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動物に関するjindaiのブックマーク (39)

  • 京大、シジュウカラの「単語からその指示対象をイメージする能力」を確認

    京都大学は、同大 生態学研究センター研究員の鈴木俊貴氏が、野鳥の一種であるシジュウカラの研究を通して、単語からその指示対象をイメージする能力を、ヒト以外の動物において初めて明らかにしたことを発表した。 この成果は1月30日、米国科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)にオンライン掲載された。 ヘビ特異的な鳴き声を聞き、ヘビを探すシジュウカラ/撮影:鈴木俊貴氏(出所:京大ニュースリリース) シジュウカラは、天敵のヘビをみつけると「ジャージャー」と聞こえる特別な鳴き声を発し、仲間に警戒を促す。この鳴き声は、ヘビに遭遇した時以外に発せられることがないため、「ヘビ」を示す単語(名詞)である可能性がある。そうであれば、ヒトの言語と同様に、仲間のシジュウカラ(聞き

    京大、シジュウカラの「単語からその指示対象をイメージする能力」を確認
  • 脊椎動物の基本構造が5億年以上変化しなかった理由 - 東大が明らかに

    東京大学(東大)は9月26日、脊椎動物の基構造が5億年以上の進化を通して変化しなかった要因として、遺伝子の使い回しから生じる制約が寄与している可能性が高いことを大規模遺伝子発現データ解析から明らかにしたと発表した。 同成果は、東京大学大学院理学系研究科の入江直樹准教授らの研究グループによるもので、9月26日付の英国科学誌「Nature Ecology & Evolution」に掲載された。 脊椎動物は5億年以上前に出現して以来、さまざまな形をした動物種に進化し、多様化してきたが、基的な解剖学的特徴については、どの脊椎動物種も共通しており、体のサイズや重量、体色が多様化してきたことなどに比べると、ほとんど変化がないことが知られている。 この要因についてはこれまでの研究により、脊椎動物の基構造を決定づける胚発生期が、進化を通して多様化してこなかったことに原因があると考えられてきたが、なぜ

    脊椎動物の基本構造が5億年以上変化しなかった理由 - 東大が明らかに
  • 文法を操るシジュウカラ、初めて聞いた「ルー語」も理解できると判明 - 京大

    京都大学は、シジュウカラが初めて聞いた文章(鳴き声の組み合わせ)であっても、文法のルールを当てはめることで正しく理解できることを明らかにしたと発表した。 同研究は、京都大学生態学研究センターの鈴木俊貴研究員らの研究グループによるもので、研究成果は日時間7月28日「Current Biology」にオンライン掲載された。 同種の警戒声と他種の集合声が文法的に正しく並んだ場合、周囲を警戒しながら音源に接近する。語順を逆転させると、警戒反応も音源への接近もほとんどみられない。(出所:京都大学プレスリリース) シジュウカラは、異なる意味を持つ鳴き声(単語)を文法に従って組み合わせ、文章をつくることが知られるヒト以外で唯一の動物である。シジュウカラは仲間とともに捕者を追い払う際、警戒を促す音声(ピーツピ)と仲間を集める音声(ヂヂヂヂ)を決まった語順(ピーツピ・ヂヂヂヂ)に組み合わせる。この音列を

    文法を操るシジュウカラ、初めて聞いた「ルー語」も理解できると判明 - 京大
  • 遺伝研、「家畜動物が人に懐く理由」を解明

    国立遺伝学研究所(遺伝研)は、同研究所の松悠貴氏(総研大遺伝学専攻大学院生)と小出剛准教授らの研究グループが、ロンドン大学 Richard F. Mott 博士との共同研究により、動物が人に近づく行動に関わるゲノム領域を明らかにしたことを発表した。この研究成果は7月4日、英国のオンラインジャーナル「Scientific Reports」に掲載された。 選択交配により自ら人に近づくマウスを作成して解析したところ、11番染色体上のゲノム領域が人に近づく行動に重要だった。この領域は犬の家畜化に関するゲノム領域と相同だった(出所:遺伝研ニュースリリース※PDF) 多くの野生動物は人を見ると即座に逃げていくが、イヌなどの家畜動物の多くは、人が近づいてもあまり逃げることはなく、むしろ自ら人に近づいていくものもいる。この行 動の違いはこれまで、どのような遺伝的しくみで生じているのかわかっていなかった。

