■「みる・きく・はなす」はいま 3日夜、男性は約束の時間に、パソコン画面の向こうに姿を見せた。名前はタイフン、34歳。トルコのイスタンブールで、IT関係の仕事をしていると自己紹介した。 私たちはゲス…
■「みる・きく・はなす」はいま 3日夜、男性は約束の時間に、パソコン画面の向こうに姿を見せた。名前はタイフン、34歳。トルコのイスタンブールで、IT関係の仕事をしていると自己紹介した。 私たちはゲス…
トルコ人のアリさん(28)=仮名=は2月、南部カフラマンマラシュの自宅で寝ていた時、突如激しい揺れに襲われた。とっさに近くにいた6歳の長女を守ろうと抱きしめた。3歳の次女を抱え上げた妻のナズさん(27)と一緒に外に出た。 街の様子は一変していた。建物は崩れ落ち、がれきの山に。アリさん宅も半壊し、車は上から落ちてきたブロックでひしゃげていた。周囲では多くの人が死者を抱き、泣き声を上げている。トルコ・シリア大地震は家、電気、水道などあらゆる生活のインフラを破壊した。被災地は復興が進まず、親族を頼って来日する人々がいる。ただ、それでも生活を立て直すことは難しい。ネックになっているのが入国時のビザだ。(共同通信=赤坂知美) ▽水も食料も電気もなく、水浸しのテントで眠った アリさんは地震の直後、急いで近くの村に住んでいる親族に電話した。だがつながらない。隣の村にある実家に行くと、父親の片足はブロック
マームット・ミスキ氏の手のひらに置かれたフェルラ・ドルデアナの花。トルコ中央部ハッサン山の近くで採取したもの。(PHOTOGRAPH BY ALICE ZOO) 黄金の花を咲かせる植物「シルフィウム」は、古代ギリシャの勃興前からローマ帝国の最盛期まで、地中海世界で最も愛された食材のひとつだった。 腹痛からイボの除去まであらゆる症状に効く万能薬とされたほか、レンズマメを煮込む際に香辛料として使われたり、最高級のフラミンゴ料理に添えられたりもした。ユリウス・カエサルがローマに君臨した時代には、黄金とともに500キロ以上のシルフィウムが宝物庫に貯蔵され、その苗には銀と同等の値がつけられたという。(参考記事:「古代ローマで大人気、万能調味料「ガルム」とは」) シルフィウムに関する最古の記録は、紀元前638年のもの。北アフリカ、現在のリビアがあるキレナイカの沿岸で「黒い雨」が降った後にこれが生えたと
法務省は、トルコ国籍のクルド人男性について、日本で初めて難民として認定し、さきほど、本人に通達した。 関係者によると、難民認定を受けたのは、2014年に来日した30代のトルコ国籍のクルド人男性で、さきほど、東京・港区の東京出入国在留管理局本局で、本人に通達されたという。 トルコでは、政府が、クルド人の分離独立運動を取り締まっていて、この男性は、帰国すれば迫害の恐れがあるとして、複数回、難民申請をしていた。しかし、難民として認定されなかっため、処分の取り消しなどを求めて国を提訴していた。 一審の札幌地裁は、人種、国籍、政治的意見などを理由に迫害を受ける恐れがあるどうかについて、「客観的事情が存在するとは認められない」として、男性の訴えを退けた。 これに対して二審の札幌高裁は、今年5月、男性が、2010年ごろトルコ軍の隊員などから「棒で殴られたり、たばこを押しつけられたりするといった暴力を加え
トルコ・イスタンブール(Istanbul)のタクシム広場(Taksim Square)で傘をさして歩く女性(2009年12月12日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/MUSTAFA OZER 【1月30日 AFP】トルコのイスタンブール(Istanbul)で、双子のうち1人の父親が母親の不倫相手の子どもであることがDNA検査で明らかになり、離婚に発展する騒動があった。同国紙サバハ(Sabah)が29日伝えた。父親の違う双子を身ごもることは、人間ではごくまれなことだという。 かねてから妻の不倫を疑っていた警備員の男性は、3歳になる双子の息子たちのDNA検査を依頼した。その結果、99.99%の確率で双子のうち1人だけが男性の子どもであることが判明した。夫妻の離婚裁判を担当する裁判所の依頼でDNA検査を行った科学捜査班も同じ結論に達した。 男性の妻は、家族に無理やり男性との結婚を強いら
