記事一覧 敦賀市長、もんじゅ発言にくぎ 「政策議論見極めが本筋」 (2011年11月2日午後8時10分) 敦賀市の河瀬一治市長は2日の定例記者会見で、高速増殖炉「もんじゅ」をめぐり日本原子力研究開発機構の鈴木篤之理事長が発電の実用化とは別の研究開発に軸足を移す方向性に言及したことに関して「個人的な思いではないか」とした上で「(国の)原子力政策を議論している最中なので、そういうものを見極めていくのが本筋だ」とくぎを刺した。 市長は発言について文部科学省などに確認したところ、鈴木理事長の個人的な思いが入っていたと聞いたとし「文科省としてはもんじゅで研究成果を得て、将来的には実証炉、実用(商業)炉にもっていきたいという思いは聞いている。私もそう思っている」と述べた。 原子力機構と文科省との認識のずれに関しては「理事長は実用化に向けて理解が得られないのではないかと言っているが、逆に理解が得られ