金沢の中国料理店「菜香樓(さいこうろう)」(金沢市西念、TEL 076-265-8668)が昨年12月、「エチゼンクラゲ」を活用したメニューを開発し注目を集めている。(金沢経済新聞) 【関連画像】 エチゼンクラゲを使った前菜 日本海を中心に大量発生するエチゼンクラゲは、定置網にかかった魚を毒で傷めるなど、漁獲量減少や定置網破損の被害を与えている。同店では、漁業関係者を悩ませる「厄介者」の特性を生かし食材として活用するため、七尾市で定置網漁を営む会社「鹿渡島定置」と協力し開発を進めてきた。 直径1メートル以上ある大型のエチゼンクラゲの食べやすい個所を使い、塩とミョウバンに数週間漬け込む作業を繰り返し徐々に水分を抜くことで、クラゲ独特のコリコリとした食感を持つオリジナルの「能登太陽くらげ」を誕生させた。 「医食同源」をベースにヘルシー料理を手がける同店では、コラーゲンが豊富で低カロリー