「逃亡犯条例」改正案を巡るデモで混乱する香港情勢について、中国の孔鉉佑(こうげんゆう)駐日大使が自国の見解を寄稿した。 ◇ 香港で混乱が生じ、難局を迎えている。街頭での暴力が秩序を破壊し、香港の繁栄・安定・経済を脅かして国際的イメージも壊している。誰が香港を乱し、壊そうとしているのか、問わずにはいられない。 今回の問題は「逃亡犯条例」と「刑事相互司法共助条例」の改正を巡って争いが生じ、反対派が6月以降、大規模なデモ・集会活動を起こした。香港政府は6月中旬、市民の理解が得られない限り改正作業を再開しないと明言した。