JR可部線延伸区間の新駅「あき亀山駅」で行われた出発式。左端から出発合図を出す貞本鉄富駅長と大畠正彦JR可部線利用促進同盟会会長=広島市安佐北区で2017年3月4日午前8時42分(代表撮影) 2003年12月に廃止されたJR可部線の可部駅(広島市安佐北区)以北約46キロのうち約1.6キロが4日、復活した。沿線には住宅地や公的機関が集中しており、住民らがJR西日本や市に強く要請していた。JRグループが廃止路線を復活させるのは初めて。 JR可部線は1909年に開通し、69年に国の特別名勝・三段峡(広島県安芸太田町)まで延伸された。しかし、利用者数が落ち込み、可部-三段峡間が廃止になった。 しかし、今回復活した区間では、沿線住民が廃止後もレールをそのまま残し、除草を続けた。こいのぼりを揚げたり、レール脇に約400個のキャンドルをともすイベントを実施したりして復活を求めていた。