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経済に関するwalkinglintのブックマーク (76)

  • 一本スジの通った「複素経済学」を学ぶために - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    最近、ちまた(ネット)で流行るものといえば、栗原裕一郎さんも注目しているトレンドがあります*1。 いまニセ経済学が熱い http://d.hatena.ne.jp/ykurihara/20080421#1208763350 :優柔不断はダメダメ! メディアはもっと毅然としなきゃ!! いろいろな意味で一スジがとおっている岩波や朝日を見習って!!!(苦笑): そんな栗原さんのいうところの「一スジがとおり過ぎたいあなた」(誰のこっちゃ?)におススメするのが以下のです。ニセ経済学もとい、複素経済学や超合金経済学や多元宇宙的街角経済学を「格派」の土壌にまで持っていくならば次の六冊はぜひ読んでおきたいところ。つうか以下のぐらい読んでないのに新書レベルいくら読んでも僕の複素経済学のレベル10段に遠く及ばない(私、自慢ではないですが、複素経済学を批判するためには批判する側をよく知らねば、という立

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  • Homo Economicsの正体 - 書評 - 経済は感情で動く : 404 Blog Not Found

    2008年04月22日01:00 カテゴリ書評/画評/品評Value 2.0 Homo Economicsの正体 - 書評 - 経済は感情で動く 紀伊国屋書店出版部黒田様および水野様より献御礼。 経済は感情で動く Matteo Motterlini / 泉典子訳 [原著:Economia Emotiva] Molto deliziosa! 著者はイタリア人で、原著はイタリア語であるが、、パオロ・マッツァリーノではない。 書「経済は感情で動く」は、副題に「はじめての行動経済学」とあるとおり、行動経済学の入門書。行動経済学に関してはすでに光文社新書がずばり「 行動経済学」を出していて、かぶるといえばかぶるのだけど、倍以上の値段を出しても先にこちらを読んでおくことをお勧めする。 目次 - 経済は感情で動く: 紀伊國屋書店BookWebより パート1 日常のなかの非合理 1 頭はこう計算する

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    walkinglint 2008/04/22
    > いや、別に私は「ホモ・エコノミクスのススメ」をしたいわけではない。むしろ経済の設計は行動経済学に基づいて行うべきだというのが私の考えだ。
  • 経済はだれのために - 書評 - ディープエコノミー : 404 Blog Not Found

    2008年04月21日00:15 カテゴリ書評/画評/品評Value 2.0 経済はだれのために - 書評 - ディープエコノミー 英治出版の松および竹井両氏より、「未来をつくる資主義」とともに献頂いたもの。 ディープエコノミー Bill McKibben / 大槻敦子 [原著:DEEP ECONOMY] 初出2008.04.20; 販売開始まで更新 これで、「未来をつくる資主義」、「ワールドインク」とあわせて、「三部作」が完結することになる。 書「ディープエコノミー」は、「未来をつくる資主義」が提示した問題を、ボトムアップで解決する例を集めたもの。トップダウンの例が「ワールドインク」。原著ではそれぞれ独立した書かれたものを、こうしてDIPシリーズの三部作にまとめるというのは英治出版のアイディアだと思われるが、なかなか秀逸である。 目次 - Amazonより はじめに 第一章

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    walkinglint 2008/04/21
    > 誰のための経済なのか。
  • ペア書評 - いちばんやさしいファイナンスの本/アメリカの高校生が読んでいる経済学の教科書 : 404 Blog Not Found

