リオデジャネイロ(CNN) リオデジャネイロ発パリ行きのエールフランス(AF)航空機が大西洋に墜落したとみられる事故で、海上で見つかった破片などの回収作業にあたっているブラジル空軍は4日、回収物はいずれも同機の残骸ではないことが分かったと発表した。 空軍の報道担当者が大西洋沿岸の都市レシフェで、報道陣に語った。 空軍は同市から約1000キロ沖合の海上に、機体の残骸とみられる金属片などが見つかったとして、同日から回収作業を開始。ヘリコプターで吊り上げ、海軍船3隻に運んで調査した。その結果、この日回収されたのは貨物運搬用の木製の荷台で、同機には搭載されていなかったことが判明したという。海上には未回収の破片などが残っているが、これらも同機の残骸でない可能性が高まっている。 空軍はまた、墜落現場とみられる海域に油が浮いていると発表していたが、これについても、同機の搭載燃料を超えた量であることが分か