    遺伝研、「家畜動物が人に懐く理由」を解明
  • 九大など、低温で体内時計が止まる原理を解明- 体内時計でも共鳴が起こる

    九州大学大学院芸術工学研究院の村山依子日学術振興会特別研究員、伊藤浩史助教、お茶の水女子大学基幹研究院の郡宏准教授、早稲田大学理工学術院の岩崎秀雄教授らの研究グループは、低温で体内時計が止まってしまう原理を明らかにしたことを発表した。この研究成果は5月15日、米国科学アカデミーの機関誌「Proceedings of National Academy of Sciences」に掲載された。 人間の寝起きのリズムは体内時計によって生み出されており、それは低温下で停止することが昆虫や植物で報告されてきた。また、数学や物理学の分野においては、リズムの生まれ方や止まり方にどのような特徴があるのかについて考察され、いくつかの典型的なタイプに分類できることが明らかになっている。その後、バクテリアの体内時計を試験管の中に再現する実験手法が開発され、体内時計を高精度で調べることが可能になった。 研究グルー

    九大など、低温で体内時計が止まる原理を解明- 体内時計でも共鳴が起こる
  • NCNP、"自分でくすぐってもくすぐったくない"神経機構を解明

    国立精神・神経医療研究センター(NCNP)は2月6日、運動中に手の感覚が抑制される新たな神経機構を解明したと発表した。 同成果は、NCNP 神経研究所 モデル動物開発研究部 ジョアキム・コンフェ研究員、金祉希研究員、関和彦部長らの研究グループによるもので、2月5日付けの米国科学誌「The Journal of Neuroscience」に掲載された。 他人に手のひらをくすぐられる場合と自分自身でくすぐる場合とでは、自分自身でくすぐった方がくすぐったさが抑制されること、また自分自身でくすぐった場合でも、より早く皮膚を刺激した方が感覚の抑制が大きいことなどが知られている。心理学的には、こういった運動時において、皮膚や筋感覚などに対する末梢刺激を知覚しにくくなる「感覚ゲーティング」という現象が明らかにされているが、どのような神経の働きによって感覚が抑制されるのかについては不明のままとなっていた。

    NCNP、"自分でくすぐってもくすぐったくない"神経機構を解明
  • クマムシ固有の新規タンパク質がヒト培養細胞の放射線耐性を向上 - 東大

    東京大学(東大)などは9月21日、クマムシのなかでも極限的な環境に高い耐性を持つヨコヅナクマムシのゲノムを解読し、そのなかにコードされたクマムシ固有の新規タンパク質のひとつがヒト培養細胞の放射線耐性を向上させることを発見したと発表した。 同成果は、東京大学大学院理学系研究科 生物科学専攻 橋拓磨 特任研究員、慶應義塾大学先端生命科学研究所 堀川大樹 特任講師、東京大学大学院理学系研究科 生物科学専攻 國枝武和 助教、国立遺伝学研究所らの研究グループによるもので、9月20日付けの英国科学誌「Nature Communications」に掲載された。

    クマムシ固有の新規タンパク質がヒト培養細胞の放射線耐性を向上 - 東大
  • JAMSTEC、大西洋の深海海底で鯨骨生物群集を発見 - 水深4204mで世界最深

    海洋研究開発機構(JAMSTEC)は2月24日、2013年に行われた有人潜水調査船「しんかい6500」世界周航研究航海において、大西洋の深海海底で鯨骨生物群集を発見したことを発表した。これまでに発見されている鯨骨生物群集のなかでは世界最深となる。 同成果は、JAMSTEC 東日海洋生態系変動解析プロジェクトチーム 北里洋 プロジェクト長および海洋生物多様性研究分野 藤原義弘 分野長代理、サンパウロ大学 海洋研究所、バレ・ド・イタジャイ大学、日大学 生物資源科学部、フルミネンセ連邦大学の研究者らの研究グループによるもので、2月24日付けの英科学誌「Scientific Reports」に掲載された。 海の生態系には、太陽エネルギーによる光合成を通じて生産される有機物に依存して暮らす「光合成生態系」と、硫化水素やメタン、水素など、地球内部から噴出する化学物質をエネルギー源として有機物をつく

