家電量販店のノジマが、富士通の子会社でインターネット接続サービス大手「ニフティ」の個人向け事業を買収する方向で調整していることが分かった。 買収額は200億円を超えるとみられ、3月までの合意を目指している。 ノジマは、134万人(2016年3月末時点)のニフティ会員を囲い込み、ネットに接続できる家電の販売やネット関連サービスの強化を図る考えとみられる。 富士通は昨年7月にニフティを完全子会社化したが、法人事業に力を入れるため企業向けのクラウドサービスを残す一方で、個人向け事業は売却先を探していた。買収にはKDDI(au)など複数の企業が名乗りを上げていたが、ノジマが最有力の候補になった。