    2008年04月21日11:00 カテゴリ書評/画評/品評Money ペア書評 - いちばんやさしいファイナンスの/アメリカの高校生が読んでいる経済学の教科書 「いちばんやさしいファイナンスの」は日能率協会マネジメントセンター杉崎様経由で著者より、「アメリカの高校生が読んでいる経済学の教科書」はアスペクト貝瀬様よりそれぞれ献御礼 いちばんやさしい ファイナンスの 保田隆明 アメリカの高校生が読んでいる 経済学の教科書 山岡道男 / 淺野忠克 教科書の日米対決、軍配はどちらに!? 「いちばんやさしいファイナンスの」も「アメリカの高校生が読んでいる経済学の教科書」もどちらも超初心者向けのなのだが、前者は「全年齢向けだけどどちらかというと高齢者」というやや曖昧な想定読者に「投資先を知るためのファイナンス」というかなり絞った話題を説いている対し、後者はタイトルにもあるように「高校生以

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    walkinglint 2008/04/21
    > 対して、「いちばんやさしいファイナンスの本」には、当然B/Sも出てくる。というか、ファイナンス入門で出てこなければもぐりではある。
  • 「見えざる手」の本当の姿 - 書評 - 「民」富論 : 404 Blog Not Found

    2008年04月21日03:00 カテゴリ書評/画評/品評Value 2.0 「見えざる手」の当の姿 - 書評 - 「民」富論 著者の娘さんより献御礼。実は自分でも以前購入していたのだけど、書評が遅くなってしまったおかげで二重入手になってしまって申し訳ない。 「民」富論 堂免信義 404 Blog Not Found:経済の「複素」像 - 書評 - 「お金」崩壊経済、そして経済学に「なんだか騙されている」と感じている人、必読。 これもそういう一冊に分類できる。 書〈「民」富論〉は、システムエンジニアとして活躍した著者が、定年退職後に独学で経済学を研究した結果を新書にまとめたもの。 目次 - 堂免信義『「民」富論/誰もが豊かになれる経済学』の目次 - 社会福祉学何でもあリBLOGより拝借 序章 財政赤字は国民への贈与になる 第1章 景気拡大と同時に進行した不況 第2章 社会全体では「節

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    walkinglint 2008/04/21
    > このあたり、そろそろ定性的な議論ではなく定量的な議論が欲しいところである。それこそがプロの仕事だと思うのだが
  • アメリカの金融界は心臓に毛が生えているという話

    先週は、アメリカ金融界が上を下への大混乱であった。私の感想は 1.すごい瞬発力 2.アメリカの金融コミュニティは心臓に毛が生えている 3月11日火曜から16日日曜にかけてはくるくるとめまぐるしく状況が変化(ここが瞬発力)、16日以降は、その変化のさらに裏をかこうとする人たちの躍進(ここが心臓に毛)が目立ったのでした。 1.まず瞬発力の一週間 こちらのWall Street Journalの記事によくまとまっています。さすがWSJですな。要約するとこんな感じ。 11日火曜:投資銀行への政府緊急融資2千億ドル(20兆円)を決定。これで一息、と思いきや、サブプライムでヤバイ橋をたくさん渡った全米第五位の投資銀行、Bear Stearnsの信用不安が広がる (でも、Bear Stearns側は、「割とよかった今期の業績」の発表間近、と結構うきうきしており、信用不安の噂はBearの株をショートしてい

    アメリカの金融界は心臓に毛が生えているという話
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    walkinglint 2008/03/28
    > それを研究し尽くしたBernankeならではの、強引なまでのスーパー介入と言えるでしょう。これまで、神と崇められたグリーンスパンの後釜でなんとなく影の薄かったBernankeですが、その実力が最大限に試される時が今。
  • 感情的な行動を合理的に説明する - モジログ

    きのうの「経済に関して一般人が陥りやすい4つのバイアス」で紹介した『The Myth of the Rational Voter』というについて、昨年このが出たときに、池田信夫氏がズバリのエントリを書いていた。 池田信夫 blog - The Myth of the Rational Voter http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/d1ec637b8020a6bca0d555f67d921ff1 <政治学に「合理的選択派」というのがある。アローの不可能性定理やゲーム理論などの合理主義で政治を分析しようというもので、数学的な証明の論文はたくさん出ているが、まったく実用にならない。書は、これをひっくり返し、人々が非合理的に選択することを実証的に示したものだ。主なバイアスとしては ・反市場バイアス:市場メカニズムをきらう ・反外国バイアス:輸入品をきらう

