2016年に現在の会社を創立して独立した時、対外的に自分の職種を説明するのに「ITコンサルタントです」と名乗っていました。開発を生業にしているわけではないので、ITエンジニアではない。業種を問わず、事業会社様が欲しいITを手に入れる支援をするので、コンサルタントが最も守備範囲の広い言葉でした。 ですが、皆さんもお気づきかと思いますが、「コンサルタント」という言葉はとても伝わりにくい言葉です。何をどう改善してどんな価値を提供することができるのか、一言で言えないためです。そのギャップに自分も苦しんでいました。でも、他に言葉を見つけられなかった。 「要件定義ってなんなの?」ITコンサルタントという肩書きをやめようと思ったのが、独立した旨を身内の集まりで伝えた時に言われたこの一言です。 要件定義とは欲しいITシステムの要件を決めることで〜と言っても、要件という言葉が完全に業界・専門用語になっている