お寺でのライブや住職の手料理でゆるりとトーク。そんな若手僧侶の活動が、同世代の女性を中心に人気を集めている。思いや悩みを共感できる等身大のかっこいい存在として、僧侶が求められているようだ。 11月下旬の土曜夜。東京・銀座の画廊で、ござを敷いた床に20〜30代の3人の僧侶と、ほぼ同年代の女性ら11人が座っていた。 題して「僧職(そうしょく)男子に癒(いや)されナイト」。浅草の緑泉寺住職、青江覚峰さん(34)が豆腐のロールキャベツなどの精進料理と飲み物を振る舞い、iPadを使い親鸞の生涯と教えを解説した。震災後の気持ちを語り合える場にしようと、4月からほぼ毎月開いている。 会社員の荒木千花さん(30)は2回目の参加。「友達のように話せるのがいい。お坊さんも普通の人間だな、と感じて、勇気が出ます」。12月はクリスマスイブに開く予定だ。 東京・神谷町の光明寺では先月、オルタナティブロックなどのミュ