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    walkinglint 2008/03/27
    >> 感情的な行動を単に非合理的と片づけるのではなく、遺伝や文化的進化の結果として合理的に説明することが、経済学の次のフロンティアでしょう
  • 経済に関して一般人が陥りやすい4つのバイアス - モジログ

    Bryan Caplanの 『The Myth of the Rational Voter: Why Democracies Choose Bad Policies』 (合理的投票者という神話:なぜ民主主義は悪い政策を選んでしまうのか)というは面白そうだ。 The Myth of the Rational Voter: Why Democracies Choose Bad Policies http://en.wikipedia.org/wiki/The_Myth_of_the_Rational_Voter 私はまだを入手していないので、以下はこのウィキペディアの解説ページが正しいという前提で、私の興味を引いたポイントを紹介してみたい。 このでは、一般人と経済学者に対する調査結果をもとにして、誤った政策決定がたくさん生み出されてしまう原因は、一般人が経済について次のようなバイアス(偏

  • [書評]さらば財務省! 官僚すべてを敵にした男の告白(高橋洋一): 極東ブログ

    書名にはありがちなブログのエントリみたいな煽りが入っているが、「さらば財務省! 官僚すべてを敵にした男の告白(高橋洋一)」(参照)は、後代の歴史家が現代の日を振り返ったとき真っ先に参照される一級の史料となるだろう。そのくらいに貴重な証言資料でもある。 およそ読書人なら必読と思われるのだが、知識人にはいわゆる反小泉の人も多く、まさに小泉政治の懐中にあった高橋洋一の独白には関心をもたないかもしれない。私はいちブロガーとして思うのだが、書を一番読み込んでおそらく溜息に沈むであろうなと心中を察するのは、Baatarismさん(参照)だ。彼はきっとこのに対して私より優れた書評を書いてくれるに違いなと念願を込めて、プッシュプッシュプッシュ。 書は一般書としてよく編集されているせいか軽くも読める。それでいて、要所要所に「財投改革の経済学」(参照)の裏打ちがある。別の言い方をすれば書はそうした重

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    walkinglint 2008/03/24
    > 後代の歴史家が現代の日本を振り返ったとき真っ先に参照される一級の史料となるだろう。そのくらいに貴重な証言資料でもある。
  • 「見えざる手」は誰の手か - 池田信夫 blog

    アダム・スミスの「見えざる手」という言葉は有名だが、この言葉は『国富論』で1回しか使われておらず、彼はそれが誰の手か、どうやってそれが経済的な秩序をもたらすのか、といった問題には答えていない。 他方、彼のもう一つの著作『道徳感情論』では、他人に対する共感(sympathy)が秩序の基礎だと論じている。この議論は、人々が利己心にもとづいて行動すれば、おのずと秩序が成立するという『国富論』の結論と矛盾するようにみえる。これは「アダム・スミス問題」として知られ、多くの研究者がこの矛盾を解決しようとしてきた。書も、この問題に答えることを試みたものだが、率直にいって明快な答とはいいがたい。 書と無関係にゲーム理論の言葉で考えると、これは「どうすれば人々がともに豊かになるような状態が唯一のナッシュ均衡になるか」という問題と考えることができる。一般的な(混合戦略を含む)ゲームではナッシュ均衡が存

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    walkinglint 2008/03/24
    > 利己心によって実現しうる多くの均衡の中から、人々がフェアな均衡を選ぶような社会だけが群淘汰で生き残ったと考えれば、合理的に説明できる。
  • サブプライムの不確実性 - 池田信夫 blog

