パナソニックの研究施設を視察したこともあり、選んだのはパナホーム。昨年末の総選挙では選挙区で敗北し、比例区で復活した(撮影/鶴崎燃)この記事の写真をすべて見る 屋根には太陽パネル。数年前、省エネ問題に詳しい小宮山宏・元東京大学総長の省エネ住宅を訪れて驚き、意識が変わったという(撮影/鶴崎燃) 借家暮らしだった元首相が最先端の省エネ住宅を建てた。 ソーラー発電ができる太陽光パネルなどを備える。 原発問題に取り組む政治家としての「思い」や「仕掛け」が詰まっている。 菅直人元首相(66)は2月、東京都三鷹市下連雀の省エネ住宅に引っ越した。実母が住んでいたが、築後半世紀近くがたち老朽化していたため、取り壊して新築した。 屋根の太陽光パネル(5・76キロワット)で発電する。都市ガスを使う燃料電池「エネファーム」も備える。 「エネファームは原発よりエネルギー効率が高いんだ」 と菅さん。地中の熱や雨水も