エルサレム(Jerusalem)で行われたイスラエル政府の週1回の閣議で議長を務めるベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相(2014年11月23日撮影)。(c)AFP/JIM HOLLANDER 【11月24日 AFP】イスラエル政府は23日の閣議で、同国を「ユダヤ人の祖国(ナショナルホームランド)」と定義し直す基本法案を承認した。基本法は独立宣言と並んでイスラエルの憲法として機能しているもので、民主主義を弱体化させると非難する声が上がっている。 ベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相率いる右派政党リクード(Likud)は、同党の国会議員の一人が起草者に名を連ねた同法案について、「内閣は本日、『ユダヤ人国家イスラエル』の基本法案を承認した」との声明を発表した。 閣議は荒れ、14閣僚は賛成したが、ツィピ・リブニ(Tzipi Livni)