    フェルプスがサブプライム危機についてのエッセイをWSJに寄せている:最近まで、未来は合理的に予見できると称する経済学と、リスクを合理的に管理できるという「金融工学」と、インフレ目標のような「ルール型金融政策」ががファッションだった。しかし、その種の理論は最近の大規模な危機をまったく説明できない。 1920年代には、ナイトやケインズが「不確実性」にもとづく経済学を構想した。またハイエクの理論は、フリードマンや私が考えた自然失業率の理論の先駆だった。彼は、長期的には政府は金利や失業率をコントロールできないと考えた。しかし、これはその「自然」な率が一定だということではない。 ハイエクの理論によれば、自然利子率はバブルによって上昇し、中央銀行がそれに沿って金利を上げないとインフレが起こる。これが今回、起こったことに近い。私もハイエクのを書く必要上、彼とケインズのややこしい論争(というかハイエ

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    walkinglint 2008/03/21
    > 最近の状況を考えるには、RBCとかDSGEなどの衒学的な飾りばかり多い「設計主義的合理性」の理論より、1930年代の巨匠の議論のほうが参考になる。LucasからPrescottあたりまでの理論は、あと100年ぐらいたったら、マーシャル
  • オバマ氏、米実業界の敵か味方か (2ページ目):日経ビジネスオンライン

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    walkinglint 2008/02/26
    > グールズビー氏が目指すのは、“単純明快で運用しやすい”経済政策づくりだ。オバマ氏が言うところの“アイポッド(iPod)政府”である。
  • 撤退のテクノロジー - 池田信夫 blog

    今週の「サイバーリバタリアン」のテーマは、東芝の次世代DVDからの撤退だ。新事業に参入する判断は楽だが、撤退する判断はむずかしい。特にJensenが指摘したように、1980年代以降の情報革命で、技術の陳腐化のスピードが上がったため、大企業にとっては新たにプロジェクトを起すより赤字のプロジェクトから撤退するほうが利益に貢献するようになった。 こうした撤退をうながす金融技術が企業買収だが、これを「アングロサクソン資主義は日の風土に合わない」などと否定するのはまちがいだ。1970年代までは、アメリカの企業も「総合コングロマリット」として非効率な多角化を進めていた。これを解体・再編するテクノロジーとしてLBOが登場したのである。ただ究極の圧力は最終財市場で製品が売れなくなることで、今回の東芝のように勝敗がはっきりすれば、撤退も容易になる。 いずれにせよ、撤退の判断でもっとも重要なのはスピー

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    walkinglint 2008/02/19
    > 日本は反面教師の文化財である。博物館に置かれている恐竜のようで、どういうものだったのか、なぜ絶滅したのか、ということ。
  • 後藤田正純氏の「三流消費者行政」 - 池田信夫 blog

    私は、消費者行政というのは、行政の中心を産業振興から競争政策に変えることだと思っていたが、自民党消費者問題調査会の事務局長である後藤田正純氏にとっては、規制強化のことらしい。彼はこういう:今の政治に必要なのは、行き過ぎた市場主義を是正し、健全な資主義が根付く様々な手立てを講じること。企業と消費者の関係で言えば、明らかに情報の格差がある。例えば家族が欠陥製品を購入して何らかの被害に遭った時、その製品のどこに原因があるのか、消費者は知ることはできない。これは「行き過ぎた市場主義」とは何の関係もなく、情報の非対称性とよばれるありふれた問題だ。1990年代に慶応の商学部で経済学の授業を受けた彼は、必ず習っているはずだ。それとも、彼は経済学を勉強しなかったのだろうか。力の格差もある。貸金業の問題では、カネを貸す側と借りる側では、圧倒的に借りる側の立場が弱い。論拠のはっきりしない割高な金利を押しつけ

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    walkinglint 2008/02/14
    > こんな幼稚な議論を消費者行政の責任者が公言し、消費者行政を規制強化と取り違えるとは、とんでもない話だ。後藤田氏には、「三流経済学者」を罵倒する前に『落ちこぼれでもわかる経済学』を読むことをおすすめし
  • 累進課税2.0 : 404 Blog Not Found