    JAMSTEC、大西洋の深海海底で鯨骨生物群集を発見 - 水深4204mで世界最深
  • 理研、電気をエネルギーにして生きる微生物を発見

    理化学研究所(理研)は9月25日、電機エネルギーを直接利用して生きる微生物を特定したと発表した。 同成果は理研環境資源科学研究センター生体機能触媒研究チームの中村龍平 チームリーダー、石居拓己 研修生(研究当時)、東京大学大学院工学系研究科の橋和仁 教授らの共同研究チームによるもの。9月25日付のオンライン科学誌「Frontiers in Microbiology」に掲載された。 一部の生物は生命維持に必要な栄養分を自ら合成するが、そのためにはエネルギーが必要となる。これまで、二酸化炭素から栄養分を作り出し物連鎖の出発点となる生物は、太陽光をエネルギーとする光合成生物、水素や硫黄などの化学物質のエネルギーを利用する化学合成生物のどちらかだと考えられてきた。 一方、同研究チームは2010年に、太陽光が届かない深海熱水環境に電気を非常によく通す岩石が豊富に存在し、その岩石が触媒となり海底下

    理研、電気をエネルギーにして生きる微生物を発見
  • 忘れた記憶も脳に蓄積されている - 理研が発見

    理化学研究所(理研)は5月29日、記憶痕跡細胞同士のつながりを強めるシナプス増強がなくても、記憶が神経細胞群の回路に蓄えられていることを発見したと発表した。 同成果は理研脳科学総合研究センター 理研-MIT神経回路遺伝学研究センターの利根川進 センター長らの研究チームによるもので、5月28日付けの米科学誌「Science」オンライン版に掲載された。 記憶は記憶痕跡とよばれる神経細胞群とそれらのつながりに蓄えられると考えられている。これまでは記憶が長期的に保存されるには記憶痕跡細胞同士のつながりを強めるシナプス増強という過程が不可欠であるとされていた。動物実験では、シナプス増強を阻害すると過去のことを思い出せない状態になることが報告されている。しかし、記憶の固定化プロセスの中で、記憶痕跡を形成する神経細胞群そのものにどのような変化が起きているかはわかっていなかった。 今回の研究では、光遺伝学

    忘れた記憶も脳に蓄積されている - 理研が発見
  • 生き物たちの驚きの能力に迫る(1) 海の砂漠化を防げ! - サンゴの白化の謎に挑む日本の研究者

    海の砂漠化、サンゴ礁の白化を救う「スーパー褐虫藻」とは? 生物の能力は人間の想像を遥かに超えているのかもしれない。他の生き物と共生したり、時に利用したりしながら、生きるしたたかさを持ち、極限環境でも死なない術をもつ。しかし地球環境の悪化の影響も確実に受けている。そうした生き物の「多様性」や「生態」に今、注目が集まっている。 「ゲノム解析技術が進歩し、細胞もヒトも同じという普遍性を知ったうえで、やはり多様な生き物を見なければ生命現象はわからない」とJT生命誌研究館館長の中村桂子博士はいう。3月22日に行われた第18回 自然科学研究機構シンポジウム「生き物たちの驚きの能力に迫る」では第一線の生き物研究者や昆虫・植物写真家らが、最新の研究や活動について講演を行った。その内容を紹介していく。 2030年までに世界の60%のサンゴ礁が失われる!? サンゴ礁は美しい海の代名詞だ。しかし今、世界のサンゴ

    生き物たちの驚きの能力に迫る(1) 海の砂漠化を防げ! - サンゴの白化の謎に挑む日本の研究者
  • 【お宅のオタクネコ拝見】 何か御用っすか?

  • 理研など、動物の体細胞を万能細胞(多能性細胞)へと初期化する新手法を開発

    理化学研究所(理研)は1月29日、米ハーバード大学との共同研究により、動物の体細胞における分化の記憶を消去し、万能細胞(多能性細胞)へと初期化する原理を新たに発見し、それをもとに核移植や遺伝子導入などの従来の初期化法とは異なる「細胞外刺激による細胞ストレス」によって、短期間に効率よく万能細胞を試験管内で作成する方法が開発されたと発表した。 成果は、理研 発生・再生科学総合研究センター 細胞リプログラミング研究ユニットの小保方晴子 研究ユニットリーダー、同・研究センターの若山照彦元チームリーダー(現・山梨大学教授)、ハーバード大のチャールズ・バカンティ教授らの国際共同研究チームによるもの。研究の詳細な内容は、日時間1月30日付けで英科学誌「Nature」に掲載された。 ヒトを含めたほ乳類動物の体は、血液細胞、筋肉細胞、神経細胞など多数多様な種類の体細胞(生殖細胞を除く)で構成されている。し

