従来型携帯電話(フィーチャーフォン)やスマートフォンでプレーできる「ソーシャルゲーム」の台頭で苦戦を強いられていた任天堂だが、復調の兆しを見せ始めた。昨年11月に発売された「とびだせ どうぶつの森」(ニンテンドー3DS用、4800円)はわずか2カ月で売上本数が270万本(パッケージ版210万本、ダウンロード版60万本)を突破。ニンテンドー3DS本体の売り上げも牽引し、国内市場規模1000万台を達成した。ビジネス環境が徐々に整いつつあるなか、任天堂は今後どんなビジネスを目指すのか。同社の岩田聡社長に聞いた。 (石島照代) ──「とびだせ どうぶつの森」が大人気で、パッケージ版の品薄状態が続いています 「とってもびっくりしました。(魅力が)伝わるにしても、もう少し時間がいるんじゃないかと思っていましたし、最初からこんなに強い熱で迎えていただけるとは思っていませんでした。品薄でご迷惑をおかけ