    2008年02月13日12:30 カテゴリTaxpayerMoney 累進課税2.0 悔しい(というのも変だ)が、同意する。 福田政権の無為と女性的資主義について (内田樹の研究室) 経済活動は個人資産が広い範囲に薄くばらけている方が活発になる。それゆえ、貧富の二極化を私は(人権的配慮よりはむしろ)穏健なる資主義者としての観点から好ましからざるものと見ているのである。そのことを、「資産家上位1%の27%が港区に居住している」一名となってからより強く実感するようになった。もっとも私の住まいは中央区なのだけど。 福田政権の無為と女性的資主義について (内田樹の研究室) アラブの王族が10億円で自家用ジェット機を買ってハワイに飛び、五つ星ホテルを借り切ってひとり宴会をすることがもたらす経済波及効果は、一万人の日人ツーリストが10万円の格安チケットでハワイツァーをした場合のそれに遠く及ばな

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    walkinglint 2008/02/13
    村なんかにばらまいたからいけないんだよな > これを防ぐ一番のやり方が、ベーシック・インカムだと今は考えている。なにしろ全員同額である。「ウチによこせ」は起こりようがない。しくみがあまりに簡単なので運営コ
  • 福田政権の無為と女性的資本主義について (内田樹の研究室)

    久しぶりのお休みなので、9時まで朝寝をする。 玄米を炊いて、納豆と卵と若布の味噌汁と昆布で朝ご飯。 洗濯をしてから、推薦入学者のレポートを読んで添削してゆく。 面白い仕事ではあるのだが、数が多いのでたいへんである。 気がつくともう昼過ぎ。 日は取材が二件あるので、あわてて部屋を片付ける。 2時からSightの取材。 お題は「福田政治の中間報告」。 どうして私のようなシロートにそのようなことを訊きにわざわざ東京からお越しになるのか、その意図がはかりしれぬが、とりあえず思いついたことをお話しする。 前にも書いたが、福田康夫は安部晋三の「暴走」にブレーキをかけるという政治史的要請に応えて登場したわけである。だから、その責務が「政治過程の停滞・政策の非決定・拱手傍観」であるのは理の当然であり、その点で福田首相はたいへんよくその負託に応えてお仕事をされているのではないかという感想を述べる。 メディ

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    walkinglint 2008/02/13
    > そして誇示型消費を抑制して、できるだけ享受型消費(現在女性たちがなされているような)に軸足を移すことである
  • 田中宇の国際ニュース解説-2008年2月6日アメリカ財政破綻への道

    2008年2月6日 田中 宇 記事の無料メール配信 アメリカのブッシュ政権は2月4日、来年度(今年10月から来年9月まで)の米連邦政府の予算を発表した。その内容は、ブッシュ政権が「隠れ多極主義」の戦略を採っていると、改めて私に感じさせるものだった。 私が感じているブッシュ政権の「隠れ多極主義」は、軍事・政治・経済というアメリカの覇権(世界支配)のすべての面に及んでいる。このうち経済面は、米政府の財政を浪費によって意図的に破綻させ、アメリカの経済覇権のシステムの中心であるドルの基軸通貨の地位を喪失させ、アメリカを世界経済の中心から外し、世界を通貨や消費地の多極状態へと誘導する戦略である。 常識的に考えると、自国を破滅させたい政府が存在するはずがないので、米政権が多極主義を採るはずがない。「田中宇は頭がおかしい」と思っている人は多い。しかし歴史的に見ると、ベトナム戦争による財政浪費の後始末で金

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    walkinglint 2008/02/07
    > マスコミもそれを大々的に「事実」であるかのように報じているが、これらは全くの茶番である。世界経済の中心である米経済が破綻に向かっているのに「裸の王様」の物語さながらに、みんなそれが見えなくなっている
  • ピーター・タスカ「日本株低迷は自業自得だ」vs町村官房長官的なもの - Economics Lovers Live

