[東京/ソウル 24日 ロイター] 東芝6502.Tは24日、半導体のシステムLSI(大規模集積回路)事業を再編すると発表した。2011年度からシステムLSIの最先端品の製造を、韓国のサムスン電子005930.KSなどに委託する。 また同日、ソニー6758.Tとは、長崎県に保有する半導体の生産設備を売却することで基本合意した。10年度内の正式契約、11年度初めの譲渡を目指す。 東芝は11年1月1日付で、システムLSI事業の構造改革として、先端システム・オン・チップ(SoC)を中心とする「ロジックLSI事業部」と汎用品の「アナログ・イメージングIC事業部」の2つの事業部に再編する。 ロジックLSI事業部では、11年度から40ナノ(ナノ=10億分の1)メートル製品など先端製品の製造を外部に委託する。半導体回路の微細化によって半導体の製造工場を建設するには数千億円規模の設備投資が必要になっている