カート・ヴォネガットが亡くなったのは2007年だから、もう14年になる。彼の死後、本格的な評伝『人生なんて、そんなものさ』が出たが、彼のかなりダークな面も描かれており、一部の遺族から内容に異議が唱えられている(参考:荒野に向かって、吼えない…)。 彼の伝記映画って作られていないのかと思ったら、Kurt Vonnegut: Unstuck in Time というカート・ヴォネガットのドキュメンタリー映画が作られているのを知る。 公式サイトによると、この映画の制作は以下のようにして始まったそうな。 1982年、ある若き映画製作者が、彼の文学上のアイドルに、彼の人生と業績についてのドキュメンタリーを提案する手紙を書いた。カート・ヴォネガットはすぐにロバート・ウェイドに会い、ドキュメンタリーの制作を許可した。ウェイドは必要な資金調達に数か月かかるが、映画はその年のうちに完成できるだろうと考えていた