    町村官房長官が日経済のファンダメンタルズがしっかりしているのに株価低迷は謎だ、みたいな宇宙人発見のような発言をしていたようですが。 それに対して、『ニューズウィーク』2月6日号のピーター・タスカ氏の論説は、日の株価低迷やら景気後退やらは、早すぎた金融引締め(90年代の教訓まったくゼロ)、存在しない「バブル」への不必要な警戒感、「財政の健全性」にこだわり国債利回りの上昇を不必要に警戒する財務省、さらに官製不況ともいえる住宅不況や消費不安などが原因という政策の失敗を指摘。 タスカ氏は次のように皮肉たっぷりに書いています。 「「財政の健全性」にこだわる財務省の姿勢もかなり悪影響を及ぼした。日政府が当に深刻な財政危機なら、国債の利回りは現在よりも三倍高くてもいいはずだ。日は巨額の貯蓄超過をもつ国であり、自国の財政赤字はもちろん、米政府の財政赤字の多くを穴埋めするだけの余力がある。逆に貯蓄

    ピーター・タスカ「日本株低迷は自業自得だ」vs町村官房長官的なもの - Economics Lovers Live
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    walkinglint 2008/02/07
    > 日本の株価低迷やら景気後退やらは、早すぎた金融引締め(90年代の教訓まったくゼロ)、存在しない「バブル」への不必要な警戒感、「財政の健全性」にこだわり国債利回りの上昇を不必要に警戒する財務省、さらに官
  • パンフレットとしての『一般理論』 - 池田信夫 blog

    いわずとしれた経済学の古典中の古典だが、これを最後まで読んだ経済学部の学生は、100人に1人もいないだろう。まず高い。私の学生時代までは、塩野谷九十九訳の古文みたいな分厚い単行しかなく、5000円ぐらいした。その後も同じぐらいの値段の全集版(塩野谷祐一訳)しかなく、それをソフトカバーにしたバージョンが出たのは1995年。それでも3500円だ。私のような貧乏学生は、丸善から出ている500円の原著を読んだ。 東洋経済新報社は、ケインズの死後50年にわたって独占利潤を得たが、そのおかげでこの重要なが読まれずに語られた弊害は大きい。著作権がいかに「反文化的」な制度かを示す好例だ。今度やっとパブリックドメインになって岩波文庫に入ったのはめでたいが、訳が最悪なので、ちゃんと勉強する人は原著を読んだほうがいいだろう。 しかし原著で読んでも、非常にわかりにくい。教科書に書いてあるIS-LMみたいな

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    walkinglint 2008/01/25
    > 要するに『一般理論』は、そのタイトルに反して、30年代の特殊な状況に対応して「失業対策に政府が金を出せ」という処方箋を書いた政治的パンフレットなのである。ケインズ自身が、師マーシャルの追悼文で、経済学
  • 独断のまどろみ - 池田信夫 blog

    今年を振り返ってみると、私の思考の「軸」が少しずつ変わってきたような感じがする。去年までは情報産業で起こっている変化を在来の経済学の分析用具で理解しようと考え、博士論文ではできるかぎりやってみたが、それ以上は非常にむずかしいということがわかった。現在の経済学には、もともと情報の概念が入っていないからだ。「情報の経済学」と称するものも、情報が非対称で一方だけがリスク回避的だという特殊な条件のもとでの最大化問題にすぎず、ほとんど実用にはならない。 これは歴史的にいうと、20世紀はじめに社会科学が経験した「言語論的転回」を、経済学だけがいまだに経験していないということだ。すべての現象は言語化された差異の束である、とソシュールが講義したのはちょうど100年前。それを継承したヤコブゾンやレヴィ=ストロースなどが社会科学の全体像をすっかり変えてからも、経済学だけは18世紀の古典力学の世界からほとんど

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    walkinglint 2008/01/03
    > 行動経済学は、半世紀前に失敗した行動主義心理学の轍を踏むおそれもあるし、進化心理学やニューロエコノミックスは、短絡的な生物学主義になりかねない。パラダイムの転換を行なうには、こういうアドホックな