「有害情報に関する特別世論調査」の結果が内閣府から公表されました。 http://www8.cao.go.jp/survey/tokubetu/tindex-h19.html そこで、世論調査と同じ質問をここでもしてみたいと思います。
川島国喜さん*6 (メロンブックス) 普通の本屋で売っている商業誌、それに対する同人誌という個人出版的なものを取り扱うに当たって、どのような感じで18禁的なものに対応していくのかということですが、弊社の基準では、明確な基準としては、性器描写に関してぼかしや修正が入っていれば基本的にはOKということで対応させて頂いております。「こういう場合はこうする」的なものは、ノウハウとしてきちっとガイドラインとして10項目くらい設けておりまして、作品が来た段階でガイドラインに照らし合わせて、18禁、一般に分けさせていただいています。 武川さんがおっしゃってましたが、印刷会社で18禁に関してはきちっと対応してらしてまして、書店では対応済みのものが入荷してくることになるので、記憶の中では今まで大きな問題になったことはないです。ですがそういう現状に甘んじることなく、同人誌を発信していく書店として、今後も社会の
第1部「今、どうなっているのか?~現場からの発言~」 第1部では同人誌即売会(いわゆる「イベント」)の主催者、同人誌の注文を受けている印刷業者、同人誌を常設店舗で販売している書店から担当者が集まり、現状について報告した。議論に先立ち、出席者がそれぞれの立場から現在の対応などを話した。 武川優さん*4 (日本同人誌印刷業組合) 日本同人誌印刷業組合には全国で29社参加しています。コピー誌を除くオフセット印刷などの同人誌の製造量のうち、組合が占めている量というのは80~85%だと思います。 印刷所と(表現の)修正ということですが、コピー誌は別として、同人誌は印刷所を通過しないと陽の目を見ない存在であると。誤解を恐れずに言えば、われわれの修正基準をクリアしなければ発行されないことになるわけですね。「花のお江戸に出たければ、箱根の関所を通らなければいけない」ということになるわけで、それだけ重い位置
議論の推移なんですけども、最初は携帯電話の話がメインでした。要するに子どもが勝手にアクセスをして、いわゆる有害なものにアクセスできるのはイカンではないかということで、この部分についての議論がずっとあり、9月の段階で中間報告が出まして、これが携帯電話に関してフィルタリングをし、有害な情報は見せないようにするという提言が出ました。 これを受けて東京都などがフィルタリングサービスの普及に関する説明会を行ったりとか、総務省が携帯電話事業者を呼んで、フィルタリングサービスについて親の意思確認をしなさいと、そうしないとインターネットサービスを受け付けないようにしなさいという話になりまして、そんな形でいま対応が進んでいます。 議論の後半はゲーム、漫画になっていきます。第6回が10月に行われまして、この時はゲームの話が中心で、コンピュータソフトウェア倫理機構(ソフ倫)の方が呼ばれて、その話をしたと。その中
警察庁「バーチャル社会のもたらす弊害から子供を守る研究会」(以下、「研究会」)が昨年12月にまとめた最終報告書では、「同人誌等の即売会についても、イベントの主催者に対し、子どもを性行為等の対象とするコミック等を18歳未満の者に売らないための対策の強化を求めていくべきである」と明記された。漫画同人誌の性表現について直ちに法規制を求める内容ではないが、警察の報告書に同人誌が取り上げられること自体が異例とされる。 非常設の即売会に足を運ばなければ入手できなかった同人誌だが、専門書店やネット通販の発達で比較的容易に購入できるようになるなど、同人誌が一般に浸透しつつある現状が報告の背景にあると指摘されている。シンポジウムは、即売会や印刷業者らの団体が主催。同人誌とその表現の現状を見直し、今後も同人誌ならではの自由闊達な表現を守るためにどうすべきか、同人誌の現場の関係者や有識者が集まって話し合った。
武田圭史さん*9 (赤ブーブー通信社) コミックシティは女性向けに強いイベントなので、必然的にチェックの対象も女性がほとんどということになるんですが、女性向けは男性向けに比べて、特に「わいせつ物」というものの判断に対して「対岸の火事」、自分たちとは直接関係ないと思ってる節があります。 この5年くらいはアピールはしてきたつもりなんですが、おととしの秋くらいにあることに気が付いたんですけど、どうも18禁の表示が表紙にされていないような気がするんですね。しばらく様子を見ていて去年前半、とあるシティの時に実際に18禁表示してますかと、サークルの間をうろうろと周ってみたんですね。2ブロックくらい周ったところで疲れ果てたんですけど(笑)、それくらい、もう目に見えて18禁の表示をしているサークルの数が減っている。 18禁表示というのは、成人指定であるとかR18であるとかアダルトオンリーであるとか……を表
