京都丹後鉄道を運行する「WILLER TRAINS」は8日、京都府宮津市で23年ぶりに導入する新型車両「KTR300形」の試乗会を開いた。関係者や地元の幼稚園児ら約60人が参加し、青空の下、新型車両の乗り心地を楽しんだ。同車両は18日から、宮豊線を中心に運行を開始する。 KTR300形は、新潟トランシス(東京都千代田区)が製造。全長約18・5メートル、車両重量33・6トンで、旅客定員は105人。同社車両としては初めて「耐雪ブレーキ」を採用しており、既存車両よりも頑丈なスカート(車両前面下側にある排障器)と合わせて、冬場の運行安全性を高めている。また、車両前面にはLEDヘッドライト2基とフォグランプ2基を装備し、運転手の視認性向上も図った。 一方、車内には通勤・通学客らに配慮し、スマートフォンの充電などが可能なUSBポートや、無料の無線LAN「Wi-Fi(ワイファイ)」を装備。また、十分な広