Webサイトへユーザーを誘導する方法が,少し変化してきています。少し前までは,効果的な広告や検索エンジン対策のような手法の洗練(あるいは効率化)という考え方が主流だったと思います。しかし,もう一度立ち返って,Webサイトそのものの魅力とはなんだろうかという,原点回帰的な考え方が少し頭を持ち上げてきたように感じます。 Web 1.0的なユーザーの動き いわゆる「Web 2.0」以前は,ユーザーがWebサイトを閲覧する行動パターンも,ユーザーをWebサイトへ誘導する手法も,比較的単純なものだったと言えます。ユーザーは,星の数ほどあるWebサイトの中から有名なWebサイトを中心に探していたと言えるでしょう。大手のWebサイトや有名サイトのほうが,いろいろと機能がそろっていたとも言えます。 つまり,ユーザーの行動は「知る」から「行ってみる」,そして「体験する」が中心でした。ユーザー同士の交流がまだ