同人誌即売会の主催者らで構成される「同人誌と表現を考える会」は都内で19日、「同人誌と表現を考えるシンポジウム」を開催した。マンガ評論家や印刷業者、表現をめぐる裁判の弁護人、専門書店の関係者など13名がパネリストとして参加。インターネットの普及によって変貌しつつある同人誌の現状と、その性表現のあり方について議論した。 ● 警察庁の諮問機関の報告書に「同人誌」の文字 シンポジウムを開催する契機の1つに、携帯電話やインターネットがもたらす弊害について検討していた警察庁の諮問機関「バーチャル社会のもたらす弊害から子どもを守る研究会」が、2006年12月に発表した最終報告書内で同人誌に言及したことがある。 報告書では18歳未満の児童を性行為対象としたアニメやゲーム、漫画全般に関する表現の自主規制を促す一方、一部のオンライン通販サイトが年齢認証を設けずに成人向け漫画を販売していることなどを新たな問題
「同人誌と表現を考えるシンポジウム(◆)」に出るための自分用メモ。 批判的意見から覗く、同人誌の問題点 同人誌しかり漫画・ゲーム等に対する批判的な意見を聞くと、それら意見には幾つかのパターンがあることが良く分かる。例えば性表現や暴力表現など、現実に実行しちゃったら警察のお世話になるような表現に関しては、大きく分けて『教育的悪影響』『精神的悪影響』『社会的悪影響』がある模様。まずはそれらをまとめてみる。 教育的悪影響 いわゆる『知識を持たない子供に誤った知識を与えうることは悪である』という考えで、正しい知識を持った成人に対しては悪影響は少ないが知識に乏しい子供には悪影響があるという考えらしい。この悪影響の回避方法は、教育の充実(特に肉親からの情操教育・性教育)と、レーティング(つまり年齢制限いわゆる18禁)の徹底。 レーティングに関しては徹底されつつあり、商業ゲームに関して CERO やソフ
Page not found ご指定のファイルが見つかりませんでした 30秒後にトップページへ移動します
2025-07 « 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 » 拍手をぽちりとくださる、サタデーフィーバーゾンビの皆さまありがとうございます。 「同人誌と表現を考えるシンポジウム」に行ってきました。 同人誌のもつ最大の魅力である「表現の多様性」と「グレーゾーン」、「個と個」、「あいまい」が生み出した独特の文化で問題視されてきている「性的表現」への対応とこれからの取り組み方、について…というのが内容でした。 感性、モラル、表現の自由と目に見えない場所に触れざるをえない問題だけに四角四面で片付けてはいけないものです。現状での取り組みとして、サークル、印刷所、イベント主催者、取次書店の双方向(この場合は四方向かな?)の密なコミュニケーションにより、いわゆる「わいせつ」「成人指定」の無節操な流出は防ぐことがかなり高い確率で出来てい
「ウェブリブログ」は 2023年1月31日 をもちましてサービス提供を終了いたしました。 2004年3月のサービス開始より19年近くもの間、沢山の皆さまにご愛用いただきましたことを心よりお礼申し上げます。今後とも、BIGLOBEをご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ※引っ越し先ブログへのリダイレクトサービスは2024年1月31日で終了いたしました。 BIGLOBEのサービス一覧
久々の更新。TBにも参加しなかったのは5月病の表れか・・・。 ほんの気まぐれでコミケのHPを閲覧したらこのイベント情報に遭遇。参加予約不要、入場無料ということで日時と場所を確認。場所は池袋駅東口下車徒歩5分にある「みらい座いけぶくろ」に13:30〜。 というわけで2chでスレ確認して何となくイメージを膨らませつつ、いつも通りに単独突入しました。 私が現場に着いたとき、会場内はすでに満員御礼でスタートからそのイメージが覆されました。余程関心を持った良識人か、あるいは単なる祭り好きか、どちらでも良いけど要はそれだけ注目を集めているということだけは分かりました。 昨年、警察が公に「同人」に対して規制や罰則を設けようと動き始めた事で、イベント主催や同人作家たちがその生命の危機に立たされています。規制の対象は商業誌と同人、及び二次創作物の性描写による表現。これが「児童ポルノ禁止法」、「刑法1
