全国のデパートの外国人観光客向けの売り上げは、中国経済の減速などを背景に、先月は去年の同じ月を9%余り下回って3年3か月ぶりに減少に転じ、デパートの売り上げの支えとなってきた「爆買い」が曲がり角を迎えています。 買い物をした客の数はおよそ26万人と去年の同じ月より7.8%増えた一方で、1人当たりの買い物額はおよそ6万8000円となり、15.9%の大幅な減少になりました。 これについて、日本百貨店協会は、中国経済の減速や円高の影響に加えて、中国政府が海外で購入した商品を国内に持ち帰る際の関税を引き上げたことが影響しているとしています。 また、売り上げを品目別にみますと、有名ブランドのバッグや宝飾品などの「一般物品」が22.5%減少した一方、価格が比較的安い化粧品や食品などの「消耗品」は56.1%増加しています。 これについて、日本百貨店協会は「日本を訪れたことのあるリピーターや、若い世代が増