    理研など、動物の体細胞を万能細胞(多能性細胞)へと初期化する新手法を開発
  • 東京海洋大、-196℃で24時間凍結しても死なないヒルを発見

    東京海洋大学と農業生物資源研究所は1月23日、正常の生理状態で、液体窒素下(-196℃)で24時間凍結しても、32カ月の間-90℃で冷凍保存しても生存でき、-100℃の凍結と解凍の反復に10回以上耐えることが出来るヒルが地球上に存在していることを確認したと発表した。 同成果は同大(ならびに京都大学)の鈴木大氏(現在は九州大学 学術研究院)、宮智子氏、渡邊学 准教授、鈴木徹 教授と農業生物資源研究所の黄川田隆洋氏らによるもの。詳細は米国オンライン科学誌「PLOS ONE」電子版に掲載された。 地球上の生物はそれぞれに適した温度帯で生息するため、その条件下から外れると正常な生命活動を行えなくなり、最終的には死に至る。一般的な生物では、0℃以下の低温になると生命活動の維持が難しくなり、かつ細胞内外の水分凍結という液相から固相への物理的状態変化および溶質の濃縮といった化学的状態変化が生じるため、

    東京海洋大、-196℃で24時間凍結しても死なないヒルを発見
  • 京大、水棲ほ乳類では初となる野生のイルカの夢精を確認

    京都大学は8月28日、東京都・御蔵島観光協会、三重大学との共同研究により、世界で初めて野生のイルカの突発性射精(夢精)を記録したと発表した。 成果は、京大野生動物研究センターの森阪匡通 特定助教、同・中筋あかね大学院生、同・榊原香鈴美 大学院生、酒井麻衣 日学術振興会特別研究員、御蔵島観光協会の小木万布氏、三重大の吉岡基 教授らの研究チームによるもの。研究の詳細な内容は、8月28日付けで米オンライン科学誌「PLoS ONE」に掲載された。 突発性射精とは、明らかな性的な刺激なしに射精が起こることをいい、ヒトでは夢精としてよく知られる現象だ。これまでヒト以外では、突発性射精はげっ歯類(ラットやハムスター)、偶蹄類(ヒツジやテセベ)、肉類(ネコやブチハイエナ)、そしてウマやチンパンジーなどにおいて報告がなされている。 さまざまな動物において見られる一般的な現象であると考えられるが、観察がき

    京大、水棲ほ乳類では初となる野生のイルカの夢精を確認
  • 北大など、鉄の鱗を持つスケーリーフットの共生微生物の全ゲノムを解読

    北海道大学(北大)、海洋研究開発機構(JAMSTEC)、東京大学、新江ノ島水族館の4者は8月8日、鉄の鱗を持つユニークな巻貝「スケーリーフット(和名:ウロコフネタマガイ)」の共生微生物の全ゲノム配列の解読に成功し、代謝経路を網羅的に同定すると共に、共生微生物の伝播様式を突き止め、さらにスケーリーフットが敏感に環境感知・応答することをとらえたと共同で発表した。 成果は、北大大学院 水産科学研究院の中川聡 准教授(JAMSTEC 深海・地殻内生物圏研究プログラムの招聘研究員兼任)らの研究チームによるもの。研究の詳細な内容は、日時間8月8日付けで「The ISME Journal」に掲載された。 深海底熱水活動域は、暗黒・高圧、超高温の有毒熱水が噴き出す極限環境にありながら、特殊な微生物に支えられた極めて生産的な生態系を育んでいる。近年、これまでの未探査海域において深海探査が広く行われた結果、

