大阪市立桜宮高の体育系2科の募集中止を受け、運動部の元主将ら、3年生8人が21日に市役所で記者会見した。 生徒らはまず、「本当に残念、言葉も出ない。在校生や受験生のことを考えたら、もっと違う結果があったのではないか」と募集中止に批判的な意見を語った。 橋下徹市長は同日午前、同校を訪問したが、「市長から具体的な理由やメリットの説明がなかった」「十分に聞いてくれなかった」と不満をあらわにした。 教員を総入れ替えする案については「生徒の心の傷は、同じ傷を味わった先生にしか癒してもらえない」と反発。「大切な仲間を奪われ、何もできないうちに体育科を奪われ、部活を奪われ、先生も奪われてしまうかもしれない」として、今後、総入れ替え中止のために行動していく考えを示した。