワード全集しかなく、マニアたちがアップロードしているMIDI演奏非人間的超絶技巧を楽しんでいたのだが、現在ではゴラン・フィリペツ(NAXOS全集42)とヴァレチェク(Capriccio)が挑戦している。現在でもペトロフ演奏が最も高い水準にある思われるが(映像もある https://www.nicovideo.jp/watch/sm12879344)、フィリペツの演奏もそれに並ぶハイレベル演奏であり(流石に6番の第9変奏は苦しそうだが)、CDの入手可能性もあるので今ならフィリペツを聴くと良い。

 困ったことにペトロフ映像は中々手元を写してくれない。ニコニコ動画で「国家機密の指」と揶揄されているが、確かこれはペトロフカメラに写されることを非常に嫌っていたからだと思う(出典は忘れた)。

4. 旅人アルバム S.156(1836年~1842年出版)、「巡礼の年 第一年:スイス」(1855年)、「巡礼の年 第二年:イタリア」(1858年)、「第二年補遺ヴェネツィアナポリ」(1859年改訂版

 ダグー伯爵夫人マリーは当時のパリ社交界代表する人物で、たいへんな美貌の持ち主だったという。リスト1834年からマリーと逢瀬を重ね、35年にマリーは妊娠している。大胆なスキャンダル芸能人特権

 特に社交界でつまはじきにされることもなかったようだが、人目を憚るように二人は(それぞれ一時的パリ帰国も挟みつつ)スイスイタリアへの旅行順次出かけている。鉄道もない時代なので妊婦には大変な重労働だったはずだが、ジュネーヴで36年12月、長女ブランディーヌが誕生した。

 旅人アルバムは、スイス旅行で見聞きした風景民謡モチーフにした曲集で、全19曲ある。このうちの数曲が改訂を経て「巡礼の年 第一年:スイス」 S.160(1855年)に結実する。また、37~38年に訪れていたイタリア旅行で見聞きした風景芸術作品から受けた霊感表現した「第二年」と「補遺」も出版は後年だが、大部分は39~40年頃に完成していたらしい。

 旅人アルバムほとんど聴いたことがない。NAXOS全集32のアシュリー・ウォスもハワード全集でも聴いてない。巡礼の年の方は、第三年も含めた全曲盤ならラザール・ベルマン(Deutsche Grammophone)が有名。村上春樹小説中に登場したせいでクラシック音楽CDにしては珍しく再版がかかった。個人的にはルイ・ロルティ(CHANDOS)の演奏がとにかく美しく、大好きである巡礼の年は、大曲もあるが、短めで肩肘張らずに聞ける曲も多いので、リスト入門にはもってこい。第一年の大曲「オーベルマンの谷」単独ならアルカーディ・ヴォロドスSONY)がホロヴィッツ編曲を織り交ぜながら気合い入りまくっている(https://www.youtube.com/watch?v=4ADtxG-b8ik)。第二年、そして本曲集最大の大曲であり、リスト最高傑作の一つであるダンテを読んで:ソナタ幻想曲」は、評判の高いベルント・グレムザー(Koch Schwann)は未入手。ロルティ(CHANDOS)は全集版も第二年だけの旧録音どちらも良い(とにかく超絶技巧を味わいたいなら若い頃の旧録音が良い)。有名曲なので演奏動画をアップしている人はプロアマわず色々いる。

5. ベッリーニオペラノルマ」の回想 S.394(1844年)

 幻想交響曲もそうだが、リスト作品の多くを他作品編曲が占めている。特に多数のオペラ編曲があるが、この曲が最高傑作だと思う。中盤の鍵盤を駆け巡るアルペッジョは明らかにジギスムント・タールベルクの「三本の手」を取り入れたもので、聴いていて気持ちが良い。後半の「戦争だ、戦争だ!」のテーマに基づく部分は極めて難しく、ここを上手く弾けるかどうかがこの作品の見所。しかいかにも難しいという様子で弾いては興ざめ。

 今ならフィリペツの映像https://www.youtube.com/watch?v=0TMypN1gW5k)が一番良い。CDもあるらしいのだが自主制作盤と思われ、未入手。他は、かつては表現意欲にあふれるベルッチ(assai)、ヴィルトゥオーゾ的な迫力あるトム・ウェイクフィールド(Symposium Records)、そして我らがスーパーヴィルトゥオーゾマルク=アンドレ・アムラン旧録音(Music & Arts)が三大録音だったと思う。アムラン新録音(Hyperion)は若干遅くなったが、抜群に録音が良くなり、総合的にこちらの方が好きかも。若手だと韓国のノ・イェジン(NCM)やイギリスベンジャミングロヴナー(Decca/https://www.youtube.com/watch?v=OVKTEoxBIKE)が大変良い。

6. 三つの演奏会用練習曲1849年出版

 40年代作曲されたもの。全3曲。演奏会用練習曲は、チェルニーのような練習のための曲ではなく、コンサート披露して喝采さらうための曲であり、いわゆる「性格的小品」の一種リストはこういう曲をひっさげてコンサートに臨んでいたわけだ。第1曲から「嘆き」、「軽やかさ」、「ため息」と標題がついているが、出版社がつけたものに過ぎない。第2番の標題通り、全体的に軽やかな作風特に「ため息」は有名でよく弾かれる。

 第2、あるいは有名な第3番の録音はよく見るが、全曲録音というと意外とない。福間洸太朗(アクースティカ)のCDに全曲入っている。確かロルティ(CHANDOS)にも全曲録音があったはず。

7. ノンネンヴェルトの僧房ピアノ初版1843年出版

 スイスイタリアマリーと過ごしたリストだったが、ピアニストとして忙しく飛び回るためにマリーを放置してしまい、結局二人は破局する。ひどい話で、破局した後もリスト演奏活動をしていたので、リストの母が子どもたちの面倒を見ていた。