    北大など、鉄の鱗を持つスケーリーフットの共生微生物の全ゲノムを解読
  • JSTなど、脊椎動物の脳のサイズを決定する発生メカニズムの一端を解明

    京都府立医科大学と科学技術振興機構(JST)は7月25日、は虫類であるヤモリを用い、ほ乳類や鳥類との比較により、脊椎動物の脳のサイズを決定する発生メカニズムの一端を明らかにしたと共同で発表した。 成果は、京都府立医大の野村真准教授らの研究チームによるもの。研究はJST課題達成型基礎研究の一環として行われたもので、詳細な内容は、7月25日付けで英科学誌「Nature Communications」のオンライン速報版に掲載された。 脳の大きさは動物の種類によって著しく異なり、一般に体のサイズの大きな動物ほど大きな脳を持つ。例えば、ヒトの脳の重量は平均して1.4Kgだが、シロナガスクジラの脳は7kgという具合だ。ところが、体重に対する脳の重量比を比較して見ると、ヒトの脳はクジラの脳よりもよりも相対的に大きい。 さまざまな動物間で比較すると、ほ乳類は体重に対して大きな脳を持つ。また鳥類も体重に対す

    JSTなど、脊椎動物の脳のサイズを決定する発生メカニズムの一端を解明
  • どうして脳は誤った記憶を生み出してしまうのか? - 理研などが解明

    理化学研究所(理研)は7月26日、マウスを用いた実験により記憶の内容を光で操作することにより、誤った記憶(過誤記憶:False Memory)が形成されることを実証することに成功したと発表した。 同成果は、理研脳科学総合研究センターの利根川進センター長(米国マサチューセッツ工科大学 RIKEN-MIT神経回路遺伝学センター教授)と、RIKEN-MIT神経回路遺伝学センター利根川研究室のSteve Ramirez大学院生、Xu Liu研究員、Pei-Ann Lin氏、Junghyup Suh研究員、Michele Pignatelli研究員、Roger L. Redondo研究員、Thomas J. Ryan研究員らによるもの。詳細は米国の科学雑誌「Science」オンライン版に7月26日(米国時間)に掲載される。 生物の記憶は神経細胞が集まりである「記憶痕跡(エングラム)」によって蓄えられ

    どうして脳は誤った記憶を生み出してしまうのか? - 理研などが解明
  • 京大など、プラナリアの不死身ぶりを分子レベルで解明

    京都大学は7月25日、100年来の謎であった「プラナリアの再生の仕組み」を分子レベルで解明し、プラナリアの再生原理を理解することによって、もともと再生できないプラナリア種の遺伝的原因を解明し、人為的に再生を誘導することにも成功したと発表した。 成果は、京大 理学研究科の阿形清和教授、徳島大 ソシオテクノサイエンス研究部の梅園良彦学術研究員(2013年3月まで理化学研究所)らの共同研究チームによるもの。研究の詳細な内容は、日時間7月25日付けで英科学誌「Nature」オンライン速報版に掲載された。 体をどんなに切られても再生できる不死身で不思議な生き物「プラナリア」。プラナリアには幹細胞が全身に存在し、体の位置情報に従って失われた器官や組織を正しく再生することができることから、そんな不死身ぶりを発揮することが可能なのである。 そうした不死身のプラナリアの中でも「ナミウズムシ」は再生能力が高

    京大など、プラナリアの不死身ぶりを分子レベルで解明
  • 東工大など、シーラカンス全2種の全ゲノム配列約27億塩基対の決定に成功

    東京工業大学(東工大)、国立遺伝学研究所(NIG)、東京大学の3者は7月23日、タンザニア水産研究所、アクアマリンふくしま、インドネシア・サムラトゥランギ大学、日大学、帯広畜産大学、慈恵会医科大学、台湾成功大学、長浜バイオ大学との共同研究により、生きた化石と呼ばれている希少な魚類である、シーラカンスの全ゲノム配列(約27億塩基対)について、現存する全2種を網羅したタンザニア産(3頭)、コモロ産(1頭)、インドネシア産(1頭)において決定することに成功したと共同で発表した。 成果は、東工大大学院 生命理工学研究科の二階堂雅人助教、同・伊藤武彦教授、同大学・名誉教授の岡田典弘氏(現職:国際科学振興財団主席研究員)、NIG 比較ゲノム解析研究室の藤山秋佐夫教授、同・生物遺伝資源情報研究室の小原雄治特任教授、東大大学院 新領域創成科学研究科の菅野純夫教授らの研究チームによるもの。研究の詳細な内容

    東工大など、シーラカンス全2種の全ゲノム配列約27億塩基対の決定に成功