廃校になった校舎や校庭を利用した自転車レース「スクールクロス」が24日、新城市門谷の旧県立鳳来寺高校で開かれた。約250人が参加し、自転車を担いで階段を上り下りしたり、狭い廊下を勢いよく駆け抜けたりした。同市によると、廃校舎を活用した自転車レースは全国で初めてという。 大会は、スポーツを通してまちおこしに取り組む同市の新城スポーツツーリズム推進実行委員会が初めて企画した。階段などの「障害物」がある校舎内や校庭に1周約500メートルの周回コースを設定。参加者の能力や性別、年齢に応じて13部門に分かれ、制限時間内にコースを何周できるかで順位を争った。 人の往来が途絶えてしまった廃校という遊休施設の新たな活用方法として地域に提案し、実現した。