奈良市の唐招提寺の国宝・鑑真和上坐像(8世紀)の当時の色合いや無精髭までも復元した模像が完成して、きのう(2013年4月4日)発表されました。各紙が報じています。 (写真=朝日新聞HP) 鑑真とは、奈良時代に中国の唐からなぜか5度も渡海に失敗しながら、あきらめず、ついに仏法新興国の日本にたどり着いた偉いお坊様です。聖武天皇もこの人の帰依をうけています。 中学校くらいの歴史教科書で、「鑑真和上座像」(写真=西日本新聞HP)というのが載っていて、どうにもハダが黒い。恵美嘉樹は「ははーん、鑑真というのはインドのガンジーのことだな」と早合点して、今まで生きてきました。みなさんもそうですよね? ところが、財団法人美術院国宝修理所(京都市)による彩色では、なんということでしょう。ハダが白い!しかも美白のためにオイル(オリーブオイルか?)を塗っていたんだとか。 このあと、あえてホコリやススを表現して「古