将棋の第61期王位戦(中日新聞社主催)7番勝負で木村一基九段(47)に勝ち、二つ目のタイトルを奪取した愛知県瀬戸市の藤井聡太王位(18)=棋聖=が29日、名古屋市中区の中日新聞社でインタビューに応じた。藤井王位は三冠目を狙う王将戦について「上を目指す」と抱負。高校卒業後については「当面は愛知県にいる可能性が高い」と話した。 本シリーズは、藤井王位にとって初めての2日制対局だった。愛知県豊橋市、札幌市、神戸市、福岡市を転戦し4連勝。封じ手を書いたり、各地の名物を勝負メシで味わったりと、さまざまな経験を積んだ。藤井王位は「学ぶべきところは非常に多かった」と振り返り、「どの対局も素晴らしい環境でい...