郊外の道を流していると結構な頻度で目にする、警告色で染め抜かれた聖書の言葉たち。この「キリスト看板」は誰がどんな理由で、どうやって貼っているのか? その一団に同行して、看板設置の瞬間を見届けた。(北林慎也) 【写真】古い看板が剥がされ、新たに貼られる一部始終…その間、わずか数分! 意識しながらちょっと田舎道を行くと、至るところで出くわすキリスト看板。 これらを貼り続けているのが、宮城県丸森町に本部がある「聖書配布協力会」だ。 集団生活するコアメンバーを中心に、「神の御言葉」を世に伝える「伝道活動」を続ける。 その活動は大きく分けて四つ。聖書を要約した冊子のポスティングと小中学校前での配布、プラカードや拡声器による街宣、そして聖書から引用した言葉の看板の設置だ。 キリスト看板は、この産物として各地で貼られ続けている。 活動は都道府県単位。20人ほどの活動隊がキャンピングカーに分乗し、何カ月も