2014年度
東福岡が、3連覇した第91回大会(2011年度)以来3大会ぶり5回目の頂点に立った。全国高校選抜大会、全国高校7人制大会と合わせて「高校3冠」を達成。大会総得点298(5試合)で自チームの持つ大会記録を6点更新し、他校との圧倒的な実力差を示した。
東福岡は高校日本代表候補を12人抱え、うち2人が大会でメンバー落ちするほど選手層が厚い布陣だった。御所実(奈良)との決勝では57点を奪い、決勝の史上最多得点をマーク、52点差は同最大得点差となった。CTB永富ら逸材を多く擁し、個々の当たり負けしない体の強さとスタミナが際立った。3度目の準優勝となった御所実はWTB竹山晃暉が計10トライを挙げ、快足と抜群の決定力で印象を残した。
尾道が広島勢、戦後初の4強
4強勢では、尾道(広島)が準々決勝で大阪朝鮮と引き分け、抽選で初めて準決勝に進んだ。広島勢の4強入りは第25回大会(1943年)の崇徳中以来69大会ぶりで戦後初となった。伝
統のFWの強さに加え、激しいタックルが目を引き、上位の常連になる可能性を感じさせた。
学法福島、高岡第一(富山)、近大和歌山の3校が初出場。高岡第一は1回戦で近大和歌山との初出場対決を制し、花園初勝利を挙げた。一方、Aシードの国学院栃木が初戦の2回戦でノーシードの大分舞鶴に敗れる波乱。Aシードの初戦敗退は26大会ぶりだった。報徳学園(兵庫)は3回戦で大分舞鶴を破り、4大会ぶりにノーシード校としての8強入りを果たした。
東北勢は26大会ぶりに2回戦で全て敗退。「東」のAシードが初戦で姿を消し、8強中7校が西日本勢と、10年以上続く「西高東低」の傾向が顕著な大会となった。
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