鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられた新型の国産ロケット、イプシロンは打ち上げから1時間余りあとの午後3時すぎ、予定どおり、惑星を観測する衛星を切り離し、打ち上げは成功しました。
鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられた新型の国産ロケット、イプシロンは打ち上げから1時間余りあとの午後3時すぎ、予定どおり、惑星を観測する衛星を切り離し、打ち上げは成功しました。
2010年4月20日、前原誠司宇宙開発相の私的懇談会「今後の宇宙政策の在り方に関する有識者会議」が宇宙庁の設立を含む提言書を出したという。宇宙庁といえば、筆者も本連載でたびたび指摘してきた事項だ。おおいに賛同できる提言もあるが、見逃せない部分もある。私見を付言しつつ報告書の詳細を見ていきたい。 国内宇宙機器事業撤退の多さが問題意識 有識者会議が抱く問題意識の出発点は、わが国の宇宙産業にみられる衰退傾向だ。国内宇宙機器産業については、就業人口が減少しつつあり、撤退社数の累計も過去8年間で54社を数えており、現在の国の投資額(2500億円程度)では宇宙産業は維持できていない。この結果、ロケット・衛星・地上系において製造や入手が不可能となるとみられる部品までも生じ始めている。 これまでの連載でも指摘してきたが、国内企業撤退の最大の責任はJAXAにある。第一に、JAXAの設置が国内産業育成プランと
調査, 執筆:横山雅司. 山本弘, 寺薗淳也, 本城達也 巷では「アポロは月に行ってない」とする、いわゆるアポロ陰謀論を信じる人が後を絶たない。その理由のひとつとしては、そもそもアポロ陰謀論を信じている人々に共通の特徴として、「宇宙開発や宇宙船、月に関する正しい知識の欠如」があげられる。月面が無重力だと思っていたり、宇宙服が薄い布とガラスのヘルメットだと思っていたり、アポロの乗組員が次々に謎の怪死を遂げたと思っていたり、誤った知識を持ってしまっている人たちが多い。 そこで、ここではまず正しい知識を身につけるために、基礎となる宇宙船や宇宙開発について解説を行い、その後、個別の事例についてはFAQで詳しく解説することにする。 基礎として知っておきたいこと そもそもの始まり ロケットとは何か? ロケットの仕事 アポロ計画の宇宙船 月着陸船 月面車 宇宙服 アポロ計画の一連の流れ 写真や映像に関す
魚の目:魚住 昭 責任総編集 ウェブマガジン魚住 昭 責任総編集 ウェブマガジン 魚の目は、小さくても、痛いし、根が深くて、しつこいです。「魚の目」は、身に 覚えのある人にとっては痛い、そうじゃない人にとっては痛快な雑誌をめざしています。ご愛読ください。
巨大な爆弾とロケット群 〜実際に考案された『アルマゲドン』案〜 【2000年7月14日 FLORIDA TODAY Space Online (2000/7/4)】 近年、ハリウッドはキラー天体(地球への衝突コースを持つ小惑星や彗星)を題材にした映画で観客をゾクゾクさせてきた。油田掘削家のブルース・ウィリスが人類に恐竜と同じ道を歩ませまいと奮闘するという不条理映画『アルマゲドン』が代表的だ。 だが、30年以上前、ずっと現実的なキラー天体対策案がマサチューセッツ工科大学(MIT)のエンジニアの卵たちによって考案されていた。彼らの案は、6基のサターン-5型ロケットと、いくつかの巨大爆弾を使用するものだった。 19年周期で、大型小惑星「イカルス」が地球の近くを通過する。多くの場合、600万km以内にまで接近する。天文学的に見れば、これはごく至近距離だ。「イカルス」は最も最近では1997年に地球に
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