 41~43年の夏にリストマリーはライン川中州にあるノンネンヴェルトの古い修道院子どもたちと共に過ごしているが、これがマリーとの最後の親密なお付き合いだった。この曲は、当時同地に夫妻を訪ねてきたリヒノフスキー侯爵の詩に音楽をつけたものシャルルマーニュ武将ローラ戦死誤報を受けて絶望した妻がノンネンヴェルト修道院に入ってしまい、ローランは二度と妻と会えなくなったことを知って修道院を見下ろせる土地に住み着き、妻を思う歌を歌った・・・という救いのないストーリーだ(歌詞https://www7b.biglobe.ne.jp/~lyricssongs/TEXT/S4212.htm)。マリーとの破局に後悔していたのか、リストはこの曲に相当執着していたようで、ピアノ独奏用を含めて複数ヴァージョンを作り、何度も改訂している。晩年バージョンアンスネスEMI)などが録音しているが、重苦しい。当時のバージョンはそこまで重苦しくないと思う。推薦音源はあまり思いつかない。全集を録音しているハワードライナーで"beloved"と書いていて、気に入っているみたいである。

 華麗なオペラものシューベルト歌曲編曲魔王を含めてかなりの曲を編曲しており、どれも魅力的)など、編曲を中心にまだまだ色々な作品があるが、そろそろ次の時代に進もう。

ポケモン金銀って中部関西モチーフドンファンが初登場した作品なんだよな。

株ポケ紀州ドンファンのこと知ってた上でドンファン実装したのかな。

2024-12-11

anond:20241211201932



奈古岩戸(なこつか いわと)は個人活動するVTuberであるアメノウズメモチーフにした外見をしており、配信では古墳や古社寺に関する博識を披露することが多い。現在配信活動を休止しており、原因は外見がYouTubeセンシティブ判定されたからだと言われている。

2024-12-09

弱者男性差別撤廃していくためにはイメージアップをする必要がある

その一環として弱者男性ソシャゲリリースすればいいのでは?

こんな感じでどうよ

【新作ソシャゲ爆誕!】「弱者男性クロニクルリリース決定!初回限定水着弱者男性

弱者男性美少女擬人化⁉」

このゲーム、何がスゴいって、弱者男性モチーフにした美少女キャラが勢ぞろい!しかもただの美少女じゃねえ。みんな超絶カワイイくせに、それぞれの「弱者エピソード」を引っ提げてストーリーを盛り上げてくれるんだ。

たとえば、努力系の「根性ミサト」ちゃんとか、知性派の「哲学リリカちゃんとか。見た目とギャップありすぎな「ガチムチヒナタ」ちゃんもいて、推しが決まらねえんだよな~!

初回限定ガチャは……水着弱者男性

そして注目の初回限定ガチャ!なんと「水着弱者男性」が登場!

え、どんな感じかって?想像してみ?ビーチでちょっと恥ずかしそうにしてるミサトやら、クールサングラスかけて決めるリリカやら……。これは全力で回すしかねぇ!

さらに、初回ログインボーナスSSR確定ガチャチケットがもらえるんだって!これ無料で1回回せるってこと。神運営か?

ゲームシステムも激アツ!

バトルはタクティカルサクサクキャラ同士の相性を考えながら編成組むのが超楽しいしかも「友情覚醒」とかいうやり込み要素もあるから推しキャラとどんどん仲良くなれちゃうのがヤバい

リリース記念キャンペーンも盛りだくさん!

今なら「10ガチャ無料!」とか「リリース記念ストーリーイベント」とか、とにかくお祭り騒ぎ。参加しないとかマジ損。

お前ら、もう「弱者男性クロニクル」、ダウンロードしたよな?

2024-12-06

ムショ入ったことないとハンパもん扱いされる界隈もあるから

ベーシストが「タトゥー入ってない人が社会的にどう見えてるかと言えば、いい歳こいてタトゥー入れたいモチーフひとつも持てなかった寂しい人生を送ってらっしゃるんだな、と。そういう見地もあるんですよ、世の中には。」ってイキってるのがバズってたけどさ。

俺が昔働いてた飯場は俺以外全員前科持ちでほぼ全員が元暴走族暴力団だったので、俺が仕事しくじると「これだからくらってない奴は根性がない」とか「ハンパモンは気合入ってねぇからなぁ」っていじられてた。

タトゥー入ってようがなかろうがどうせムショに入ったこともないハンパモンが寂しい人生云々抜かしてると思うと笑いしか出ないんだよね。

2024-12-05

anond:20241205153859

孕むかどうかは別として

精子モチーフシューティングは実際あった気がする

anond:20241205104731

youtubeで#artとかみて独学が一番早いんじゃないですかね

モチーフにもよるとおもうけど彫刻って置き場所がないからわりと競合する受講者少ないよ

あと市の広報誌とかに市民大学とか文化教室とかで探せ

2024-12-04

サイバーパンク2077はじめたけど

基本的システムがGTA5のそれとそっくりなことにびっくりした。

現代世界モチーフにしたオープンワールドはもうこのシステムが完成形ということなのかな。

anond:20241203164249

普通に読んで沖縄モチーフだよ

この構造沖縄限定されない事は沖縄モチーフにしていると捉える事を否定しない、パレスチナも想起させる

ソフトな抑圧や秩序を守る側に偏った権力勾配からくる見過ごされる暴力、そういう状況を描いている

最初に誰かが「排外主義的でけしからん」と言ったらそれに付和雷同してしま無責任な人々が本当に恐ろしいよ

それは関東大震災で「井戸に毒をまいた不貞鮮人けしからん」という声に従った「善良な市民」と同じだから

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