不平等社会日本―さよなら総中流 (中公新書) 作者: 佐藤俊樹出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2000/06/01メディア: 新書購入: 1人 クリック: 54回この商品を含むブログ (107件) を見るとりあえず読了というか,まだ読んでなかったことがちょっと恥ずかしいのだが.もうこの本が出て5年もたつんだなあ.手元にあるのは2003年の17刷目.いやいやウラヤマシイ. 本書は非常に魅力的な本である.今はやりの表現をするならsexyである.たとえばこんな1節に私はシビレる. 「私は未来を予言するつもりもないし,自分の正しさを布教する気もない.素描はあくまでもたたき台だが,あえてそれをやるのは,暗い顔をしてなげやりになったり,ことさらに危機を煽りたてるのをみるのに,いささか飽きたからである.(中略)もちろん日本の経済状態が良くなれば,あるいはたんにアメリカ経済の1人勝ちに翳りが出た
本家ブログで取り上げた毎日新聞の連載「縦並び社会・格差の現場から」では毎回の記事の内容に関連したアンケートを行っているというので見てみて、ちょっと失望した。 【質問】 ◆無保険者が30万世帯に達し、病院に行けない人も出ています。どう考えますか。 ・保険料を支払っていないのだから仕方ない。 ・予算をもっと投入し、保険料免除などの対策を拡大すべきだ。 あのー、選択肢ってそれだけなのですかー? 「小さな政府か大きな政府か」というのは分かりやすいけど、どっちも悲惨な結果になるだけ。どちらか選べと言われれば、「保険料を支払っていないから病院に行くな」という見解はちょっといくらなんでも認められないから後者を選ぶしかないけど、ただ単に保険料免除なんてしていたらどんどん払う人がいなくなるから、予算をもっと投入すればいいってものじゃないでしょ。いまある健康保険制度はフェアでもなければ効率的でもないのだから、
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