国境を越えてトルコ南東部のシャンルウルファ州スルチに入ったシリアのクルド人難民(2014年9月19日撮影、資料写真)。(c)AFP/ILYAS AKENGIN 【9月7日 AFP】トルコのアフメト・ダウトオール(Ahmet Davutoglu)首相は6日、独日刊紙「フランクフルター・アルゲマイネ(Frankfurter Allgemeine Zeitung)」への寄稿で、欧州連合(EU)諸国による難民の受け入れ数が「話にならないほど少ない」と批判した。 7日付の同紙に寄稿したダウトオール首相は、戦争によって荒廃したシリアやイラクからだけでもトルコは200万人以上の人々を受け入れたと述べ、トルコは「欧州と混乱地域の間の緩衝地帯」になっていると指摘した。 また、同紙が6日に明らかにした抜粋によるとダウトオール首相は、EU諸国が難民問題でトルコを支援するために実施した資金援助の額が低いと批判し、
トルコの首都アンカラの大統領府で開かれた会議で発言するレジェプ・タイップ・エルドアン大統領(2015年8月12日撮影、資料写真)。(c)AFP/ADEM ALTAN 【8月25日 AFP】トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は24日、出直し総選挙の実施を宣言した。6月に実施された総選挙で与党が過半数割れを喫して以降続く政治的こう着を打破することを狙った前例のない措置だ。 エルドアン大統領はイスメット・ユルマズ(Ismet Yilmaz)議長との協議後に出した声明で、総選挙のやり直しを発表。具体的な日程は言及しなかったが、以前に11月1日に実施したいという意向を示していた。 6月7日に投開票された総選挙では、エルドアン大統領が共同結成した与党・公正発展党(Justice and Development Party、AKP)の獲得議席が200
トルコ南部アダナ郊外のインジルリク空軍基地を離陸したトルコ空軍の戦闘機(2015年7月28日撮影)。(c)AFP 【7月31日 AFP】トルコがクルド人武装組織「クルド労働者党(Kurdistan Workers' Party、PKK)」とイスラム過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」を相手に「二正面作戦」に乗り出した。この戦略をめぐりトルコが裏表のある策をろうしていることに北大西洋条約機構(NATO)諸国は気付いているが、加盟国唯一のイスラム教国を味方に付けておきたいがために目をつぶっていると、専門家は指摘する。 28日に緊急理事会を開いたNATOは、「テロ」と戦うトルコに連帯を示す声明を発表した。しかし、その裏では一部の加盟国が、トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領の戦略に不快感をおぼえていた。 シリアとイラクで
トルコの首都アンカラの中心部に設置されたロボット像(2015年4月2日撮影)。(c)AFP/ADEM ALTAN 【4月5日 AFP】トルコの首都アンカラ(Ankara)に2日、「トランスフォーマー(Transformer)」のような大型の像が出現した。市民の間では手の込んだエープリルフールの冗談ではとの声も聞かれたが、メリヒ・ギョクチェク(Melih Gokcek)市長によって設置されたものだ。 アンカラ中心部の交通量の多い交差点に設置された金属とポリエステル製の像は、市内に建設されたテーマパークの宣伝目的で置かれたもの。地元の報道によると、このテーマパークについては裁判所が都市計画関連の規則に反するとして差し止め命令を出したにもかかわらず、市長が建設を強行していた。 人口およそ500万人の同市の市長を1994年から務めているギョクチェク氏は、与党・公正発展党(AKP)に所属。しかし、与
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