風力発電機のタワーフランジと呼ばれる部品を生産するピョンサンのシン・ドンス代表は世界シェアトップを独走する実業家だ。今年は売り上げを30%伸ばし、世界最大の風力発電機部品会社として飛躍するのが夢だ。同社は2000年代初めには平凡な造船資材メーカーだった。 シン代表は「新エネルギー産業と再生エネルギー産業がまだ胎動期だったころに訪欧し、市場拡大の可能性を確信した。韓国企業で初めて風力発電機部品の生産ラインを導入した」と説明した。 アモテックは携帯電話のような情報技術(IT)機器の静電気防止部品「チップバリスター」で世界1位(シェア30%)を誇る企業だ。キム・ビョンギュ社長は「当初はパソコンの部品を生産していたが、1990年代後半にチップバリスターを新たな事業分野として定め、5年間かけて研究開発に没頭したことが勝負の明暗を分けた」と話した。 ライバル企業より一足先に投資を行い、急成長を成