3年前の2020年9月6日、家族で福島県の猪苗代湖に遊びに来ていた、当時8歳の豊田瑛大(えいた)君が、福島県いわき市の元会社役員・佐藤剛被告が操縦する大型のプレジャーボートに轢かれて死亡した事故があった。 「猪苗代湖ボート事故」として大きく報道されたので、覚えている方も多いだろう。このとき近くにいた母親もボートに轢かれ、両足の膝から下を切断する大怪我を負っている。 佐藤被告が操船するボートはそのまま走り去り、救助もしなかった。 事故後も、1時間にわたってクルージングを満喫していたという報道もある。 この事故は、物証が残りにくい「水上」ということもあり、犯人を特定し逮捕するまでに1年ほどかかった。