韓国産アワビを「地元産」 八雲町イベント「だますつもりなかった」 北海道八雲町などが5月に開いたアワビの販売イベントで、地元産と偽り韓国産のアワビ約1万個を売っていたことが26日、町への取材で分かった。町は「だますつもりはなかった。大変申し訳ない」と謝罪している。 町によると、イベントは5月18日の「熊石あわびの里フェスティバル」。買ったアワビをその場で焼いて食べられるのが人気で、約3万人が訪れた。地元産として約2万個のアワビを1個350円で販売したが、およそ半分が韓国産だった。 町が開催直前に、地元で養殖しているアワビの状態を確認したところ、海水温低下の影響で約12万4千個のうち8割近くが死んでおり、急きょ韓国産を仕入れることにしたという。植杉俊克副町長は「アワビを確保することばかりを考え、韓国産と表示することを失念していた」と説明している。