バーナード・クリックの本を読み進めた。 メールを書いて出した。 諸経費の支払いを行った。 地元の図書館に評伝を返した。
きょうご紹介したいのは、この書評コーナーがきっかけとなって誕生した私の新刊、『プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術』(印南敦史著、KADOKAWA/中経出版)。書評を書き続けるなかで、あるいはそれ以前から、ライターとして培ってきた「読むこと」「書くこと」についての考え方をまとめた書籍です。 ターゲットにしているのは、ライフハッカーの読者と重なるビジネスパーソン。書評でも企画書でも「書く」という共通項があるわけなので、日々の仕事に応用できそうな私なりの方法論を記しています。 なにより重要なのは、その媒体の特性、そしてメリットやデメリットを理解したうえで、「伝える」文章を書くことです。(中略)「それを読んだ人がどう感じるか」「伝えたいことが本当に伝わるか」などをしっかりと考慮する必要があるということです。(中略)ターゲットは、書くことに専門的に携わっている人ではありません。好むと好まざると
国際電気通信基礎技術研究所(ATR、京都府精華町)は4日、脳波を使い「念じる」だけで動かすことができる装着型ロボットの試作機を公開した。家電や車いすと組み合わせ、高齢者や障害がある人の日常生活を補助するのが狙い。 ロボットは、脳と機械をつなぐ「ブレーン・マシン・インターフェース」(BMI)と呼ばれる技術の一種で、ATRとNTT、島津製作所などが共同で開発した。 電動車いすに座り、頭に脳波を読み取る装置をつけた利用者が水を飲む実験では、黙ったまま念じると、約6秒で脳波を解析。電動車いすが室内にある水道水の蛇口の前まで移動した後、上半身に装着したロボットが、利用者の腕を伸ばしたり曲げたりして、コップに水をくんで口元まで運んだ。
1968年愛媛県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、伊藤忠商事勤務を経て、英国ウォーリック大学大学院政治・国際学研究科博士課程修了。Ph.D(政治学・国際学、ウォーリック大学)。主な業績は、『逆説の地政学』(晃洋書房)。 上久保誠人のクリティカル・アナリティクス 国際関係、国内政治で起きているさまざまな出来事を、通説に捉われず批判的思考を持ち、人間の合理的行動や、その背景の歴史、文化、構造、慣習などさまざまな枠組を使い分析する。 バックナンバー一覧 「保守」の論客の元気がいい。「国家観」や「歴史観」、「伝統」といった言葉を好んで使ったり、「南京虐殺はなかった」とか「従軍慰安婦は存在しなかった」と主張したり、中国、韓国を嫌ったり、靖国神社に参拝し、愛国心を訴えたりする保守論客の大きな声が、テレビや書籍、雑誌、インターネットに氾濫している。 保守の議論は、単純明快でわかりやすい。だが、いささか
■「既成の文化からの逸脱」の戦後史 この夏から秋にかけ、10回に分けて放映された番組のタイトルがそのまま書名になっている『NHKニッポン戦後サブカルチャー史』。 番組の方は劇作家の宮沢章夫が講師となり、若い俳優やタレントを相手に対話しながら各時代の実相や変化を探っていたが、こちらは、まず宮沢へのインタビューをもとに序章から第六章までを構成。その一方で、「サブカルチャーの履歴書1945-2014」と題した年表を巻末から掲載。編集者時代によく似たテーマを扱った経験がある私から見ても、実によくまとまった1冊となっている。 しかし、それ以上に好感がもてるのは、ここで取りあげている数多の人物や作品群に対する宮沢の愛情が、行間からはっきりと伝わってくるからだ。アメリカでサブカルチャーが誕生した1956年に生まれた宮沢にすれば、その歴史について語ることは同時に、自分に影響を与えてきた表現物の検証であり、
人工知能の進化はめざましく、周囲の交通状況を判断して自動で運転する自動運転車や、人間と区別がつかないほど正確な解答を出すスパコンなどが登場しており、「このままではロボットが人間の仕事を奪い尽くすのではないか?」と心配する声が上がるほどです。知的な行動の中でも「芸術」分野についてはコンピュータは人間の足下にも及ばない、と考えられてきましたが、進化を続けるコンピュータアルゴリズムはゴッホやピカソなどの芸術性を理解しつつあるようです。 Extending Van Gogh’s Starry Night with Inpainting—Wolfram Blog http://blog.wolfram.com/2014/12/01/extending-van-goghs-starry-night-with-inpainting/ モナ・リザやひまわりなどの名画は人類の共有財産とでもいうべき芸術作品で
同じ仕事をしたら同じ賃金をもらう、これは極めて当たり前のことのように思えます。事実、欧州では多くの専門職の仕事が「ワークシェアリング」の対象とされており、フルタイムの人も、パートタイムの人も時給換算では同じ賃金をもらっています。 私の住むアメリカでは、そこまで一般的ではありませんが、例えば子育て中の世代などで、時給制弁護士、時給制医師といったものがあります。本来は年収1800万の小児科医が、一時期だけ勤務時間を半分にしている場合には、年収は900万になるわけです。 アメリカの場合は、「ワークシェアリング」はまだ少ないのですが、同一労働・同一賃金という原則は極めて厳格に守られています。これに違反すると巨大な訴訟リスクを抱えることになるからです。そのために、「賃金の違う人は、相手の業務を奪ってはならない」ということも徹底しています。 例えば、学校で床の清掃をするのはジャニターという職種ですが、
品木ダム(群馬県中之条町)は、炭酸カルシウム(石灰)と酸(硫酸・塩酸)との化学反応によって発生する中和化合物を収容するなど中和緩衝池としての機能を持つ民主党のマニフェストによる工事中止方針が一転覆された八ッ場ダムは、実は深刻な水質問題を抱えている。 ダムに流れ込む吾妻川は強い酸性河川で、ダムの構造物をむしばみかねない。上流の万代鉱山から年間50トン(累計500トン以上)のヒ素が吾妻川に流れていることも研究者の調査で明らかになった。 集中豪雨や酸化によるコンクリートの劣化によって八ッ場ダムが崩壊すれば、ヒ素が下流の利根川に流れ込み、首都圏に健康被害が及ぶ可能性さえある。 温泉郷・草津に行かれる方には、一度、品木ダム、上流の石灰投入工場を見学することを勧める。湯川から流れ込む急流がもたらす青灰色の品木ダム湖の水は、不思議な違和感を与えるに違いない。上流の石灰投入工場は、大きなタンクが見学者を圧
原発再稼働に突き進む安倍政権にとって、福島原発事故と放射能問題はすでに終わったことになったかのようだ。それを象徴する出来事が今、南相馬市で進んでいる。「特定避難勧奨地点」の解除問題だ。 国はいまだ高い線量を記録している地点に住民を帰宅させ、補償を打ち切ろうとしている。それに対して住民は抗議の姿勢を見せている。 いったい何が起こっているのか? 国の狙いはなんなのか? 南相馬市に行って話を聞き、実際に現地の線量を調査してみたら、とんでもない実態が明らかになった! * * * ■避難指示したときより高い基準で国は帰宅させようとしている 福島の避難指示区域は今3つに分かれている。年間積算線量が50mSv(ミリシーベルト)を超える「帰還困難区域」、20mSvを超える恐れのある「居住制限区域」、そして20mSv以下となる「避難指示解除準備区域」だ。 そしてもうひとつ、それ以外に設けられてい
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