■ NASAが森林地図を発表 衛星から高さも把握 2010.7.21 産経 米航空宇宙局が作製した森林地図。 色の濃い部分が、樹木の高い森林が広がる地域(NASA提供・共同) 米航空宇宙局(NASA)は20日、地球観測衛星「ICESat(アイスサット)」などを使って作製した地球全体の森林地図を発表した。 森林の広がりだけでなく高さも分かるのが特徴で、地球上のすべての森林を観測した地図は初めて。NASAは地球温暖化の研究に役立てたいとしている。 NASAは衛星から地上に向けてレーザーを発射し、反射する時間差を基に樹木の高さを割り出した。 その結果、北米西海岸や東南アジアに高さ40メートル以上の森林がある一方で、カナダやユーラシア大陸北部には20メートル以下の低い森林が広がっていることを確認した。 人間は年間70億トンの炭素を二酸化炭素(CO2)として排出。 このうち30億トンは大気中にとど