2007年05月19日 「同人誌と表現を考えるシンポジウム」(池袋にて) テーマ:ザ・同人ライフ(847) カテゴリ:同人誌 「同人誌と表現を考えるシンポジウム」の観覧に行ってきました。 シンポジウムの詳細は、あちこちのブログにレポートが載ると思うので、あくまで感想を。 こことか こんなとこも まだイッパイあると思う。 池袋の構内では、そんな気配などほとんど無かったのに、会場近くの公園までたどり着くと、ちらりほらりとそんな感じの若者が。まだ半分ほどの入場状態でしたが、あっという間に会場は満員御礼に。二階も解放していましたが、立ち見の人も居た模様。 盛況で良かったぁ。これだけの人々が、この問題について興味があり、考えているのだと言うことを、世間に対してアピールするチャンスなのですから、できる限り盛り上がって欲しかったのです。 テーマは基本的に成人指定表現について、です。最も隙ができやすい場所
ちょっと内容書き出してみます。一部間違ってメモしてたかも。間違ってたら失礼。 公開するのが不味かったら言ってください。削除しますゆえ。 なお、来場者の構成はサークル50% スタッフ10% 一般参加者50% その他10%らしいです 第1部:今、どうなっているのか? 〜現場からの発言〜 印刷所、即売会準備会、委託店の中の人が集まっての談義でした。各人とも自分の団体における性表現の自主規制がどのようになっているかの説明がメインでした。 自主規制全般について サークル・印刷所・即売会or委託店の多重チェック体制が整っている 問題があれば、どこかに引っかかるように 昔の反省が生かされて無い点も多い ちゃんと考え、伝えていかなければならない 自主規制団体を作れば警察は安心するけど、それは同人誌には相応しくない 今後ともこういう話し合いの場を持っていきたい 印刷所の自主規制 印刷所は、独自に自主規制体制
今年3月末にロフトプラスワンのイベント「エロマンガ・スタディーズVol.1」に行った話を書きましたが、その際最後に告知された「同人誌と表現を考えるシンポジウム」に、当初予定していた所用が流れたりして時間が空いたもので行ってきました。 このイベントの趣旨が如何なるものか、上掲リンク先より引用しておきます。 昨年4月警察庁生活安全局の諮問機関として「バーチャル社会のもたらす弊害からこどもを守る研究会」が作られ、携帯電話のフィルタリング、ゲーム・まんがの「有害性」について、様々な議論が行われました。そして、昨年12月に公表された、本研究会の最終報告書においては、様々なメディアと共に同人誌及び同人誌即売会が取り上げられるということになりました。このような公的機関の報告書に「同人誌」が取り上げられるのは、極めて異例のことです。 こうした状況の背景には、近年、書店販売やネット通販の普及により、これまで
本日はこの色でクソ真面目なことを語るという、いつも以上に意味不明なことを。「同人誌と表現を考えるシンポジウム」なるものに参加したので、その感想・意見などを述べます。 私は一応「同人誌作家」である。いや、確かに活動休止して長いんだけどさあ。だからこのシンポジウムに参加した…ワケではない。仕事で「(法律関係の)シンポジウムをググれ!」って指令を受け、検索結果と格闘してた関係上、何となく私もシンポジウムなるものに顔を出したくなっただけ(笑)。ま、参加する意義と意味はあるんだけどね。 こんなシンポジウムが開かれたきっかけは、昨年「バーチャル社会のもたらす弊害から子供を守る研究会」なるものが開かれ、そこの最終報告書に堂々と「同人誌」について書かれたから。いやあ、同人誌も社会的に認知されたものだなあ…で片付けるわけにはいきませんね。ヤバいじゃん。 この最終報告書、お上が作成させたモノには珍しく?「法的
昨日は「同人誌と表現を考えるシンポジウム」に参加してきました。 表現をわいせつとして置き、それに対する判断・規制についてパネラーの方々がそれぞれの立場から発言するといった構成でしたが、実際の現場で諸問題に触れている方々の発言を生で聞けたのは大変貴重でした。 同人誌のわいせつに対する規制は商業誌のそれよりもハードルが高い、といった事は知識としてはある程度把握していたつもりですが、それぞれ異なる立場から同人誌に携わっている方々による現状の説明は足並みが揃っていたので、改めてその事実を確認できた次第です。 とはいえ同人誌におけるわいせつ表現とその扱いへの言及にのみ留まってしまい、二次創作に対する著作権等の規制に関する問題には踏み込まなかったのはやや残念でした。時間の都合上、仕方がなかったんでしょうが…。そういった意味合いも含め、このような機会はこれからもできるだけ多く設けていただきたいですね。先
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く