大学院経済学研究科の第2回FDは、初めに梅原研究科長から、教育再生実行会議第3次提言「これからの大学教育のあり方について」の概要と留学生教育をめぐる最近の状況についての説明があった。
その後、山本恒人特任教授から自身の留学生指導の経験談、本学の留学生のレベルについて、ご講話いただいた。これらを踏まえたうえで、「日本や世界の学説や方法を習得し、中国経済の分析に応用して成果をあげる。」という指導モデルケースを推奨された。また、グローバル化が進む中、留学生の受け入れや指導を充実させるためには、一流の国立大学、私立大学に習い、このことを大学自身の理念や教育目標に設定しなければ、到底実現できないと指摘された。ただ、現在、経済学部には優秀な若手教員が多数所属しているので、教員一人ひとりの教育への熱意と負担を分け合う協力体制が構築できれば、充実した留学生指導が実現できると、今後の経済学部、経済学研究科への期待を込めた温かいお言葉を いただいた。講話後、質疑応答を行い、留学生の受け容れや教育のあり方などについての認識を深めた。
[日時] 2014年3月3日 16:00~17:15
[場所] J館3階第1会議室